眠れない夜の対処法は?即効性のある5つの方法と朝までの過ごし方を解説

「早く寝なきゃいけないのに、全然眠れない」と焦った経験はありませんか。そんな夜に、今すぐ試せる対処法をまとめました。
この記事では、布団の中で実践できる筋弛緩法や呼吸法、ツボ押しといった即効性が期待できる方法から、考えすぎや不安で眠れないときのアプローチ、眠れないまま朝を迎えたときの乗り切り方まで幅広く解説します。また、眠れない夜が続く場合の受診の目安や、自宅から相談できるオンライン診療についても紹介しています。
「体が緊張している」「考え事が止まらない」「漠然とそわそわする」など、ご自身の状態に近いものから試してみてください。
この記事の監修者
国家公務員暇組合連合会虎の門病院救急科部長
東京大学医学部救急医学 非常勤講師
軍神 正隆(ぐんしん まさたか)
1995年長崎大学卒業。亀田総合病院臨床後研修、東京大学医学部救急医学入局。米国ピッツバーグ大学UPMCメディカルセンター内科、カリフォルニア大学UCLAメディカルセンター救急科、米国ジョンズ・ホプキンス大学ブルームバーグ校公衆衛生学MPH大学院を経て、東京大学医学部救急医学講師。日本救急医学会認定救急科専門医・指導医。2019年国家より公務員連合連合会虎の門病院救急科部長(現職)。東京大学医学部附属病院 総合研修センター講師。東京大学医学部講師。KAKENプロフィール。『早わかり! 救急科診療マニュアル』(共訳者)。
※本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の医療行為・医薬品の使用を推奨するものではありません。治療や服薬に関しては必ず医師にご相談ください。
※オンライン診療では触診や精密検査が行えないため、症状によっては対面受診を勧められる場合があります。
※記載の料金・診療時間・処方薬の取り扱い等は2026年5月時点の情報です。最新情報は各クリニックの公式サイトをご確認ください。
眠れないときに即効性が期待できる対処法

今夜すぐに試せる対処法を5つ紹介します。体の緊張をほぐすもの、呼吸で自律神経に働きかけるもの、ツボ押しや入浴、そして布団の使い方の見直しと、アプローチはさまざまです。自分の状態に近いものから試してみてください。
- 筋弛緩法で体の緊張をほぐす
- 4-7-8呼吸法で自律神経を整える
- ツボ押しで眠気を誘う(百会・失眠)
- ぬるめの入浴で深部体温を下げる
- 一度布団から出て眠気をリセットする
なお、以下で紹介するリラクゼーション法は、すべての人に効果が保証されているわけではありません。あくまでセルフケアのひとつとして参考にしてください。
筋弛緩法で体の緊張をほぐす
布団の中で今すぐ実践できる筋弛緩法は、体の緊張が原因で眠れないときに即効性が期待できる方法です。体に力を入れてから一気に脱力する動作を繰り返すことで、肩や首のこわばりがほぐれ、リラックスした状態に近づけます。
筋弛緩法(漸進的筋弛緩法とも呼ばれます)は、体のさまざまな筋肉に力を入れてから、その力を抜いていくリラクゼーション法です。厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」では、筋弛緩法などのリラクゼーション法が入眠を促し、眠りの質を高める可能性があると示されています。
手順の目安は、各部位に7~10秒間ぎゅっと力を入れ、一気に脱力して10~20秒間のリラックス感を味わうことです。
具体的な方法は以下のとおりです。
- ぎゅっと握りこぶしにして7秒キープ → 一気に脱力して15秒リラックス
- 肘を曲げて腕全体に力を入れて7秒キープ → 一気に脱力して15秒リラックス
- 肩をすくめるように耳に近づけて7秒キープ → 一気に脱力して15秒リラックス
- 目をぎゅっとつぶり、口元も力を入れて7秒キープ → 一気に脱力して15秒リラックス
肩や首に力が入りやすいタイプの人は、まずこの方法から試してみるとよいと言われています。ただし、すべての人に同じ効果が得られるわけではないため、自分に合うかどうかを確かめながら取り組んでみてください。
4-7-8呼吸法で自律神経を整える
4秒吸って7秒止めて8秒吐く「4-7-8呼吸法」は、副交感神経を優位にして体をリラックスモードへ切り替える効果が期待できます。道具も場所も必要なく、横になったまま始められるのが利点です。
