手汗が止まらない原因と対策!知恵袋でよくある疑問に回答
「手汗がひどくて困っている…」
「手のひらの汗をどうやって止めればいいの?」
このような悩みは、Yahoo!知恵袋などのQ&Aサイトでも多く投稿されています。
例えば
・手汗が止まらないのは病気ですか?
・手汗はどうすればすぐ止められますか?
・手汗は市販薬で治りますか?
・手汗は皮膚科に行くべきですか?
といった質問を見かけたことがある人も多いのではないでしょうか。
手のひらに大量の汗が出る症状は、「手掌多汗症(しゅしょうたかんしょう)」と呼ばれ、体質や自律神経の働きなどが関係していると考えられています。
症状の程度によっては、セルフケアだけでなく医療機関での治療が検討されることもあります。
この記事では、Yahoo!知恵袋などでよく見られる手汗に関する質問をもとに、
・手汗が出る原因
・手汗を止める方法
・市販薬や対策グッズ
・皮膚科で行われる治療
などについて、皮膚科の視点からわかりやすく解説します。
「手汗をどうにかしたい」と感じている方は、ぜひ参考にしてみてください。
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手汗がひどいのですが、どうすれば止められますか?
手汗が多くて困っているという悩みは、Yahoo!知恵袋などでもよく見られます。
Yahoo!知恵袋での質問例
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・手汗がひどい女子って わたしはずっとむかしから手汗がひどいです。 滴り落ちるく... |
「自由に絵が描けない」「スマホやマウスが滑る」「人とハイタッチするのが恥ずかしい」など、手のひらの汗は日常生活のさまざまな場面に影響することがあります。
手汗は緊張やストレスによって一時的に増えることもありますが、体質として汗が多い場合には 手掌多汗症(しゅしょうたかんしょう)の可能性もあります。
まずは原因を理解し、セルフケアで改善できるのか、それとも治療が必要なのかを判断することが大切です。
手汗を止める基本的な対策
軽度の手汗であれば、日常生活の工夫によって症状を軽減できる場合もあります。
次のような基本的な対策を試してみるとよいでしょう。
制汗剤やクリームを使用する
手汗対策として、制汗剤や手汗専用クリームを使う方法があります。
汗腺の働きを抑える成分が含まれているものもあり、発汗を抑える効果が期待できます。
手汗対策グッズを利用する
吸湿性の高いハンカチや手袋、滑り止め付きのグッズなどを使うことで、手汗による不快感を軽減できることがあります。
特にゲームやパソコン作業などで手汗に悩む人には役立つことがあります。
緊張を和らげる工夫をする
手汗は精神的な緊張によって増えることが多いため、深呼吸やリラックス法を取り入れることで発汗が軽減することもあります。
これらの方法は一時的な対策になることが多く、症状が強い場合には十分な効果が得られないこともあります。
症状が強い場合は治療も検討
手汗が日常生活に大きな影響を与えている場合には、医療機関での治療が検討されることがあります。
皮膚科では、手掌多汗症に対して次のような治療が行われることがあります。
・塩化アルミニウムなどの外用薬
・抗コリン薬による治療
・イオントフォレーシス
・ボトックス注射
重症例では、保存的治療で十分な改善が得られない場合に、外科的治療として交感神経遮断術が検討されることもあります。
症状の程度によって適した治療法は異なるため、医師の診察を受けて相談することが重要です。
手汗は体質だから仕方ないと思われがちですが、現在ではさまざまな治療方法があり、症状の改善が期待できます。
手汗が気になる場合は、一人で悩まず医療機関に相談することも検討してみるとよいでしょう。
手汗は市販薬やクリームで止められますか?
