インフルエンザ診療ができるおすすめオンライン診療10選！タミフルやゾフルーザなどの予防薬を自宅で受け取る方法

「家族にインフルエンザが出たので、今からでもインフルエンザの薬が欲しい」
「予防接種はイヤだけど事前に薬を処方してもらいインフルエンザを予防したい」

こうしたタイミングで利用されることが増えているのが、オンラインで医師の診察を受けてインフルエンザの予防薬を処方してもらう方法です。対面の通院が難しい場合でも、オンライン診療なら自宅から医師の判断を仰ぐことができ、必要に応じて薬の処方を受けられます。

インフルエンザの予防薬は、本来は治療に使われる抗インフルエンザ薬を、発症前の段階で服用しウイルスの増殖を抑えることを目的としたものです。ワクチンが「免疫をつくって感染しにくい状態を整える」のに対し、予防投与は「ウイルスが体に入ったあと、増えにくい環境にする」という点が異なります。

特に、身近な家族や職場で感染者に接触した直後は、「うつったかもしれない」と感じる人も多いはずです。こうした状況で、一定時間内に予防薬を使用することで、症状が出にくくなる場合があり、一般的には48時間以内の使用が目安とされます。

予防投与に用いられる薬剤には、タミフル（オセルタミビル）、イナビル（ラニナミビル）、ゾフルーザ（バロキサビル）などがあり、A型・B型どちらのインフルエンザにも使用されます。治療薬として広く使われてきたこれらの薬を、状況に合わせて予防目的でも活用します。

この記事では、オンライン診療でインフルエンザ予防薬を受け取るまでの流れ、代表的な薬の特徴、オンラインで受診するメリットや注意点、そして「どんな人に向いているか」まで、これから対策を始めたい方に役立つ情報をまとめて解説します。

この記事でわかること

• インフルエンザ薬の処方に対応しているオンライン診療10院

• オンライン診療でできるインフルエンザ予防

• インフルエンザ予防で処方される主な抗インフルエンザ薬3種

• オンライン診療のメリットと注意点

• インフルエンザ予防でオンライン診療がおすすめの方

タミフルなどの抗インフルエンザ薬を処方してもらえるオンライン診療10クリニックについて、料金や診療時間などをまとめました。

※クリニック名をタップすると詳細にとびます。
※インフルエンザの予防や治療に使われる代表的な薬には、「タミフル（一般名：オセルタミビル）」があります。タミフルはスイスのロシュ社が開発した抗インフルエンザ薬で、日本では中外製薬が販売しています。
現在はこの有効成分オセルタミビルを用いたジェネリック医薬品も多数あり、成分や効果は基本的に同じであるため、医療機関では「タミフル」と「オセルタミビル」がほぼ同じ薬として扱われています。
以下の表では、このオセルタミビル（タミフル）などを含む主要な抗インフルエンザ薬の種類と、オンライン診療での料金を比較しています。

【オンライン処方】インフルエンザ予防 受験や仕事に備えを | DMMオンラインクリニック

DMMオンラインクリニックは、
「家族がインフルエンザにかかってしまい、自分も心配…」
「受験や資格試験などどうしても日程を動かせない予定がある」
「重要な商談・出張など、仕事を休めない」
といった「今だけはインフルエンザにかかりたくない」という方のために、オンラインで医師に相談し、必要に応じて予防薬の処方を受けられる診療サービスです。

インフルエンザ予防薬として、オセルタミビル（タミフル）やリレンザなどを取り扱い、医師の診察をビデオ通話で受けた後、最短当日で自宅やコンビニに薬を届けてくれます。

DMMオンラインクリニックでは、下記３種類のインフルエンザ予防薬が処方されます。

DMMオンラインクリニックで処方されるインフルエンザ予防薬

• オセルタミビルカプセル75mg（タミフルジェネリック）

• リレンザ

• イナビル吸入粉末剤20mg

いずれもA型・B型インフルエンザに対して承認されている抗ウイルス薬です。

インフルエンザの診察料は無料、かかる費用は処方された薬代と送料（550円）のみになっており、24時間いつでも予約から診察まで完結します。

 対面のクリニックのように待合室で待つ手間がなく、仕事や学業で忙しい方も、自宅でオンライン診療でインフルエンザ発症リスクを下げるための相談・処方を受けられます。

最短翌日にインフルエンザ薬が届くため、試験や旅行など大事な予定の前に、必要に応じて医師の判断のもとで処方を受けられます。また、「家族がインフルエンザに感染した」「急な出張が入った」など、急な需要にも対応しやすいという特長があります。