アメリカの医師アンドルー・ワイルが提唱したとされるこの呼吸法は、以下の手順で行います。
- 鼻から4秒かけてゆっくり息を吸う
- 息を止めたまま7秒間キープする
- 口から8秒かけてゆっくり息を吐き出す
- これを4サイクル繰り返す
厚生労働省eJIMによると、ゆっくりとした深呼吸はリラックス反応を体にもたらすのに役立つとされています。また、呼吸に意識を集中させることで、頭の中でぐるぐると続く考え事から注意をそらす効果も期待できるとされています。体の緊張よりも思考が止まらない状態が続いているときに、特に試しやすい方法です。
ツボ押しで眠気を誘う(百会・失眠)
布団の中で手軽に押せる「百会」と「失眠」の2つのツボは、眠気を誘う即効ケアとして取り入れやすい方法です。道具がなくても指ひとつで試せるため、他の方法と組み合わせることもできます。
百会(ひゃくえ)は、頭頂部の左右の耳を結んだ線と顔の中心線が交わるあたりにあるとされるツボです。指の腹で5秒程度やさしく押し、ゆっくり離す動作を数回繰り返すのが目安とされています。
失眠(しつみん)は、かかとの中央にあるとされるツボです。指で押すほか、湯たんぽや温タオルで温める方法もあります。
ツボ押しによって血流が改善されると眠りやすくなる場合があるという見方がありますが、効果には個人差があります。「まずは気軽に試してみる」という感覚で取り入れてみてください。
ぬるめの入浴で深部体温を下げる
就寝1~2時間前にぬるめのお湯に浸かると、入浴後に深部体温が下がるタイミングで眠気が訪れやすくなります。この仕組みを知っておくと習慣に取り入れやすくなるでしょう。
人の深部体温は約24時間周期で変動しており、手足の皮膚から熱が放散されて深部体温が低下し始めると、入眠しやすい状態になります。就寝の約1~2時間前に入浴することで、入浴しなかった場合より速やかな入眠が得られます。
ただし、熱すぎるお湯は交感神経の活動を高め、かえって入眠を妨げる可能性があります。少しぬるめと感じるくらいの湯加減でゆっくり浸かることを意識してみてください。
一度布団から出て眠気をリセットする
15~20分ほど眠れないまま布団にいるときは、一度寝床を離れるほうが結果的に寝つきやすくなります。「布団から出ると余計に目が覚めそう」と思いがちですが、眠気がない状態で横になり続けると、逆効果になる場合があります。
眠気が訪れていない状態で無理に眠ろうとすると、脳の興奮がかえって高まり、寝つきが悪くなることがあります。また、眠れないまま布団で過ごす時間が増えると、脳が「布団=眠れない場所」と学習し、不眠をさらに悪化させる悪循環に陥りやすくなります。
眠気が来てから布団に戻ることが、この方法のポイントです。寝床を離れたら、静かで暗めの場所でリラックスして過ごし、眠気を感じたタイミングで寝室に戻るようにしてください。スマホは見ず、読書や軽いストレッチなど刺激の少ない過ごし方がおすすめです。眠気が来てから布団に戻ることを繰り返すと、寝床と睡眠の結びつきが回復しやすくなります。
考えすぎや不安で眠れないときの対処法
体の緊張だけでなく、頭の中で考え事が止まらないときや、漠然としたそわそわ感が続くときにも、眠れない夜は訪れます。ここでは、思考や不安が原因のときに試したいアプローチを2つ紹介します。
- 考え事が止まらないときは紙に書き出す
- そわそわして眠れないときは体の力を抜くことから始める
それぞれの対応をみていきましょう。
考え事が止まらないときは紙に書き出す
頭の中の考え事を紙に書き出すと思考が外に出され、堂々巡りが止まりやすくなります。布団の中で悩み続けるよりも、いったん「書いて手放す」ことで、眠りへの準備が整いやすくなります。
日中の悩み事を寝床に持ち込むことで余計に寝つけなくなると指摘されています。悩みや心配事をそのまま抱えていると、寝床でも考え続けてしまい、なかなか眠れない状態が長引きます。
やり方はシンプルです。枕元に紙とペンを置き、頭に浮かんでいることをそのまま書き出すだけで構いません。文章として整理する必要はなく、箇条書きでも断片的な言葉でも問題ありません。心配事でもToDoリストでも、とにかく頭の外に出すことが目的です。
