インフルエンザ予防薬の種類と選び方は?市販の可否と費用をあわせて解説
家族や職場でインフルエンザにかかった人が出たとき、自分にうつる前に何か手を打てないかと考える人は少なくありません。その選択肢のひとつが、インフルエンザの予防薬(抗インフルエンザ薬)です。
予防薬という言い方をしますが、薬局で買えるものではありません。医療機関を受診して処方を受ける必要があり、しかも健康保険が使えないため全額が自己負担となります。
使われる薬は1種類ではなく、飲むタイプと吸うタイプがあります。服用する期間も回数も費用も異なるため、どれを選ぶかで負担が変わってきます。
ここでは、インフルエンザの予防薬がどのようなものか、市販で買えるのか、使われる4種類の薬の違いと選び方、対象になる人、始めるタイミング、費用、受け取る方法までを整理します。
※注意事項
この記事は執筆時点で公開されている情報にもとづく一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断や治療方針を示すものではありません。
どの薬が適しているか、そもそも予防薬を使えるかどうかは、年齢、体重、持病、腎機能、服用中の薬などによって変わります。医師の診察を受けたうえで判断してください。家族に処方された薬を分けて飲むことは避けてください。
インフルエンザの予防薬は、健康保険が適用されない自費での診療となります。料金は医療機関がそれぞれ設定しており、地域や薬剤によって異なります。
予防を目的とした使用で健康被害が生じた場合、医薬品副作用被害救済制度の対象とならない可能性があります。この点も含めて医師の説明を受けたうえで判断してください。料金や取り扱いの有無は変動するため、最新の情報は受診する医療機関で確認してください。
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インフルエンザの予防薬とは
インフルエンザの予防薬とは、感染した人と接触した人が、発症を防ぐ目的で使う抗インフルエンザ薬のことです。予防投与や予防内服とも呼ばれます。
インフルエンザの予防薬と治療薬の位置づけ
使われる薬そのものは、インフルエンザの治療に使うものと同じです。異なるのは、使う目的と使い方です。
治療では、発症した人が症状を抑えるために服用します。予防では、まだ発症していない人が、これから体内でウイルスが増えるのを抑えるために服用します。
薬によっては、服用する回数や期間が治療の場合と異なります。同じ薬でも飲み方が変わるため、治療で処方された薬をそのまま予防に使うことはできません。
インフルエンザワクチンとインフルエンザ予防薬との違い
インフルエンザワクチンは、あらかじめ接種して体に免疫をつくっておくものです。免疫がつくまでにおよそ2週間かかり、その後は数か月にわたって備えが続くとされています。
一方、インフルエンザの予防薬は、感染する可能性が生じた後に使い始めるものです。免疫をつくるわけではなく、ウイルスの増殖を直接抑えます。
前もって備えるのがワクチン、事後に対応するのが予防薬という違いがあります。予防薬はワクチンの代わりになるものではありません。
インフルエンザの予防の基本はワクチン接種です。予防薬は、ワクチンに代わるものではありません。
効果は使っている期間だけ続く
抗インフルエンザ薬の予防効果は、薬を使用している期間に限られます。予防薬を使用したからといって、シーズンを通して発症を防げるわけではありません。
インフルエンザの予防薬は市販で買えるのか
インフルエンザ予防薬が市販されていない理由
インフルエンザの予防薬として使われる抗インフルエンザ薬は、すべて医療用医薬品です。薬局やドラッグストアで市販されているものではありません。
医師の診察を受け、処方を受けることが必要です。年齢や体重、腎機能、持病、服用中の薬によって使える薬や量が変わるため、医師の判断が欠かせません。
インフルエンザ予防薬と市販の風邪薬との違い
ドラッグストアには、発熱やのどの痛みに使う市販薬が並んでいます。これらは症状をやわらげるための薬であり、インフルエンザウイルスの増殖を抑えるものではありません。
したがって、市販の風邪薬でインフルエンザを予防することはできません。症状が出ていない段階で市販薬を飲んでも、予防にはつながりません。