インフルエンザ予防内服薬 オンライン診療 | デジタルクリニック

デジタルクリニックグループは、24時間365日いつでもオンライン診療でインフルエンザ予防薬の診療・処方が受けられるクリニックです。タミフル後発品(オセルタミビル)、イナビル、ゾフルーザといった主要な抗インフルエンザ薬を取り扱い、どの処方薬も10日分10,000円（税込）ほどで提供しています。

デジタルクリニックグループで処方されるインフルエンザ予防薬

• オセルタミビル（タミフルジェネリック）

• イナビル

• ゾフルーザ

都内ではバイク便によるインフルエンザ薬の最短当日配送も可能で、全国にも迅速に薬を届けます。専門の医師や医療チームが公式LINEの24時間チャットでサポートし、診察前後の不安や疑問にも丁寧に対応しています。

公式LINEでは「次回の薬を早めに配送してほしい」「処方薬を定期配送してほしい」といったフレキシブルな対応が可能です。サポートデスクに電話せずとも、24時間いつでも相談できるため、日中に時間の取れない方でも便利に使えるオンライン診療サービスといえるでしょう。

また、デジタルクリニックでは、医師が決めた薬だけではなく、ご自身が希望する薬の処方について相談することも可能です。すでに別の医療機関で服用している処方薬を継続したい場合は、診察時に相談してみてください。ただし、最終的にどのインフルエンザ薬を処方するかについては医師の判断に基づくものとなります。

【インフルエンザ予防内服】のオンライン診療 | クリニックフォア

 クリニックフォアは、全国10院以上を展開し、オンライン診療にも積極的に取り組む総合クリニックです。
対面のクリニックは首都圏にあり、保険診療にも対応しています。

クリニックフォアでのインフルエンザ予防では、下記3種類の抗インフルエンザ薬が処方されます。

 クリニックフォアで処方されるインフルエンザ予防薬

• オセルタミビル

• イナビル

• ゾフルーザ

 クリニックフォアでのオンライン診療はメールや公式サイトのリンクから診療するためのビデオ通話画面にアクセスできるため、専用アプリをわざわざダウンロードする必要がありません。

クリニックフォアでのオンライン診療の支払い方法はクレジットカードやAmazon Pay、GMO後払い、代引きなど多彩で利便性が高いのが特徴です。クレジットカードの情報をクリニックのサイトに登録したくない方も、Amazon Payや後払いを利用すると安心して診療を受けられるでしょう。

 また、定期配送やまとめ買いによる割引もあり、継続的な予防にも対応しやすい価格です。なお、クリニックフォアの対面診療ではワクチン接種も実施しており、ご家族や職場での感染リスクが高い方や、受験・大事な仕事を控える方も安心です。

インフルエンザ予防 | オンライン社内診療所

 フェアクリニックは、産業医経験豊富な医師が運営するオンライン診療サービスで、インフルエンザ予防薬のオンライン処方にも対応しています。

インフルエンザ予防では、下記のインフルエンザ薬が処方されます。

 フェアクリニックで処方されるインフルエンザ予防薬

• オセルタミビル

• イナビル

• ゾフルーザ

フェアクリニックのオンライン診療では、支払いはPayPayであるため、クレジットカードを登録したり新しい決済アプリを入れたりする必要がありません。

診療はLINE通話を使用します。診療の流れはLINE公式アカウントを活用し、LINEから事前問診票を入力・送信するだけです。医師が内容を確認し、最短で即日処方薬が発送されるため、忙しい社会人や受験生、ご家族に感染者が出た場合など「今すぐ予防したい」ニーズに迅速に応えます。

