禁煙治療における保険適用の条件は?費用の目安や治療の流れを解説
「禁煙治療って保険適用される?」
これから禁煙を検討している方のなかには、このような疑問を持つ方もいるのではないでしょうか。
禁煙治療は、特定の条件を満たすことで保険適用となります。
本記事では、具体的な適用条件や費用の目安、治療の流れについて解説します。
また、保険診療だけでなく、近年はオンライン診療で禁煙治療を受ける人も増えています。
例えば、DMMオンラインクリニックでは、「スマホで診察」→「禁煙補助薬を自宅配送」という形で禁煙治療を始めることができます。
忙しくて通院が難しい方や、人に知られず禁煙したい方に選ばれています。
この記事では
・禁煙治療の保険適用条件
・費用の目安
・治療の流れ
を解説しながら、「通院とオンライン診療の違い」についても紹介します。
※監修者は医療的専門分野についてのみ監修を行っており、掲載されている商品・サービスの選定には関与しておりません。
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【目次】
禁煙治療における保険適用の条件
禁煙治療において、次の3項目すべてに該当する場合、保険が適用されます。
ニコチン依存症のスクリーニングテスト(TDS)でニコチン依存症と診断された方(10点中5点以上)
35歳以上の方については、ブリンクマン指数(1日の喫煙本数×喫煙年数)が、200以上である方
ただちに禁煙することを希望している方であり、「禁煙治療のための標準手順書」に則った禁煙治療について説明を受け、当該治療を受けることを文書により同意した方
※2016年4月より、34歳以下に対しては、「2.」の喫煙本数と喫煙年数による指数の条件が撤廃されました
自己負担額は、3割負担で13,000円〜28,000円程度です。費用は、禁煙補助薬の種類やアプリおよびCOチェッカーの使用によって変動します。
なお、ニコチン依存症のスクリーニングテスト(TDS)の概要は次のとおりです。
ニコチン依存症のスクリーニングテスト(TDS)
ニコチン依存症のスクリーニングテスト(TDS)は、WHOの「国際疾病分類第10版」(ICD-10)やアメリカ精神医学会の「精神疾患の分類と診断の手引き」の改訂第3版および第4版(DSM-Ⅲ-R、DSM-Ⅳ)に準拠し、精神医学的な見地からニコチン依存症を診断することを目的として開発されたものです。
TDSは1998年度の厚生省の「喫煙と健康問題に関する実態調査」でも用いられています。
質問は10項目で構成されており、「はい」を1点、「いいえ」を0点とし、合計得点を計算します。(質問に該当しない場合は、0点と計算する)
TDSスコア(0〜10点)が5点以上の場合、ニコチン依存症と診断されます。
説明内容 |
はい(1点) |
いいえ(0点) |
問1.自分が吸うつもりよりも、ずっと多くタバコを吸ってしまうことがありましたか。 |
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問2.禁煙や本数を減らそうと試みて、できなかったことがありましたか。 |
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問3.禁煙したり本数を減らそうとしたときに、タバコがほしくてほしくてたまらなくなることがありましたか。 |
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問4.禁煙したり本数を減らしたときに、次のどれかがありましたか。(イライラ、神経質、落ちつかない、集中しにくい、憂うつ、頭痛、眠気、胃のむかつき、脈が遅い、手のふるえ、食欲または体重増加) |
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問5.「問4」でうかがった症状を消すために、またタバコを吸い始めることがありましたか。 |
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問6.重い病気にかかったときに、タバコはよくないとわかっているのに吸うことがありましたか。 |
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問7.タバコのために自分に健康問題が起きているとわかっていても、吸うことがありましたか。 |