書き出すことで「これは今夜考えなくていい」と思考を手放しやすくなると言われています。すっきりしなくても、書く行為そのものが気持ちの区切りになることがあります。
そわそわして眠れないときは体の力を抜くことから始める
漠然とした不安やそわそわ感は言語化しにくいため、考え事を書き出す方法だけでは対処しきれないことがあります。そのようなときは、呼吸法や筋弛緩法で体からアプローチすることで落ち着きやすくなります。
漠然とした不安は原因を特定しにくいのが特徴です。「何が不安なのか」を言葉にしようとするほど思考が活性化し、かえって眠れなくなることもあります。そのようなときは、考えることよりも先に体の力を抜くことを優先してみてください。
厚生労働省eJIMによると、リラクゼーション法は呼吸がゆっくりになったり血圧が下がったりする「リラックス反応」を体にもたらすのに役立つとされています。まず先ほど紹介した筋弛緩法や4-7-8呼吸法を試して体の力を抜き、そわそわ感が和らいできたら自然と眠気が訪れやすくなります。
眠れないときにやってはいけないNG行動
せっかく対処法を試しても、同時にNG行動をとっていると効果が出にくくなります。眠れない夜についやってしまいがちな行動を3つまとめました。自分に心当たりがないか確認してみてください。
NG行動 |
理由 |
寝床でスマホを見る |
ブルーライトと情報刺激が脳を覚醒させ、メラトニンの分泌を抑制する |
寝酒を飲む |
一時的に眠気を誘うが、睡眠後半の質を悪化させ中途覚醒が増える |
時計を何度もチェックする |
残り時間を意識するほど焦りとストレスが増し、眠れない悪循環が強まる |
寝床でスマホを見る
寝床でスマホを見ると、ブルーライトと情報刺激の両方が脳を覚醒させ、寝つきが悪くなります。眠れないときほどスマホに手が伸びやすいですが、これがさらに眠りを遠ざける原因になっています。
就寝前にスマートフォンなどの強い光を浴びると、催眠効果のあるメラトニンの分泌が抑制され、入眠が妨げられます。寝室にはスマートフォンやタブレット端末を持ち込まず、できるだけ暗くして寝ることが推奨されています。
眠れない夜こそスマホを手に取りがちですが、別の部屋に置くなどして物理的に遠ざけることが有効です。
寝酒を飲む
アルコールは一時的に眠気を誘いますが、睡眠の質を下げるため逆効果になります。お酒で寝つきがよくなったように感じても、睡眠全体の質は下がります。
アルコールは一時的に寝つきを促進するものの、睡眠後半の眠りの質は顕著に悪化し、飲酒量が増えるほど中途覚醒回数が増えます。夜中に目が覚めやすくなるため、トータルの睡眠の質は下がります。
さらに、アルコールを連用すると依存や耐性が形成され、飲まないとよく眠れない状態に至る可能性があります。寝つきを改善させるための飲酒(寝酒)は推奨されていません。今夜の眠りだけでなく、習慣化のリスクという観点からも避けたほうがよい行動です。
時計を何度もチェックする
眠れないときに時計を見ると焦りが強まり、さらに眠れなくなる悪循環に陥ります。「もう2時か」「あと4時間しか眠れない」と残り時間を意識するほど、眠れないことへのストレスが積み重なっていきます。
不眠が続くと眠れないことへの不安や緊張が強くなり、さらに不眠が悪化するという悪循環に陥りやすくなります。時計を確認する行為がこの悪循環を加速させます。
対策としては、時計を見えない場所に向けて置く、スマホのアラームだけ設定して画面を伏せるなどの方法が有効です。思いきって確認しない環境をつくってみてください。
眠れなくても焦らなくていい理由
「眠れない」という状況は、思っているより深刻ではない場合があります。ここでは、眠れない夜の不安を和らげる3つの視点を紹介します。
- 「眠れない」は思い込みの可能性がある
- 横になるだけでも体は休まる
- 2時間の仮眠でも疲労回復が期待できる
「眠れない」は思い込みの可能性がある
自分では「眠れていない」と感じていても、実際には断続的に眠れている場合があります。これは睡眠誤認と呼ばれており、実際には眠れているのに「眠れなかった」と感じている可能性があります。
厚生労働省によると、不眠症の人は実際の睡眠時間(客観的睡眠時間)より、自覚的な睡眠時間(主観的睡眠時間)を短く見積もることがあります。また、自覚する睡眠時間は床上時間を反映しやすく、やや不正確である可能性があるとも指摘されています。