LINEとPayPayで完結するため、診療からインフルエンザ薬の受け取りまで今持っている携帯電話で済ませることが可能です。オンラインサービスに慣れていない方でも使用しやすいオンライン診療といえるでしょう。

発熱外来(インフルエンザ/新型コロナなど)のオンライン診療|ファストドクターのオンライン診療

ファストドクターは、24時間365日全国どこからでもオンライン診療が受けられる医療プラットフォームです。保険診療にも対応しており、インフルエンザ予防では医師の診療後に処方する薬が確定します。

 ファストドクターで処方されるインフルエンザ予防薬

• 医師の処方による

ファストドクターのオンライン診療での診療方法は、SMSに送られるリンクからマイページに入り、保険証と支払い方法を登録した後、予約時間になるとビデオ通話ボタンが現れるので、クリックするとビデオ診療が始まります。

 インフルエンザ薬は自宅近くの薬局や宅配で受け取れるため、外出や待ち時間のストレスがありません。

インフルエンザの予防投与は自由診療で、処方薬代3,000～6,000円程度が目安です。保険証や医療証も利用でき、診療費の計算や支払いもオンラインでスムーズに行えます。

また、インフルエンザ・コロナ同時抗原検査キットも割引価格で購入でき、検査結果をもとに医師が迅速に診断・処方を行います。検査キットで陽性が出た方には、登園許可証や診断書の発行も行っています。発熱外来や往診もあり、幅広い感染症や急な体調不良にも利用しやすいクリニックです。

インフルエンザ予防薬のオンライン診療 | カラダ内科クリニック | 渋谷・五反田・中野・福岡天神

KARADA内科クリニックは、五反田・渋谷・中野に拠点を持ち、感染症専門医による診療体制が特徴の総合診療クリニックで、オンライン診療にも対応しています。

カラダ内科クリニックでのインフルエンザ予防策としては、ワクチン接種（3,900円・税込、中学生以上対象）と、タミフル（オセルタミビル）による予防内服の2本柱で、予防内服はオンライン診療での処方が可能です。

インフルエンザ予防の薬は、下記1種類を処方します。

KARADA内科クリニックで処方されるインフルエンザ予防薬

• タミフル®(オセルタミビル)

オンライン診療は専用アプリ不要で、お使いの携帯電話のビデオ通話で行います。
オンライン診療は、対面クリニックの開院時間で受付ています。五反田院なら土日を含む終日09:00～12:00/13:30～16:30です。土・日も夕方まで診療しているため、仕事や学校で平日の時間が取れない方でも利用しやすいでしょう。

なお、カラダ内科クリニック での対面診療ではインフルエンザワクチンとコロナワクチンの同時接種も可能で、幅広い感染症対策を一度に受けられるのも魅力です。KARADA内科クリニックは専門性と利便性を両立しているため、幅広い需要に利用できるクリニックといえるでしょう。

インフルエンザ予防のミナカラオンライン診療

ミナカラオンライン診療は、内科や皮膚科など複数の診療科を展開し、日常的な診療や健康管理をオンラインで完結できるオンライン診療サービスです。

インフルエンザ予防は、下記3種類の薬を処方しています。

ミナカラオンライン診療で処方されるインフルエンザ予防薬

• オセルタミビル

• イナビル吸入粉末剤

• ゾフルーザ

診療予約は公式サイトから90秒で完了し、スマホやPCのマイページからビデオ通話形式で医師の診察を受けられます。LINEや専用アプリは不要で、ウェブ上のマイページから手続きが完結するため、デジタル操作が苦手な方でも安心して利用できるでしょう。スマホやパソコンの操作でわからないことがあれば、土日祝日を含む10:00～17:00まで電話サポートも対応しています。

また、処方薬だけでなく、市販薬や衛星用品も取り扱っており、サイト内で購入できます。ミナカラオンライン診療は、トータルで健康管理ができるオンライン診療として、ご家庭のかかりつけ医のように利用できるオンライン診療サービスです。

オンライン診療｜たけしファミリークリニック｜北習志野・習志野台の内科・小児科・皮膚科・アレルギー科

たけしファミリークリニックは、北習志野・習志野台エリアで幅広い世代を対象に、内科・小児科・皮膚科の診療と各種予防接種を提供する地域密着型クリニックです。対面診療がメインですが、オンライン診療にも対応しています。

