インフルエンザ予防接種は鼻からできる?フルミストの効果とデメリット・値段を解説

インフルエンザの予防接種というと注射を思い浮かべる人が多いかもしれませんが、鼻から接種するタイプのワクチンも選べるようになりました。フルミスト点鼻液と呼ばれる経鼻弱毒生インフルエンザワクチンで、日本では2024年10月から使われています。


針を刺さないため注射特有の痛みがなく、注射を怖がる子どもでも受けやすいことが特徴です。その一方で、生ワクチンならではの副反応が出やすいことや、接種できる年齢が限られていることなど、知っておきたい注意点もあります。


インフルエンザの予防接種を鼻からにするか注射にするか、効果や値段、デメリットを比べたうえで決めたいという人も多いはずです。


ここでは、鼻から接種するインフルエンザワクチンの仕組みと期待できる効果、対象年齢、副反応、注射タイプとの違い、値段、受けられる医療機関の探し方までを整理します。



※注意事項

  • この記事は執筆時点で公開されている情報にもとづく一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断や治療方針を示すものではありません。

  • インフルエンザワクチンの効果や副反応の出方には個人差があり、すべての人に同じ結果が生じるわけではありません。接種を受けるかどうか、どのタイプを選ぶかについては、必ず医師の診察を受けたうえで判断してください。持病がある人、薬を服用している人、妊娠している可能性がある人は、とくに事前の相談が欠かせません。

  • インフルエンザの予防接種は、自治体の定期接種の対象となる場合を除き、自費での接種となります。公的医療保険は適用されず、料金は医療機関ごとに異なります。

  • 料金や取り扱いの有無、自治体の助成内容は変動します。最新の情報は、接種を検討している医療機関やお住まいの自治体の公式サイトで確認してください。

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インフルエンザ予防接種の鼻からタイプ「フルミスト」とは

インフルエンザの予防接種を鼻から受けるタイプのワクチンは、経鼻弱毒生インフルエンザワクチンに分類されます。日本で使われている製品はフルミスト点鼻液という名称で、製造販売元は第一三共です。


鼻の中に少量の液体を噴霧するだけで接種が完了し、針を使いません。左右の鼻腔にそれぞれ0.1mLずつ、合計0.2mLを1回噴霧します。


鼻から接種するインフルエンザワクチンとはどのようなものか

鼻から接種するインフルエンザワクチンは、毒性を弱めたインフルエンザウイルスを使った生ワクチンです。弱毒化したウイルスを鼻の粘膜に届けることで、体に免疫の反応を起こさせる仕組みになっています。


ウイルスが最初に体内へ入り込む場所は鼻やのどの粘膜です。鼻から接種するタイプは、その侵入口にあたる部分で直接免疫を働かせることをねらいとしています。


接種は1シーズンにつき1回です。噴霧は数秒で終わり、飲み込む必要も、息を強く吸い込む必要もありません。


注射タイプのインフルエンザワクチンとの違い

従来から使われている注射タイプのインフルエンザワクチンは、不活化ワクチンと呼ばれるものです。ウイルスの感染力を完全になくした材料からつくられており、体内でウイルスが増えることはありません。


一方、鼻から接種するインフルエンザワクチンは生ワクチンなので、弱毒化したウイルスが鼻やのどの粘膜でわずかに増えます。この違いが、免疫のつきかたにも副反応の出やすさにも関係してきます。


また、注射タイプは13歳未満の場合に2回の接種が必要とされることが一般的ですが、鼻から接種するタイプは年齢にかかわらず1回です。通院の回数という点でも違いがあります。


インフルエンザ予防接種を鼻から受けられるようになった経緯

フルミスト点鼻液は、2023年3月27日に日本国内で製造販売承認を取得し、2024年10月4日に発売されました。鼻から接種するインフルエンザワクチンが国内で販売されるのは、これが初めてです。


海外での使用実績は日本より長く、アメリカでは2003年に承認されています。欧米を中心に複数の国と地域で使われてきたワクチンが、日本でも選べるようになったという位置づけです。