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問8.タバコのために自分に精神的問題(※)が起きているとわかっていても、吸うことがありましたか。 |
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問9.自分はタバコに依存していると感じることがありましたか。 |
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問10.タバコが吸えないような仕事やつきあいを避けることが何度かありましたか。 |
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合計: |
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※禁煙や本数を減らしたときに出現する離脱症状(いわゆる禁断症状)ではなく、喫煙することによって神経質になったり、不安や抑うつなどの症状が出現している状態
なお、最近ではオンラインで禁煙外来を受診する方も増えています。中でも、DMMオンラインクリニックは、診察料0円・再診料も0円であるため、初めての方でも失敗するリスクを抑えながらお医者さんに相談しやすい環境が整っています。
禁煙補助薬・治療用アプリについて
禁煙治療では、禁煙補助薬や禁煙治療用のアプリ・COチェッカーを使うケースがあります。
禁煙を始めると、2〜3日をピークに離脱症状(集中力の低下・イライラ・喫煙欲求・食欲の増加・眠気・便秘・頭痛など)が起こり、10〜14日間程度続きます。
このような場合でも、禁煙補助薬を用いることで症状が和らぎ、比較的楽に禁煙できるようになります。
また、禁煙治療用アプリおよびCOチェッカーは、喫煙者自身のスマートフォンで使用するアプリと、吐く息に含まれる一酸化炭素濃度を測って喫煙状況をモニタリングできる機器を組み合わせた製品です。
アプリやチェッカーを活用することで、日々の生活で個々の患者さんに合わせたアドバイスを届け、心理行動面から禁煙のサポートが受けられます。
なお、それぞれの禁煙補助薬や禁煙治療用のアプリ・COチェッカーの特徴は次のとおりです。
禁煙補助薬 |
禁煙治療用アプリおよびCOチェッカー |
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ニコチンパッチ |
ニコチンガム |
バレニクリン |
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健康保険が使える、ニコチンを皮膚から吸収させる貼り薬。 毎日1枚皮膚に貼ることで、離脱症状を抑制する効果が期待できる。 禁煙開始日から使用し、8週間の期間を目安に貼り薬のサイズが大きいものから小さいものに切り替えて使う。 高用量の剤形は医療用のみ。 |
薬局・薬店で購入可能な、口内の粘膜からニコチンを吸収させるガム製剤。 タバコを吸いたくなった際に、1回1個をゆっくり間をおきながら噛むことで、離脱症状を抑制する効果が期待できる。 禁煙開始日から使用し、12週間の期間を目安に使用個数を減らしていく。 |
健康保険が使える、ニコチンを含まない飲み薬。 禁煙時の離脱症状だけでなく、喫煙による満足感も抑制する効果が期待できる。 禁煙を開始する1週間前から飲み始め、12週間服用する。 |
健康保険が使える、自身のスマートフォンにインストールして使用するアプリ。 日常生活における禁煙を支援する。 自宅で呼気一酸化炭素濃度を測定することで、動機づけになる。使用期間は24週間。 |
ニコチンパッチやニコチンガムを使うと、禁煙の成功率がそれぞれで約1.7倍、1.4倍になると考えられています。また、バレニクリンを使うと約2.3倍高まると報告されています。
上記に加え、治療用アプリおよびCOチェッカーを使うと、さらに約1.7倍高まる効果が期待できます。
なお、最近ではオンライン診療でも禁煙治療に取り組むことができます。特に、DMMオンラインクリニックは、診察料0円・再診料も0円であるため、初めての方でも失敗するリスクを抑えながらお医者さんに相談しやすい環境が整っています。
禁煙治療の流れ
禁煙外来では、複数回にわたり、次のような治療を受ける必要があります。
禁煙治療の流れ |
概要 |
初回 |