また、市販の総合感冒薬には、インフルエンザにかかった子どもに使うべきでない成分が含まれていることがあります。自己判断での使用は避けてください。
インフルエンザ予防薬の個人輸入のリスク
インターネット上には、抗インフルエンザ薬を個人輸入できるとうたうサイトがあります。しかし、こうした方法には複数のリスクがあります。
偽造品や品質の確認されていない製品が含まれている可能性があります。成分や含有量が表示と異なることもあり、健康被害につながるおそれがあります。
また、個人輸入した医薬品で健康被害が生じた場合、医薬品副作用被害救済制度の対象になりません。医療機関を受診して処方を受けてください。
インフルエンザの予防薬に使われる4種類の薬
予防に使われる抗インフルエンザ薬は、主に4種類です。
タミフル
タミフルは、口から飲むタイプの薬です。成分名はオセルタミビルで、後発医薬品もあります。
予防に使う場合、成人では1回75mgを1日1回、7日から10日間服用します。治療では1日2回飲むのに対し、予防では1日1回となります。
ドライシロップとカプセルがあり、体重によって使い分けられます。年齢の下限による制限が基本的にないため、子どもから大人まで幅広く使われます。
イナビル
イナビルは、口から粉を吸い込むタイプの薬です。成分名はラニナミビルです。
予防に使う場合、成人と10歳以上の小児では40mgを1回吸入するか、20mgを1日1回2日間吸入します。10歳未満の小児では20mgを1回吸入します。通院や服用の管理という点では投与回数が少ない薬です。
なお、10日を超えて使用した場合の予防効果は確認されていません。
一方で、自分で正しく吸い込めることが前提になります。小さな子どもや、吸入の操作が難しい人には向きません。
リレンザ
リレンザも吸入するタイプの薬です。成分名はザナミビルです。
予防に使う場合、1日1回を10日間吸入します。イナビルと比べて期間は長くなりますが、途中で体調に変化があった場合に中止しやすいという特徴があります。
こちらも、適切に吸入操作を行えることが使用の前提になります。
ゾフルーザ
ゾフルーザは、口から飲むタイプの薬です。成分名はバロキサビル マルボキシルで、ウイルスの増殖を抑えるしくみが他の3種類と異なります。
予防に使う場合、1回の服用で完了します。錠剤と顆粒があり、体重によって量が変わります。
ただし、服用後に薬が効きにくくなる変異ウイルスが検出されることが報告されています。12歳未満の子どもについては、日本小児科学会が注意を促しています。
薬剤ごとの特徴は次のとおりです。
薬剤 |
剤形 |
予防での使い方 |
特徴 |
タミフル |
内服(カプセル・ドライシロップ) |
1日1回を7日から10日間 |
年齢の下限による制限が基本的にない。後発医薬品がある |
イナビル |
吸入 |
1回または2日間の吸入 |
管理の負担が小さい。確実に吸入できることが前提 |
リレンザ |
吸入 |
1日1回を10日間 |
体調の変化があれば中止しやすい。吸入の回数が多い |
ゾフルーザ |
内服(錠剤・顆粒) |
1回の服用 |
作用のしくみが異なる。12歳未満は学会が注意を促している |
インフルエンザの予防薬の選び方
剤形で選ぶ
まず、飲むタイプか吸うタイプかという違いがあります。
吸入薬は、自分で正しく吸い込めることが前提です。小さな子ども、高齢者、吸入の操作が難しい人では、内服薬が選ばれることが一般的です。
また、喘息や気管支の病気がある場合、吸入薬は避けたほうがよいとされています。持病がある場合は必ず申告してください。
インフルエンザ予防薬を使用する期間と回数で選ぶ
タミフルは7日から10日間、リレンザは10日間と、毎日続ける必要があります。飲み忘れや吸い忘れが起きやすい環境では、続けられるかどうかが判断の材料になります。
一方、イナビルとゾフルーザは1回で完了します。管理の負担は小さくなりますが、その1回が失敗すると十分な量が入らない可能性があります。
途中で体調に変化があった場合、毎日使うタイプであれば中止しやすいという利点もあります。
インフルエンザ予防薬を費用で選ぶ
予防目的の使用はすべて自費となるため、薬剤によって費用が変わります。後発医薬品を選べる薬もあります。
家族で複数人が使う場合は、人数分の費用がかかります。費用を抑えたい場合は、その旨を診察の場で伝えてください。