現在国内で供給されているのは、A型2種類とB型1種類のウイルスに対応した3価のワクチンです。

鼻からのインフルエンザ予防接種の仕組みと臨床データ

鼻からのインフルエンザ予防接種にどの程度の効果があるのかは、接種を検討するうえで最も気になる点でしょう。国内で行われた臨床試験の結果をもとに整理します。


鼻から接種することで粘膜に免疫がはたらく仕組み

インフルエンザウイルスは、鼻やのどの粘膜から体内に入り込みます。鼻から接種するインフルエンザワクチンは、この入口となる粘膜に直接はたらきかけ、局所の免疫を高めることをねらったワクチンです。


注射タイプのワクチンは、血液中の抗体を増やすことで、感染後にウイルスが増えるのを抑え、重症化を防ぐ効果が期待されます。一方、鼻から投与するタイプは、鼻やのどの粘膜でIgA抗体などによる免疫反応を促すことが特徴です。


ただし、どちらの方式が優れているかが確立しているわけではありません。日本小児科学会は、2歳以上19歳未満に対して、注射タイプと鼻からのタイプを同等に推奨しています。どちらかが明確に上位という位置づけではない点は押さえておきたいところです。


国内の臨床試験で示された有効性

国内では、2歳以上19歳未満の健康な小児910例を対象に、実際のワクチンと偽薬を比較する臨床試験が行われました。


その結果、ワクチンを接種した群では、偽薬を接種した群に比べてインフルエンザの発症が28.8パーセント少なくなったと報告されています。この数値には12.5から42.0パーセントという幅が示されており、統計的に意味のある差が確認されたとされています。


この数字は、接種すれば7割の人がかかるという意味ではありません。接種しなかった場合に発症したはずの人のうち、およそ3割弱の発症を防いだという意味です。インフルエンザワクチン全般に言えることですが、感染や発症を完全に防ぐものではないと理解しておく必要があります。


効果が出るまでの期間と持続する期間

インフルエンザワクチンは、接種してすぐに効果が現れるわけではありません。一般に、免疫がつくまでには2週間程度かかるとされています。鼻からのインフルエンザ予防接種も同様で、流行が本格化する前に受けておくことが望まれます。


効果が持続する期間についても、シーズンを通してある程度保たれると考えられていますが、個人差があります。年齢や体調、その年に流行するウイルスの型との相性によっても左右されます。


なお、鼻から接種するタイプのワクチンをめぐっては、海外で一時期、特定のウイルス型に対する有効性が低いという報告が出たことがあります。その後、ワクチンに使う株の見直しが行われ、現在は改良されたものが使われています。こうした経緯があることも、判断材料として知っておくとよいでしょう。

インフルエンザ予防接種を鼻から受けられる年齢

鼻からのインフルエンザ予防接種は、誰でも受けられるわけではありません。年齢の条件がはっきり決まっている点が、注射タイプとの大きな違いです。


対象年齢は2歳以上19歳未満

日本で承認されている接種対象は、2歳以上19歳未満です。この範囲から外れる場合、鼻からのインフルエンザ予防接種は受けられません。


19歳の誕生日を迎えた人は対象外となるため、家族で一緒に接種を検討している場合は、年齢を確認しておく必要があります。


鼻からのインフルエンザ予防接種に年齢制限がある理由

年齢制限が設けられている理由は、国内で行われた臨床試験がこの年齢層を対象に実施され、その範囲で有効性と安全性が確認されたためです。承認された使い方は、試験で確かめられた範囲に沿って決められます。


2歳未満が対象から外れているのは、海外で低年齢の子どもに接種した際、ゼーゼーという呼吸音が出たり入院が増えたりしたという報告があったためとされています。安全性への配慮から、下限が2歳に設定されています。


大人が鼻からのインフルエンザ予防接種を受けられない理由

19歳以上の成人については、国内で製造販売承認が取得されていません。したがって、日本国内で承認された製品を使う限り、大人が鼻からのインフルエンザ予防接種を受けることはできません。


海外では上限がもう少し高く設定されている国もありますが、日本国内の承認範囲とは異なります。国内で承認された範囲を超えて接種した場合、健康被害が生じたときの公的な救済の対象とならない可能性があります。