初診時の問診では、治療法の説明以外に、ニコチン依存度、喫煙の状況、禁煙の関心度などがチェックされる。また、呼気中の一酸化炭素濃度の測定、禁煙開始日の決定と「禁煙誓約書」へのサイン、次回診察日の決定をおこない、治療のための禁煙補助薬の処方を受ける。 |
2回目 |
初回から2週目に再診し、喫煙状況の問診を受ける。呼気中の一酸化炭素の測定をおこない、禁煙補助薬の追加処方を受ける。 |
3回目・4回目 |
4週目、8週目の再診においても、呼気中の一酸化炭素の測定とともに、出現した離脱症状の確認や対処法などのカウンセリングや治療を受ける。 |
5回目(最終回) |
12週目の再診が終われば治療終了。禁煙に成功していれば、そのまま継続する。 ※保険で認められている通院回数は、初診を含めて計5回、期間は約3ヶ月。 |
なお、禁煙治療はオンラインでも受けられます。オンライン診療は、対面診療と比べて主に次の点が異なります。
呼気一酸化炭素濃度の測定は、対面でおこなう初診と再診4回目(最終回)のみとし、再診1〜3回目では実施しない。再診での喫煙状況の評価は、患者の自己申告と問診での聞き取り(再診1〜3回目)によりおこなう
再診で処方する禁煙補助薬については、薬剤または処方箋を患者さんに送付する
初回診察における治療内容
初回の診察では、医師が現在の状況を確認したうえで、次の内容について説明やアドバイスを行います。
喫煙状況のヒアリング
TDSによる評価結果の確認についての説明
喫煙状況とニコチン摂取量の客観的評価と結果についての説明
禁煙開始日の決定
禁煙にあたっての問題点の把握とアドバイス
禁煙補助薬の説明とアドバイス
禁煙治療用アプリおよびCOチェッカーを使用するか否かのアドバイス
初回診察から2週間後における治療内容
初回診察から2週間後の診察では、次のことが行われます。
喫煙・禁煙状況や離脱症状に関する問診:初回診察から2週間の経過と、現在の喫煙状況について問診を受ける
喫煙状況とニコチン摂取量の客観的なモニタリングと結果説明:呼気一酸化炭素濃度を測定する
禁煙継続にあたっての問題点の把握とアドバイス:今後禁煙を継続するうえでの問題点(不安に思っていることや心配していること)を踏まえ、その解決策を医師と一緒に考える
禁煙補助薬の選択と説明:この2週間に使った禁煙補助薬の数量、薬の効果、副作用を確認する
禁煙できなかった場合、禁煙に踏み切れなかった理由について医師が問診をおこない、どうすれば禁煙を実行しやすくなるのかアドバイスします。
初回診察から4週間後における治療内容
初回診察から4週間後の診察では、次のことが行われます。
喫煙・禁煙状況や離脱症状に関する問診:前回の診察から2週間の経過と、現在の喫煙状況や離脱症状について問診を受ける
喫煙状況とニコチン摂取量の客観的なモニタリングと結果説明:原則、呼気一酸化炭素濃度を測定し、その結果が非喫煙者の値かどうかを確認する。オンライン診療の場合は、患者さん側の自己申告と医師による問診での聞き取りをもとに喫煙状況が評価される
禁煙継続にあたっての問題点の把握とアドバイス:禁煙して1ヶ月の時期は、禁煙している状態にも慣れ、離脱症状もおさまってくる頃だが、この段階でも問題点や不安な点がないか確認し、ある場合はその解決策を医師と一緒に考える
禁煙補助薬の選択と説明:前回受診時からの禁煙補助薬の使い方、薬の効果、薬による副作用などを確認する。副作用が出現している場合は対応策を検討し、継続使用について医師と話し合う
初回診察から8週間後における治療内容
初回診察から8週間後の診察では、次のことが行われます。
喫煙・禁煙状況や離脱症状に関する問診:前回の診察から4週間の経過と、現在の喫煙状況や離脱症状について問診を受ける
喫煙状況とニコチン摂取量の客観的なモニタリングと結果説明:原則、呼気一酸化炭素濃度を測定し、その結果が非喫煙者の値かどうかを確認する。オンライン診療の場合は、患者さん側の自己申告と医師による問診での聞き取りをもとに喫煙状況が評価される
禁煙継続にあたっての問題点の把握とアドバイス:禁煙して8週間経過すると、禁煙がかなり安定してくる。ニコチンパッチを使用し、禁煙の経過が順調な場合は、パッチの使用を終了する。薬の使用を終了することで不安に思う場合は、医師とよく話し合い、薬の使用の継続について決める
禁煙補助薬の選択と説明:前回受診時からの禁煙補助薬の使い方、薬の効果、薬による副作用などを確認する。禁煙が順調な場合、ニコチンパッチの使用を終了する。薬がないと不安な場合は、ニコチンガムの携帯を検討する