年齢と体重で選ぶ
年齢と体重によって、使える薬と量が変わります。子どもの場合、吸入ができない年齢では内服薬が選ばれます。
腎機能が低下している人では、体内の薬の濃度が高くなりやすいため、用量や間隔の調整が必要とされています。持病や服用中の薬を伝えたうえで判断を受けてください。
インフルエンザの予防薬の対象になる人
インフルエンザ予防薬は、希望すれば誰でも処方されるものではありません。
予防薬の対象となる人
予防薬は、原則としてインフルエンザを発症した人の同居家族や共同生活者のうち、高齢者や慢性呼吸器疾患・慢性心疾患、糖尿病などの基礎疾患があり、重症化のリスクが高い人などが対象となります。
実際に予防薬が必要かどうかは、年齢や持病、感染した人との接触状況などを踏まえて医師が判断します。
対象に当てはまらない人が希望する場合
上記に当てはまらない健康な人が予防薬を希望する場合もあります。この場合の取り扱いは医療機関によって異なります。
いずれの場合も自費となり、医師が必要と判断しなければ処方は行われません。
受験や仕事の予定がある場合
受験を控えている、休めない仕事があるといった事情から予防薬を希望する人もいます。
こうした事情は、医師が処方を判断する際の材料のひとつになります。ただし、事情があれば必ず処方されるというものではありません。対象外の使用にあたる場合のリスクについて説明を受けたうえで判断することになります。
予防薬に頼るだけでなく、ワクチンの接種や手洗いといった基本的な対策をあわせて考えてください。
インフルエンザの予防薬を始めるタイミング
接触後2日以内という条件
インフルエンザの予防薬は、患者と接触してから2日以内に使用を開始する必要があります。接触から48時間を超えて開始した場合の有効性は確認されていません。
家族が発症したことがわかったら、できるだけ早く受診する必要があります。数日様子を見てから相談するのでは、条件を外れてしまう可能性があります。
48時間を過ぎてしまった場合
接触から48時間以上が経過している場合、予防薬の効果は確認されていません。この場合、医師から予防薬を勧められないことがあります。
すでに感染していて、これから症状が出る段階にある可能性もあります。体調の変化に注意しながら過ごし、症状が出た時点で改めて受診するという判断が一般的です。
すでに症状が出ている場合
発熱やのどの痛みなど、すでに症状が出ている場合は、予防ではなく治療の対象となります。この場合は保険診療となり、薬の使い方も予防の場合とは変わります。
予防のつもりで受診しても、診察や検査の結果によって扱いが変わることがあります。受診時の体調は正確に伝えてください。
インフルエンザの予防薬にかかる費用
自費となる理由
健康保険は、病気やけがの治療に対して給付されるしくみです。まだ発症していない状態で行う予防は、病気とみなされない場合にあたるため、給付の対象になりません。
これは予防接種が保険適用にならないのと同じ考え方です。診察料も薬剤費も、すべて自己負担となります。
薬剤ごとの費用の目安
自費診療のため料金は各医療機関が独自に設定しており、地域や薬剤によって差があります。医療機関が公表している金額を見ると、診察料と薬剤費を合わせておおむね1万円前後としているところが多く見られます。
薬剤ごとの目安は次のとおりです。
内訳 |
費用の目安 |
備考 |
診察料 |
3000円前後 |
医療機関が独自に設定 |
タミフル(先発品) |
5000円から7000円程度 |
7日から10日分 |
オセルタミビル(後発品) |
3000円前後 |
在庫状況により取り扱いがない場合あり |
イナビル |
4000円から6000円程度 |
1回または2日分 |
リレンザ |
4000円から6000円程度 |
10日分 |
ゾフルーザ |
5000円から8000円程度 |
1回分 |
合計の目安 |
おおむね1万円前後 |
家族で受ける場合は人数分 |
これはあくまで一部の医療機関が公表している金額です。受診前に必ず問い合わせて確認してください。
後発医薬品を選んだ場合
タミフルの成分であるオセルタミビルには後発医薬品があり、こちらを選ぶと薬剤費を抑えられる場合があります。成分は同じで、使い方も変わりません。