手汗に悩んでいる人の中には、「まずは市販薬やクリームで対策したい」と考える人も多いでしょう。実際、ドラッグストアなどでは手汗対策として使える制汗剤やクリームが販売されています(エナビス、テノミカタ、デオダブルマックス ハンディなど)。
Yahoo!知恵袋での質問例
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・手汗がすごいんですけど、良い汗止めクリームなど知ってるかた教えてください |
これらの製品は、汗腺の働きを抑えたり、汗の分泌を一時的に減らしたりすることで、手汗による不快感を軽減することを目的としています。軽度の手汗であれば、市販の制汗剤やクリームによって症状が改善する場合もあります。
ただし、手汗の原因が 手掌多汗症などの体質的なものの場合、市販薬だけでは十分な効果が得られないこともあります。症状の程度によっては、医療機関での治療が必要になります。
制汗剤や手汗クリームの効果
市販の手汗対策としてよく使われるのが、制汗剤や手汗専用クリームです。これらの製品には、汗腺の働きを抑える成分や、皮膚表面の汗を吸収する成分などが含まれています。
主な働きとしては次のようなものがあります。
・汗腺の出口を収縮させる
・汗の分泌を一時的に抑える
・手のひらの湿り気を軽減する
軽い手汗であれば、これらの製品を使うことで不快感が改善することもあります。また、仕事や勉強、ゲームなどで手汗が気になる場面の前に使用することで、手のひらの滑りを防ぎやすくなります。
ただし、市販の制汗剤は主に ワキ用を想定して作られているものが多く、手汗には効果が弱い場合もあります。
塩化アルミニウム外用薬
手汗の対策としてよく知られている成分の一つが 塩化アルミニウムです。
塩化アルミニウムは多汗症の治療でも使用される成分で、汗腺の出口を一時的に塞ぐことで発汗を抑える働きがあります。
仕組みとしては、皮膚の表面で汗と反応して角質と結合し、汗管の出口を物理的に閉じることで汗の分泌を減らすと考えられています。
多汗症の治療では、医療機関で処方される高濃度の塩化アルミニウム外用薬が使われることがあります。
市販の制汗剤にも同様の成分が含まれている場合がありますが、濃度が低いため、症状が強い場合には十分な効果が得られないこともあります。
また、塩化アルミニウムは
・皮膚の刺激
・かゆみ
・赤み
などが出ることもあるため、使用方法には注意が必要です。
市販薬で改善しない場合
市販の制汗剤やクリームを使用しても手汗が改善しない場合は、手掌多汗症の可能性があります。特に次のような場合は、医療機関で相談してください。
・手のひらが常に湿っている
・紙やノートが濡れるほど汗が出る
・日常生活に支障がある
・市販の制汗剤で効果が感じられない
皮膚科では、手汗に対して次のような治療が行われることがあります。
・医療用外用薬(塩化アルミニウム、アポハイドローションなど)
・抗コリン薬(プロ・バンサインなど)
・イオントフォレーシス
・ボトックス注射
症状の程度や生活への影響によって適した治療法は異なるため、専門医に相談しながら治療方法を検討することが大切です。
手汗で恋愛に悩んでいる人へ、よくある不安と対策
手汗に悩んでいる人の中には、「恋愛に影響するのではないか」と不安に感じている人も少なくありません。
Yahoo!知恵袋での質問例
といった質問が多く見られます。
手汗は本人にとって大きなコンプレックスになりやすいものですが、実際には対策や治療によって改善できる場合もあります。
ここでは、恋愛と手汗に関するよくある不安について解説します。
手汗がひどいと恋愛は不利ですか?
手汗が多いことを理由に「恋愛に不利なのでは」と感じてしまう人もいますが、必ずしもそうとは限りません。
手汗は
・緊張しやすい
・感情が高まりやすい
といった自律神経の反応によって起こることが多く、決して珍しいものではありません。
実際には、手汗だけで恋愛関係がうまくいかなくなるケースは多くありません。
しかし、本人が強いコンプレックスを感じていると、恋愛に対して消極的になってしまうこともあります。
手汗の悩みを軽くするためには、まず「自分だけではない」ということを知ることも大切です。
手汗があると手をつなぐのは難しいですか?
恋愛で手汗が特に気になる場面として多いのが 「手をつなぐとき」です。
手のひらは緊張すると汗が出やすい部位のため、デートなどでドキドキしていると、普段より手汗が増えることがあります。
対策としては、次のような方法があります。
・デート前にハンカチやティッシュで手を拭く
・手汗対策の制汗クリームを使用する
・深呼吸などで緊張を和らげる
また、手汗は緊張が原因で一時的に増えることも多いため、時間が経つにつれて落ち着く場合もあります。
デート中の手汗をどうやって隠せばいいですか?