初回診察から12週間後における治療内容
初回診察から12週間後の診察では、次のことが行われます。
喫煙・禁煙状況や離脱症状に関する問診:前回の診察から4週間の経過と、現在の喫煙状況や離脱症状について問診を受ける
喫煙状況とニコチン摂取量の客観的なモニタリングと結果説明:原則、呼気一酸化炭素濃度を測定し、その結果が非喫煙者の値かどうかを確認する。(加熱式タバコのみを使用する方で、かつ初回問診時に呼気一酸化炭素濃度の上昇がみられなかった場合は、再診での呼気一酸化炭素濃度測定を省略可能)
禁煙継続にあたっての問題点の把握とアドバイス:今後の禁煙継続の自信について確認する。自信が低い場合は、それについての対処法を医師と話し合う
通院が難しい人はオンライン禁煙外来という方法もある
禁煙治療は、必ずしも病院に通院しなければならないわけではありません。
最近はスマートフォンで診察を受け、禁煙補助薬を自宅に配送してもらえる「オンライン禁煙外来」を利用する人も増えています。
オンライン診療では
・スマホで診察
・薬は自宅配送
・待ち時間なし
というメリットがあります。
特に忙しい方や通院が面倒な方にとっては、オンライン診療の方が続けやすいケースもあります。
特に、DMMオンラインクリニックは、診察料0円・再診料も0円であるため、初めての方でも失敗するリスクを抑えながらお医者さんに相談しやすい環境が整っています。
保険適用される禁煙治療で禁煙を成功させよう
禁煙治療では、次の3項目すべてに該当する場合、保険が適用されます。
ニコチン依存症のスクリーニングテスト(TDS)でニコチン依存症と診断された方(10点中5点以上)
35歳以上の方については、ブリンクマン指数(1日の喫煙本数×喫煙年数)が、200以上である方
ただちに禁煙することを希望している方であり、「禁煙治療のための標準手順書」に則った禁煙治療について説明を受け、当該治療を受けることを文書により同意した方
※2016年4月より、34歳以下に対しては、「2.」の喫煙本数と喫煙年数による指数の条件が撤廃されました。
なお、自己負担額は、3割負担で13,000円〜28,000円程度です。費用は、禁煙補助薬の種類やアプリおよびCOチェッカーの使用によって変動します。
禁煙を検討する方は、治療期間や治療の流れ、治療費用の目安を踏まえ、計画的に治療を続けましょう。
オンラインで禁煙治療を始めるならDMMオンラインクリニック
オンライン禁煙外来の中でも、特に利用者が多いのがDMMオンラインクリニックです。
・スマホだけで診察可能
・薬は最短当日発送
・自宅に配送されるので通院不要
・診察予約が取りやすい
禁煙治療は継続が重要です。
通院が負担になると途中でやめてしまうケースもありますが、オンライン診療なら自宅から診察できるため、治療を続けやすいのが特徴です。
【参考文献】
東京都保健医療局|禁煙治療について(ニコチン依存症治療に保険が適用される医療機関一覧) 保険適用の禁煙治療を受けることのできる方
日本循環器学会,日本肺癌学会,日本癌学会,日本呼吸器学会|禁煙治療のための標準手順書第 8.1 版 2.費用はいくらかかるの?
日本循環器学会,日本肺癌学会,日本癌学会,日本呼吸器学会|禁煙治療のための標準手順書第 8.1 版 <ニコチン依存症のスクリーニングテスト「TDS」について>
日本循環器学会,日本肺癌学会,日本癌学会,日本呼吸器学会|禁煙治療のための標準手順書第 8.1 版 3.禁煙の薬や治療用アプリって何?
日本循環器学会,日本肺癌学会,日本癌学会,日本呼吸器学会|禁煙治療のための標準手順書第 8.1 版 2.再診 1(初回診察から 2 週間後)における治療内容
日本循環器学会,日本肺癌学会,日本癌学会,日本呼吸器学会|禁煙治療のための標準手順書第 8.1 版 3.再診 2(初回診察から 4 週間後)における治療内容
日本循環器学会,日本肺癌学会,日本癌学会,日本呼吸器学会|禁煙治療のための標準手順書第 8.1 版 4.再診 3(初回診察から 8 週間後)における治療内容
日本循環器学会,日本肺癌学会,日本癌学会,日本呼吸器学会|禁煙治療のための標準手順書第 8.1 版 再診 4(初回診察から 12 週間後)における治療内容-最終回
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