気になる場合は、睡眠計測アプリやウェアラブルデバイスで客観的に確認してみる方法もあります。「本当に眠れていないのか」を数字で把握することで、必要以上に不安を抱えずに済む場合があります。
横になるだけでも体は休まる
眠れなくても横になって目を閉じているだけで、体の筋肉や内臓は休息状態になり、ある程度の疲労回復効果が期待できます。「眠れていない=まったく休めていない」とは限りません。
横になると体にかかる物理的な負荷が減り、筋肉の緊張が和らぐと考えられています。目を閉じて安静にしていると、心身がリラックスした状態になりやすいとされています。完全に眠れなかった夜でも、横になって過ごした時間がまったくの無駄になるわけではありません。
ただし、先ほど紹介したとおり、眠気が来ないまま長く布団にいると逆効果になる可能性もあります。厚生労働省の資料でも、なかなか寝つけないときは一旦寝床を離れることが推奨されています。「休めてはいる」と落ち着きつつ、眠気が来ない場合は布団から出ることも選択肢に入れてみてください。
2時間の仮眠でも疲労回復が期待できる
2時間の仮眠は睡眠サイクル約1周分にあたり、脳と体の疲労回復効果が期待できます。今夜十分に眠れなくても、短時間の仮眠である程度カバーできる場合があります。
夜勤などの場面では、1時間半~2時間程度の仮眠をしっかりとることが理想とされている場合があります。2時間程度まとまって眠ると、脳と体の回復がより進みやすいという見方があります。
一方で、仮眠後には強いぼんやり感(睡眠慣性)が生じることがあるため、完全に覚醒するまでに時間がかかる場合がある点は念頭に置いておきましょう。
眠れないまま朝になったときの対処法
眠れないまま朝を迎えてしまっても、その日の過ごし方次第で体へのダメージを最小限に抑えられます。朝・午前中・昼休みの時間帯別に、今日一日を乗り切るための方法を紹介します。
- 起床後すぐにカーテンを開けて朝日を浴びる(15分程度)
- 午前中はカフェインを適量摂取して眠気を抑える
- 昼休みに15~20分の短時間仮眠で午後のパフォーマンスを回復する
- 夕方以降はカフェインを控え、翌夜の睡眠に備える
朝日を浴びて体内時計をリセットする
眠れないまま朝を迎えたら、まず朝日を浴びることが最優先です。体内時計がリセットされて日中の覚醒が促されるとともに、翌夜の眠りにもよい影響をもたらします。
起床後に朝日の強い光を浴びることで体内時計がリセットされ、脳の覚醒度が上昇します。さらに、日中に光を多く浴びることで夜間のメラトニン分泌量が増加し、翌夜の入眠が促進されます。
朝目覚めたら部屋に朝日を取り入れ、日中はできるだけ日光を浴びるよう心がけることが推奨されています。起き上がったらまずカーテンを開ける、可能であれば短時間でも外に出るといった行動を意識してみてください。
カフェインを適量とって午前中を乗り切る
カフェインは一時的に眠気を抑える効果があるため、眠れなかった翌日の午前中を支えるために適量を活用できます。ただし、摂りすぎや夕方以降の摂取は逆効果になるため、量とタイミングに注意が必要です。
厚生労働省のガイドによると、1日の摂取量の目安は400mgで、ドリップコーヒーに換算すると珈琲カップ約4杯分が上限とされています。
また、夕方以降のカフェイン摂取は夜の睡眠に影響するため、夕方以降の摂取を控えることが推奨されています。午前中の眠気対策として活用しつつ、昼過ぎ以降はカフェインを含む飲み物を避けるようにしてください。
昼休みに15〜20分の仮眠をとる
昼休みの短時間仮眠は午後の眠気を軽減し、パフォーマンスの回復に効果的です。眠れなかった日の午後を乗り切るのに実践しやすい方法です。
厚生労働省によると、20~50分程度の仮眠が眠気や仕事効率、疲労の改善に効果があると報告されています。ただし、仮眠が長くなりすぎると眠りが深まり、覚醒後に強いぼんやり感(睡眠慣性)が生じやすいため、20分程度を目安にしてください。
椅子に座ったまま目を閉じるだけでも、ある程度の効果が期待できると言われています。職場や外出先でも取り入れやすい方法なので、昼休みの数分を使って試してみてください。