デート中に手汗が気になる場合は、いくつかの工夫で目立ちにくくすることができます。
例えば
ハンカチを持っておく
トイレに行ったときなどに手を拭くことで、手のひらの湿り気を軽減できます。
制汗剤や手汗クリームを使う
デート前に手のひらに塗ることで、汗を抑える効果が期待できる場合があります。
緊張を和らげる
深呼吸をしたり、リラックスすることで手汗が減ることもあります。
ただし、これらの方法は一時的な対策になることが多いため、手汗が非常に多い場合には別の対策が必要になることもあります。
手汗は治療で改善できますか?
手汗は体質だから仕方ないと思われがちですが、手掌多汗症と呼ばれる状態の場合、治療によって改善することがあります。
皮膚科では、次のような治療が行われることがあります。
・塩化アルミニウム外用薬
・抗コリン薬
・イオントフォレーシス
・ボトックス注射
重症例では、保存的治療で十分な改善が得られない場合に、外科的治療として交感神経遮断術が検討されることもあります。
症状の程度によって適した治療方法は異なるため、手汗が日常生活や恋愛に大きな影響を与えている場合は、医療機関で相談することも一つの選択肢です。
手汗の悩みは決して珍しいものではありません。
適切な対策や治療を検討することで、生活の質を改善できる可能性があります。
手汗は皮膚科で治療できますか?
手汗が多いと、「病院に行くほどではないのでは」「どの診療科を受診すればよいのか分からない」と悩む人も少なくありません。しかし、手のひらの汗が日常生活に影響するほど多い場合、医療機関で治療できる可能性があります。
Yahoo!知恵袋での質問例
手のひらに過剰な汗が出る状態は、「手掌多汗症(しゅしょうたかんしょう)」と呼ばれることがあり、皮膚科などで診断・治療が行われます。症状の程度や生活への影響を確認しながら、外用薬などの治療法を検討することが一般的です。
手汗は何科を受診する?
手汗の症状が気になる場合、基本的には 皮膚科を受診することが多いとされています。
皮膚科では、発汗の状態や症状の程度を確認し、多汗症の可能性があるかどうかを判断します。
また、最近ではオンライン診療で多汗症について相談できる医療サービスもあり、通院が難しい場合でも医師の診察を受けることができます。
手掌多汗症の診断(HDSS)
手掌多汗症の診断では、症状の重さを評価するために「HDSS(Hyperhidrosis Disease Severity Scale)」という指標が使われることがあります。
HDSSは、発汗が日常生活にどの程度影響しているかを 4段階で評価する方法です。
HDSSスコア |
症状の程度 |
1 |
発汗は気にならず生活に影響しない |
2 |
発汗は気になるが我慢できる |
3 |
発汗が生活にしばしば支障を与える |
4 |
発汗が耐えがたいほど強い |
HDSSが3以上の場合は中等症〜重症の多汗症と考えられ、治療が検討されることがあります。
このように、症状の程度に応じて治療方針が決められます。
皮膚科で行われる治療
手掌多汗症と診断された場合、症状の程度に応じてさまざまな治療方法が検討されます。
主な治療法としては次のようなものがあります。
外用薬(塩化アルミニウム、アポハイドローションなど)
汗腺の出口を一時的に塞ぐことで、汗の分泌を抑える治療です。多汗症治療の基本的な方法として使われることがあります。
抗コリン薬
汗の分泌をコントロールする神経の働きを抑える薬で、内服薬や外用薬として使用されることがあります。「プロ・バンサイン」などがあります。
イオントフォレーシス
水中で微弱な電流を流すことで汗腺の働きを抑える治療法で、手掌多汗症や足底多汗症に用いられることがあります。
ボトックス注射
神経からの信号を抑えることで汗の分泌を減らす治療で、重度の多汗症に対して行われる場合があります。
このように、手汗の治療には複数の方法があり、症状の程度や生活への影響に応じて治療が選択されます。手汗が気になる場合は、皮膚科で相談することで適切な対策や治療方法を検討できます。
手汗はオンライン診療でも相談できますか?