大人がインフルエンザの予防接種を希望する場合は、注射タイプの不活化ワクチンが選択肢となります。

鼻からのインフルエンザ予防接種の特徴とポイント

鼻からのインフルエンザ予防接種を選ぶ理由として挙げられるのは、主に接種時の負担の軽さです。


針を使わないため痛みがない

最大の利点は、注射針を使わないことです。鼻に噴霧するだけなので、刺すときの痛みがありません。接種した部位が赤く腫れたり硬くなったりすることもありません。


注射を強く嫌がる子どもの場合、接種そのものが大きなストレスになります。鼻からのインフルエンザ予防接種であれば、その負担を減らせる可能性があります。


1シーズンの接種回数は1回

注射タイプのインフルエンザワクチンは、13歳未満では2回接種が基本とされています。2回目を受けるために、決まった間隔をあけて再び受診する必要があります。


鼻からのインフルエンザ予防接種は、対象年齢の範囲であれば1シーズンに1回です。受診の回数が減るため、保護者の付き添いや学校を休む調整といった負担も軽くなります。


接種にかかる時間が短い

噴霧そのものは数秒で終わります。腕を出す必要も、接種後に押さえておく必要もありません。診察や問診の時間は変わりませんが、接種の場面での所要時間は短く済みます。

鼻からのインフルエンザ予防接種のデメリットと注意点

鼻からのインフルエンザ予防接種には、生ワクチンであることに由来する注意点があります。メリットだけで判断せず、この点も踏まえて選びたいところです。


副反応が出る頻度が高い

国内の臨床試験では、接種した608例のうち67.9パーセントにあたる413例で副反応が確認されています。多くは軽いものですが、何らかの反応が出る人のほうが多いという結果です。


これは弱毒化したウイルスが鼻やのどの粘膜でわずかに増えるためで、生ワクチンの性質によるものです。注射タイプでは腕の腫れや痛みが中心ですが、鼻からのタイプでは鼻やのどの症状が出やすくなります。


主な副反応の内容

臨床試験で10パーセント以上に見られた副反応は次のとおりです。鼻づまりや鼻水が59.2パーセント、咳が27.8パーセント、のどの痛みが17.9パーセント、頭痛が11.2パーセントと報告されています。


このほか、鼻やのどの炎症、食欲の低下、下痢、腹痛、発熱、だるさ、筋肉痛などが現れることがあります。多くは数日以内に落ち着くとされていますが、症状の程度には個人差があります。


鼻水や鼻づまりが出ると、風邪をひいたのではないかと心配になるかもしれません。接種後にこうした症状が出た場合の対応については、あらかじめ医師に確認しておくことが大切です。


まれに報告されている重い副反応

頻度は低いものの、重い症状が報告されることがあります。急激なアレルギー反応であるアナフィラキシー、けいれん、顔面神経の麻痺、手足の力が入りにくくなる神経の障害などが挙げられています。


接種後に息苦しさ、じんましんの急な広がり、顔や唇の腫れ、けいれんなどが現れた場合は、すぐに医療機関を受診してください。


接種後しばらく配慮したいこと

弱毒化したウイルスは、接種後しばらくの間、鼻から少量排出されることがあります。健康な人にとって問題になることはまれですが、免疫の働きが著しく低下している人や生後間もない乳児と接する機会がある場合は注意が必要です。


同居家族にそうした人がいる場合は、接種前に医師へ伝えてください。状況によっては、注射タイプを勧められることがあります。

鼻からのインフルエンザ予防接種を受けられない人

鼻からのインフルエンザ予防接種には、受けられない人と、受ける前に慎重な判断が必要な人があります。


接種を受けられない人

明らかな発熱がある場合や、重い急性の病気にかかっている場合は接種できません。


妊娠していることが明らかな人も対象外です。生ワクチンであるため、妊娠中の接種は避けることとされています。妊娠の可能性がある場合や、近い時期に妊娠を希望している場合は、必ず事前に医師へ伝えてください。