在庫の状況によって取り扱いのない場合もあるため、希望がある場合は受診前に確認しておくとよいでしょう。
インフルエンザの予防薬の効果と限界
インフルエンザ予防薬を使えば必ず発症を防げるわけではありません。
報告されている効果
臨床試験では、予防薬を使った群のほうが、使わなかった群に比べてインフルエンザの発症が少なかったと報告されています。同居家族への感染を減らす方向にはたらくとされています。
ただし、発症をゼロにするものではありません。予防薬を使った人のなかにも、発症する人はいます。
使っても発症することがある理由
薬はウイルスの増殖を抑えるはたらきを持ちますが、体内に入ったウイルスを完全になくすものではありません。使い始めた時点ですでに体内でウイルスが増え始めていた場合、発症を抑えきれないことがあります。
感染してから症状が出るまでには時間差があるため、接触した直後に受診しても、すでに感染している可能性は残ります。
使い終えた後の扱い
予防効果は使用している期間のみ続くとされています。飲み終えた後や吸入を終えた後は、効果が続くわけではありません。
シーズン中に再び感染者と接触する機会があれば、その時点で改めて感染する可能性があります。予防薬を使った後も、手洗いなどの基本的な対策は続けてください。
インフルエンザの予防薬の副作用と注意点
予防目的であっても、治療目的の場合と同じ副作用が起こる可能性があります。
薬剤ごとの主な副作用
内服薬では、下痢、吐き気、嘔吐、腹痛といった消化器の症状が比較的多く報告されています。頭痛や発疹が現れることもあります。
吸入薬では、のどや気管への刺激による症状が報告されることがあります。喘息のある人では、症状が悪化するおそれがあるとされています。
多くは使用を続けるうちに落ち着くとされていますが、症状が強い場合や続く場合は、処方を受けた医療機関に相談してください。
重大な副作用
頻度は低いものの、重い副作用が起こることもあります。重い副作用の種類は薬剤によって異なるため、使用後に体調の異変を感じた場合は、早めに医療機関へ相談してください。
使用後に息苦しさ、じんましんの急な広がり、顔や唇の腫れ、強い腹痛、皮膚や白目が黄色くなるといった症状が現れた場合は、すぐに医療機関を受診してください。
異常行動への注意
インフルエンザにかかった際、薬の使用の有無にかかわらず、異常な行動が現れることがあると報告されています。薬だけが原因とは限らないとされています。
特に小児や未成年者では、発症から少なくとも2日間は一人にせず、保護者が目を離さないようにすることが求められています。予防薬を使っている期間も、体調や様子の変化には注意を払ってください。
救済制度の対象外となる可能性
医薬品を適正に使用したにもかかわらず健康被害が生じた場合に備えて、医薬品副作用被害救済制度が設けられています。
ただし、この制度は法令で定められた効能効果に沿った使用が前提です。予防を目的とした使用については、対象とならない可能性があります。費用の負担だけでなく、この点についても理解したうえで使用を検討することが大切です。
インフルエンザの予防薬を受け取る方法
医療機関を受診する
内科や小児科を受診し、診察を受けたうえで処方を受けます。接触後2日以内という条件があるため、家族が発症したことがわかった時点で早めに受診してください。
医療機関によって、予防目的の処方に対応しているかどうか、取り扱っている薬剤の種類、料金が異なります。受診前に電話などで確認しておくと、当日の流れが円滑になります。
発症した家族と同じ待合室で過ごすことになる場合もあるため、受診の方法についてもあわせて確認してください。
オンライン診療という選択肢
予防薬の処方をオンライン診療で受けられる場合があります。自宅にいながら診察を受けられるため、外出の負担を減らせます。
ただし、対応している医療機関は限られ、薬剤が届くまでに時間がかかることがあります。接触後2日以内という条件を考えると、届くまでの日数も判断の材料になります。
オンライン診療でも自費となり、診察料に加えて配送料がかかる場合があります。
受診時に伝えること
発症した家族がいつ診断されたか、最後に接触したのはいつか、同じ空間でどのくらい過ごしたかを伝えてください。
あわせて、持病の有無、服用している薬、これまでに薬でアレルギー症状が出たことがあるか、吸入ができるかどうかも重要です。子どもの場合は現在の体重も必要になります。