近年は、手汗などの多汗症について オンライン診療で相談できる医療サービスも増えています。
オンライン診療とは、スマートフォンやパソコンを使って医師の診察を受ける医療サービスのことで、自宅などから受診できるのが特徴です。
手汗は人に相談しにくい悩みと感じる人も多いため、通院せずに相談できるオンライン診療を利用する人も増えています。症状や生活への影響を医師に伝えることで、必要に応じて治療方法について説明を受けたり、薬の処方が検討されることもあります。
多汗症のオンライン診療
オンライン診療では、次のような流れで診察が行われることが一般的です。
①予約を行う
②スマートフォンやパソコンで医師の診察を受ける
③症状について相談する
④必要に応じて薬が処方される
多汗症の場合、医師の判断によって 外用薬や内服薬などの治療が検討されることがあります。処方された薬が自宅に配送されることもありますが、医療機関や薬の種類によっては配送されない場合もあります。
オンライン診療は、忙しくて通院する時間が取りにくい人や、できるだけ人に知られずに相談したい人にとって利用しやすい選択肢の一つです。
通院との違い
オンライン診療と通院には、それぞれ特徴があります。
オンライン診療の主な特徴
・自宅から診察を受けられる
・待ち時間が少ないことが多い
・通院の負担が少ない
医療機関での通院には次のようなメリットがあります。
・医師が直接皮膚の状態を確認できる
・必要に応じて検査ができる
・注射や機器を使った治療を受けられる
そのため、症状の程度や希望する治療内容によって、オンライン診療と通院を使い分けることが大切です。
手汗の止め方まとめ
手汗に悩んでいる人は少なくありませんが、症状の原因や程度によってさまざまな対策や治療方法があります。
例えば、軽い手汗であれば
・制汗剤や手汗クリーム
・ハンカチなどの対策グッズ
・緊張を和らげる工夫
などで改善することもあります。
一方で、手のひらの汗が多く日常生活に影響している場合には、手掌多汗症の可能性も考えられます。その場合は、皮膚科での治療によって症状が改善することもあります。
手汗の治療には
・塩化アルミニウム外用薬
・抗コリン薬
・イオントフォレーシス
・ボトックス注射
など、さまざまな方法があります。
手汗は体質だから仕方ないと思われがちですが、現在は多くの治療法があり、症状の改善が期待できる場合もあります。日常生活で困っている場合は、一人で悩まず、医療機関で相談してください。
手汗の治療を相談するならDMMオンラインクリニックという選択肢も
手汗が日常生活に影響している場合、皮膚科で相談することで治療を検討できることがあります。
しかし、
・忙しくて通院する時間がない
・手汗の相談を対面でするのが恥ずかしい
・近くに多汗症を相談できる医療機関がない
といった理由で、受診をためらってしまう人も少なくありません。
そのような場合の選択肢として、オンライン診療サービスを利用する方法もあります。
例えば DMMオンラインクリニックでは、スマートフォンやパソコンを使って医師の診察を受けることができ、多汗症について相談することが可能です。
DMMオンラインクリニックの特徴
DMMオンラインクリニックは、オンラインで医師の診察を受けられる医療サービスの一つです。
主な特徴として次のような点があります。
・スマートフォンやPCから診察を受けられる
・自宅などから相談できる
・医師の診察後、薬が処方される場合がある
・処方薬を自宅で受け取れる場合がある
通院の時間が取りにくい人や、人目を気にせず相談したい人にとって、利用しやすいサービスの一つです。
こんな人はオンライン診療が向いている
次のような人は、オンライン診療で相談してみるのも一つの方法です。
手汗が気になるが病院に行く時間がない
・人に知られずに相談したい
・市販薬で改善しない
・医師に一度相談してみたい
手汗は体質だから仕方ないと思われがちですが、症状の程度によっては治療で改善することもあります。
気になる場合は、医師に相談してみることも検討してみるとよいでしょう。
【この記事の参考文献】
・原発性局所多汗症診療ガイドライン 2023 年改訂版 日本皮膚科学会ガイドライン
・日本皮膚科学会総会 教育講演「多汗症を考える」 池袋西口ふくろう皮膚科クリニック 院長 藤本 智子
・新規原発性手掌多汗症治療剤オキシブチニン塩酸塩ローション(アポハイドローション20%)の薬理学的特性及び臨床試験成績
・アポハイドローション20%製品紹介 | 医療関係者向け情報サイト Hisamitsuサポートウェブ
・Treatment of palmar hyperhidrosis using tap water iontophoresis: local experience イオントフォレーシスの有効性を示した古典的な研究
・Validity and reliability of the hyperhidrosis disease severity scale (HDSS) HDSSを紹介した論文
・Hyperhidrosis Disease Severity Scale HDSSの原文資料