免疫の働きが低下している人、免疫を抑える治療を受けている人も接種できません。ワクチンに含まれる成分でアナフィラキシーを起こしたことがある人も同様です。


慎重な判断が必要な人

喘息がある人や、ゼーゼーという呼吸音が出たことがある人は、接種前に医師へ相談が必要です。 医師が診察のうえで、注射タイプを勧める場合があります。


心臓、腎臓、肝臓、血液の病気がある人、発育に関して経過を見ている人なども、事前の相談が必要です。過去にけいれんを起こしたことがある人も同様です。


飲んでいる薬がある場合の注意

インフルエンザの治療に使う抗ウイルス薬を使用している場合や、使用して間もない場合は、接種の時期について注意が必要とされています。弱毒化したウイルスの働きが抑えられ、期待した免疫がつきにくくなる可能性があるためです。


解熱鎮痛薬の一部についても、接種前後の使用に注意が必要とされることがあります。常用している薬がある場合は、種類がわかるものを持参し、必ず医師へ伝えてください。


他のワクチンとの間隔にも決まりがあります。麻しん風しんや水痘、おたふくかぜといった生ワクチンを接種する場合は、4週間以上あけることが一般的です。

鼻からと注射のインフルエンザ予防接種の違いを比較

鼻からのインフルエンザ予防接種と注射タイプは、それぞれ性質が異なります。どちらを選ぶか迷ったときの整理として、主な違いをまとめます。


接種方法や回数などの比較


比較項目

鼻からのタイプ

注射タイプ

ワクチンの種類

経鼻弱毒生ワクチン

不活化ワクチン

接種方法

鼻腔内へ噴霧

皮下に注射

接種時の痛み

なし

あり

対象年齢

2歳以上19歳未満

生後6か月以上

接種回数

1シーズン1回

13歳未満は2回が基本

主な副反応

鼻づまり、鼻水、咳、のどの痛み

接種部位の腫れ、痛み、発熱

妊娠中の接種

不可

医師の判断による

費用の目安

1回8000円〜1万円程度

1回3000円〜5000円程度


このように、接種時の負担という点では鼻からのタイプに利点があり、対象年齢の広さや実績という点では注射タイプに利点があります。


どちらを選ぶかの考え方

2歳以上19歳未満で、注射を強く嫌がる、通院の回数を減らしたいという事情があるなら、鼻からのインフルエンザ予防接種は有力な選択肢になります。


一方、喘息がある、同居家族に免疫の働きが低下している人がいる、妊娠している可能性があるといった場合は、注射タイプのほうが適していると判断されることがあります。


対象年齢から外れる人は、鼻からのインフルエンザ予防接種を選べません。家族で接種を検討する場合、年齢によって受けられるタイプが分かれる点にも留意しておきましょう。

インフルエンザ予防接種を鼻から受けるときの値段

鼻からのインフルエンザ予防接種にかかる費用は、多くの人が事前に確認しておきたい項目です。


費用の目安

インフルエンザの予防接種は、自治体の定期接種にあたる場合を除いて自費での接種となります。公的医療保険は適用されず、料金は医療機関がそれぞれ設定しています。


鼻からのインフルエンザ予防接種の場合、1回あたり8000円から1万円程度としている医療機関が多く見られます。ただしこれはあくまで目安であり、実際の金額は医療機関によって異なります。受診前に必ず確認してください。


注射タイプとの費用の比べ方

注射タイプの1回あたりの料金は、鼻からのタイプより低く設定されているのが一般的です。ただし13歳未満では2回接種が基本となるため、シーズンを通した合計で比べると差が縮まることがあります。


1回あたりの金額だけでなく、必要な接種回数と受診にかかる手間まで含めて比べると、判断しやすくなります。


助成や補助の扱い

自治体によっては、子どものインフルエンザ予防接種に助成を設けている場合があります。ただし、鼻からのタイプが助成の対象に含まれるかどうかは自治体ごとに異なり、注射タイプのみを対象としている例もあります。


加入している健康保険組合が費用の一部を補助している場合もあります。制度の内容は毎年見直されることがあるため、お住まいの自治体や保険者の公式サイトで最新の情報を確認してください。