眠れない原因を知っておくと対処しやすくなる
眠れない夜には、必ず何らかの原因があります。自分の眠れない原因を把握しておくと、今夜試す対処法を選びやすくなります。よく見られる原因を3つ紹介します。
- ストレスや精神的な緊張
- 生活習慣の乱れ
- 睡眠環境の問題
それぞれの原因を詳しくみていきましょう。
ストレスや精神的な緊張
ストレスや精神的な緊張があると交感神経が活発になり、脳が覚醒したままの状態が続くため眠りにくくなります。「考え事が止まらない」「気持ちが落ち着かない」という状態は、このタイプに当てはまります。
厚生労働省のe-ヘルスネットによると、ストレスや精神疾患による覚醒亢進は不眠の主要な原因のひとつです。また、仕事などによる日中のストレスが睡眠休養感を低下させる要因として報告されています。
このタイプに当てはまる方は、先ほど紹介した「紙に書き出す」方法や、筋弛緩法・呼吸法などのリラクゼーション法を試してみましょう。
生活習慣の乱れ
カフェインの夜間摂取、夜遅い食事、不規則な生活などが体内リズムを乱し、寝つきの悪さにつながります。心当たりがある場合は、今夜からでも見直せることがあります。
就寝前のカフェイン摂取は先ほど紹介したとおり、眠りの質を下げる可能性があると示されています。また、就寝直前の夜食は体内時計を後退させ、翌朝の睡眠休養感や主観的睡眠の質を低下させると報告されています。
さらに、不規則な就寝時刻や食事のタイミングは体内時計の遅れや乱れを招くとも指摘されています。「いつも夜中に食べてしまう」「毎日寝る時間がバラバラ」という習慣が眠れない原因になっている可能性があります。
睡眠環境の問題
室温・明るさ・騒音などの睡眠環境が整っていないと、寝つきに影響が出ることがあります。上記の対処法を試しても改善しない場合は、寝室の環境を見直すことが有効なケースがあります。
厚生労働省によると、夏の寝室の室温が上昇すると睡眠時間が短縮し、睡眠効率が低下することが報告されています。また、寝室の照明が明るすぎるとメラトニンの分泌が抑制され、入眠が妨げられます。
騒音についても、住民の主観的な睡眠障害と関連していることが国際的な大規模研究で報告されています。室温・光・音の3つが睡眠環境の主な要素です。エアコンや遮光カーテン、耳栓などを活用して、自分の寝室を眠りやすい環境に整えることを検討してみてください。
眠れない夜を減らすために日頃からできること
眠れない夜を根本から減らすには、日頃からの習慣づくりが大切です。今夜すぐに試せる対処法と並行して、以下の3つを生活に取り入れてみてください。
- 起床時間を毎日そろえる
- 夕方に軽い運動を取り入れる
- 寝室の温度と湿度を整える
それぞれの習慣をみていきましょう。
起床時間を毎日そろえる
休日も含めて起床時間を一定にすることで体内時計が安定し、夜に自然な眠気が訪れやすくなります。
厚生労働省によると、休日に平日の睡眠不足を取り戻そうとする「寝だめ」は、社会的時差ボケ(Social Jetlag)と呼ばれ、肥満や糖尿病、心臓や血管の病気、うつ病などのリスクにつながると報告されています。
また、平日6時間以上寝ていても、休日に2時間以上の寝だめ習慣がある人は寿命短縮リスクが軽減されないとも示されています。休日にゆっくり寝たい気持ちはあっても、休日と平日の起床時間の差はできるだけ小さくすることが望ましいです。
夕方に軽い運動を取り入れる
夕方に軽い有酸素運動を行うと、深部体温が一時的に上がり、夜に体温が下がるタイミングで寝つきがよくなります。運動習慣は睡眠の質を高めるうえで、日常的に取り入れたい習慣のひとつです。
厚生労働省では、日中に体をしっかり動かすことが入眠の促進や中途覚醒の減少を通じて睡眠の質を高めると報告されています。また、運動習慣がない人は睡眠休養感が低いことがわかっているとも指摘されています。
ただし、就寝前1時間以内の激しい運動は夜の眠りを妨げる可能性があるため、運動するタイミングは日中から夕方が推奨されています。ウォーキングや軽いストレッチなど、体への負担が少ない運動から始めてみてください。
寝室の温度と湿度を整える
寝室の温度と湿度を適切に調整することで、体が眠りに入りやすい状態を整えられます。