費用を抑えたい、飲み忘れが心配といった希望があれば、診察の場で伝えてください。薬剤の選択に反映されることがあります。
子どもにインフルエンザの予防薬を使う場合
年齢と剤形の関係
吸入薬は、自分で正しく吸い込めることが前提になります。吸入の操作ができない年齢では、内服薬が選ばれます。
タミフルは年齢の下限による制限が基本的にないため、小さな子どもでも使いやすい薬です。ただし1歳未満については、予防の用法用量が設定されていません。
体重による用量
子どもの場合、体重によって使う量が変わります。体重37.5kg以上では成人と同じ量、それ未満ではドライシロップを使って体重に応じた量を使用します。
前回処方された量をそのまま使うことはできません。成長にあわせて量が変わるため、必ず受診して処方を受けてください。
保護者が注意する点
毎日続けるタイプの薬では、飲み忘れが起きやすくなります。決まった時間に飲ませる習慣をつくってください。
飲んだ後に吐いてしまった場合、自己判断でもう一度飲ませることは避けてください。いつ飲んで、どのくらいの時間で吐いたかを記録し、医療機関または薬局に確認してください。
予防薬を使っている期間も、体調や様子の変化に注意を払い、異常な行動が見られた場合は一人にしない対応が必要です。
インフルエンザの予防薬に関するよくある質問
家族に処方された薬を分けて飲んでもよいですか
避けてください。治療目的と予防目的では使い方が異なり、量や期間も違います。年齢や体重、腎機能に応じた調整も必要です。必ず本人が受診して処方を受けてください。
予防薬を使えばワクチンは不要ですか
いいえ。予防薬はワクチンの代わりにはなりません。予防薬の効果は使用している期間に限られるため、インフルエンザ予防の基本はワクチン接種です。
予防薬を使っている途中で発症したらどうなりますか
医療機関を受診してください。診断の結果によっては、治療目的の使い方に切り替わり、保険診療となります。自己判断で量を増やすことは避けてください。
職場でインフルエンザが出た場合も対象になりますか
職場でインフルエンザの患者が出ただけで、予防薬の対象になるとは限りません。予防薬は原則として、患者の同居家族や共同生活者のうち、重症化リスクの高い人などが対象です。予防薬が必要かどうかは医療機関に相談してください。
妊娠中でもインフルエンザ予防薬を使えますか
医師が必要と判断した場合に検討されることがあります。妊娠中はインフルエンザにかかると重症化しやすいとされているため、産婦人科医と相談したうえで判断してください。
インフルエンザの予防薬を検討するときのまとめ
インフルエンザの予防薬は、インフルエンザ患者と接触した場合に、発症を防ぐ目的で使用する抗インフルエンザ薬です。
押さえておきたいポイント
予防薬は市販されておらず、医療機関を受診して処方を受ける必要があります。個人輸入は偽造品や健康被害のおそれがあるため避けてください。
使われる薬は主に4種類で、飲むタイプと吸うタイプがあります。毎日続けるものと1回で完了するものがあり、費用も異なります。剤形、期間、費用、年齢と体重を踏まえて選ぶことになります。
予防目的での使用は健康保険が適用されず、原則として全額自己負担です。また、予防薬は誰でも使用できるわけではなく、患者と接触してから2日以内に使用を開始する必要があります。予防効果は使用している期間に限られます
予防を目的とした使用では、健康被害が生じた場合の救済制度の対象とならない可能性がある点も理解しておく必要があります。
参照リンク
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KEGG MEDICUS ゾフルーザ錠10mg 他 電子添付文書
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公益社団法人 日本小児科学会 インフルエンザ治療・予防指針
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医薬品医療機器総合機構 医薬品副作用被害救済制度
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厚生労働省 インフルエンザ(総合ページ)