鼻からのインフルエンザ予防接種を受ける方法

鼻からのインフルエンザ予防接種は、すべての医療機関で受けられるわけではありません。受けるまでの流れを確認しておきましょう。


取り扱っている医療機関の探し方

取り扱いは主に小児科が中心ですが、すべての小児科で扱っているわけではありません。供給量にも限りがあるため、希望する場合は早めに問い合わせることをおすすめします。


かかりつけの医療機関がある場合は、まずそこへ確認するのが確実です。取り扱いがない場合でも、近隣で扱っている医療機関を教えてもらえることがあります。予約制としている医療機関も多く、シーズンが始まると早い時期に枠が埋まることがあります。


接種を受ける時期の目安

インフルエンザワクチンの接種は、例年10月ごろから始まります。ただし開始時期は医療機関によって異なり、入荷の状況にも左右されます。


免疫がつくまでに2週間程度かかることを踏まえると、流行が本格化する前に済ませておくのが望ましいと考えられます。


接種当日の流れ

当日は問診票の記入と医師の診察を受けたうえで、接種となります。体温を測り、当日の体調に問題がないかを確認します。


接種そのものは、上を向いた状態で左右の鼻にそれぞれ1回ずつ噴霧して終わります。強く鼻をすする必要はありません。接種後は、体調に変化がないか一定時間院内で様子を見るのが一般的です。


帰宅後も、当日は激しい運動を避け、体調の変化に注意して過ごしてください。

インフルエンザ予防接種の鼻からタイプに関するよくある質問

鼻からのインフルエンザ予防接種について、寄せられることの多い疑問をまとめます。


鼻水が出ているときでも接種できますか

軽い鼻水程度であれば接種できる場合もありますが、判断は診察を受けたうえで医師が行います。発熱がある場合や、体調がすぐれない場合は延期となります。自己判断せず、当日の状態を医師に伝えてください。


接種した後に鼻水が出ましたが問題ありませんか

鼻水や鼻づまりは、鼻からのインフルエンザ予防接種で最も多く見られる反応です。多くは数日で落ち着くとされています。ただし高熱が続く、症状が重いといった場合は、医療機関に相談してください。


鼻からのインフルエンザ予防接種は痛くありませんか

針を使わないため、刺すときの痛みはありません。ただし、鼻に液体が入る感覚を不快に感じる子どももいます。痛みとは異なる違和感がある点は、事前に伝えておくとよいでしょう。


他のワクチンと同時に接種できますか

医師が必要と認めた場合、他のワクチンと同時に接種することができます。ただし、麻しん・風しんや水痘といった生ワクチンについては、4週間以上の間隔をあけることが一般的です。予定しているワクチンがある場合は、あらかじめ医師に伝えてください。


接種すればインフルエンザにかからずに済みますか

かからなくなるわけではありません。国内の臨床試験でも、発症を完全に防いだのではなく、発症する人の割合を減らしたという結果が示されています。接種後も、手洗いなどの基本的な対策は続けることが大切です。


去年注射で受けましたが今年は鼻からにできますか

前年に注射タイプを受けていても、対象年齢の範囲内で医師が問題ないと判断すれば、鼻からのインフルエンザ予防接種を受けられます。前年の接種内容がわかるものがあれば、持参して医師に伝えてください。

インフルエンザ予防接種の鼻からタイプを選ぶときのまとめ

鼻からのインフルエンザ予防接種は、痛みがなく1回で済むという分かりやすい利点がある一方、対象年齢が限られ、副反応が出る頻度は注射タイプより高いという性質があります。


鼻からのインフルエンザ予防接種が向いている人

2歳以上19歳未満で、注射を強く嫌がる場合や、通院の回数を減らしたい場合に適した選択肢です。腕が腫れやすい人にとっても、負担の少ない方法といえます。


反対に、喘息がある人、妊娠している可能性がある人、免疫の働きが低下している家族と暮らしている人は、注射タイプが勧められることがあります。


迷ったときの相談先

どちらのタイプが適しているかは、年齢や体質、家族の状況によって変わります。判断に迷う場合は、かかりつけの医師に相談してください。持病や服用中の薬、家族の健康状態を伝えたうえで相談することで、より適した判断ができます。


料金や取り扱いの有無、助成の対象となるかどうかは変動します。接種を決める前に、医療機関と自治体の公式サイトで最新の情報を確認しておきましょう。

参照リンク

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