夏の寝室はエアコンを用いて涼しく維持することが重要とされています。また、WHOの住環境ガイドラインでは冬の室温を18℃以上に維持することが推奨されています。
季節ごとに適切な温度帯が異なるため、夏はエアコンで涼しく、冬は暖房と加湿器で温度・湿度の両方を整えるようにしてください。
眠れない夜が続くときは医師への相談を検討する
これまで紹介したセルフケアを試しても眠れない夜が続く場合は、医療機関への相談を検討する時期かもしれません。受診の目安と、通院が難しい場合の選択肢を紹介します。
- セルフケアで改善しないときの受診の目安
- オンライン診療なら今夜からでも予約できる
それぞれを詳しくみていきましょう。
セルフケアで改善しないときの受診の目安
セルフケアを試しても改善しない場合は、睡眠障害の可能性があるため医療機関への相談を検討してください。眠れない状態を放置すると、心身への影響が広がるリスクがあります。
厚生労働省によると、睡眠環境や生活習慣を改善しても睡眠に関連する症状が続く場合、睡眠障害が潜んでいる可能性があると指摘されています。また、不眠症は、十分な睡眠環境が整っているにもかかわらず、寝つけない・夜中に目が覚める・朝早く目が覚めるなどの症状が続き、日常生活に支障を来たす疾患です。
さらに、睡眠の問題が精神障害の発症リスクを高めるという報告もあります。セルフケアを続けても改善しない場合は、医療機関への相談を検討してみてください。
セルフケアで改善しないと感じたら、DMMオンラインクリニックに相談してみてください。
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通院が難しい場合でも、オンライン診療を利用すれば自宅からスマホで医師に相談でき、今夜からでも予約が可能です。受診へのハードルを感じている方にとって、特に利用しやすい選択肢です。
オンライン診療は、自宅からスマホやPCで医師の診察を受けられるサービスです。通院の時間確保が難しい方や、心療内科への受診に心理的な抵抗がある方でも、自宅にいながら医師に相談できるため、気軽に受診しやすい環境が整っています。
医師の判断に基づき、必要に応じて睡眠薬などの処方を受けることも可能です。ただし、医師の判断により処方できない場合もあります。「病院に行く時間がない」「対面での受診は気が重い」と感じている場合は、オンライン診療を選択肢のひとつとして検討してみてください。
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まとめ:眠れないときの対処法を知っておけば焦らず過ごせる
眠れない夜は誰にでも訪れますが、対処法を知っておくだけで焦りを和らげ、落ち着いて行動できます。この記事で紹介した内容をあらためて整理します。
- 体の緊張には筋弛緩法や4-7-8呼吸法でリラックスを促す
- 考え事が止まらないときは紙に書き出して思考を手放す
- 寝床でのスマホ・寝酒・時計の確認は避ける
- 眠れないと感じても横になるだけで体はある程度休まる
- 朝を迎えたら朝日・カフェイン・短時間仮眠で一日を乗り切る
- 起床時間の固定・夕方の運動・寝室環境の整備が眠れない夜を減らす
- セルフケアで改善しない場合は医療機関への相談を検討する
セルフケアを続けても眠れない夜が改善しないときは、一人で抱え込まずに医師に相談してみてください。DMMオンラインクリニックなら、通院不要で今すぐ予約できます。
DMMオンラインクリニックでは、不眠症・睡眠障害のオンライン診療を行っています。診察料0円、配送料550円(税込)で利用でき、24時間対応しています。セルフケアで改善しない場合は、ぜひ一度相談してみてください。
【免責事項】
本記事は情報提供を目的として作成されたものであり、医師による診断・治療の代替となるものではありません。記事中で紹介した対策や治療法の効果には個人差があり、すべての方に同様の結果を保証するものではありません。実際の治療や医薬品の服用にあたっては、必ず医師の診察を受け、ご自身の体質・症状に合わせた判断を仰いでください。服用中に体調の異変を感じた場合は、自己判断で中止・継続せず、速やかに処方医または最寄りの医療機関へご相談ください。
参考:
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