たけしファミリークリニックで処方されるインフルエンザ予防薬

• 医師の処方による

オンライン診療の利用方法は、クリニックの公式サイトか公式LINEから予約し、curonというアプリを通じて問診票の入力とビデオ通話での診療を行う形になります。処方薬は、最寄りの薬局で受取れます。

インフルエンザの予防医療に力を入れており、ワクチン接種は主に土曜午後や日曜に行われるため仕事や学校の都合に合わせやすいことが特徴です。インフルエンザ流行期の家族内感染や受験・大事なイベント前の予防策として利用しやすいといえるでしょう。

地域に根ざした丁寧な診療と、家族ぐるみの予防医療を重視するたけしファミリークリニックは、安心して通える「かかりつけ医」として地域住民に支持されています。

オンライン診療｜渋谷駅直結SHIBUYAサクラステージ5F｜ゆみのクリニック渋谷桜丘

ゆみのクリニック渋谷桜ケ丘は、渋谷駅徒歩3分の好立地に位置し、内科・循環器内科・呼吸器内科・感染症内科など幅広い診療科と専門医が揃う総合クリニックです。インフルエンザ予防ではオンライン診療が利用でき、インフルエンザ薬は先発品を取り扱っていることが特徴です。

ゆみのクリニック渋谷桜ケ丘で処方されるインフルエンザ予防薬

• タミフル先発品

オンライン診療では2種類のアプリが使用可能です。

CLINICSはお薬手帳機能があり、診療記録や処方記録を一貫して管理できます。curonはシンプルで直線的な操作が特徴で、スマホやパソコンに不慣れな方でも使いやすいアプリです。

ゆみのクリニックのオンライン診療はどちらも使えるため、ご自身の使いやすい方を選べることが嬉しいポイントです。なお、オンライン診療は初診・再診ともに対応していますが、15歳未満の初診は不可となっています。

総合内科専門医による丁寧な診察と、対面・オンライン両方の診療体制を活かし、インフルエンザの予防・早期治療から慢性疾患管理まで幅広くサポートするクリニックです。

医療法人社団政松会 オンライン診療

医療法人社団政松会は「患者様に寄り添い、暮らしの充実に貢献し、その人らしい豊かな人生を送るサポート」を理念とし、治療だけでなく予防や生活の質向上にも力を入れている医療団体です。政松会のオンライン診療は、生活習慣病や小児の診療などさまざまなケースに対応しており、インフルエンザ予防の薬も処方しています。

インフルエンザ予防においては、イナビルを処方します。

医療法人社団政松会で処方されるインフルエンザ予防薬

• イナビル

医療法人社団政松会のオンライン診療では、イナビルの用量を体重ではなく年齢ごとに指定しています。オンライン診療は訪日外国人にも対応しており、診療ツールはZOOMかWhatsAppが使用可能です。

対面診療では、神田痛みのクリニック、西麻布インターナショナルクリニック、塩澤歯科医院など複数の医療施設を運営していて、整形外科、麻酔科、ペインクリニックなど専門医も在籍しています。

オンライン診療では、自宅にいながらビデオ通話や電話を通じて医師の診察を受け、インフルエンザ予防のための抗ウイルス薬を処方してもらえます。感染リスクを抑えながら、インフルエンザ予防ができる点が魅力です。

オンライン診療によるインフルエンザ予防は、抗インフルエンザ薬の予防投与です。ご家庭や職場でインフルエンザ感染者が出た際、医師がリスクを評価し適応があると判断した場合に処方されます。

タミフルやリレンザなどの薬剤を発症前に服用し、インフルエンザの感染リスクを軽減する予防法として確立されています。

予防接種は免疫系を活性化させてインフルエンザウイルスに対する抗体を作らせる方法で、効果の持続期間が長く、インフルエンザシーズン前に1回のみ接種します。

一方、予防投与はインフルエンザに感染した方と濃厚接触した場合など、すでに感染リスクが高い状況で発症を防ぐために、オセルタミビルやイナビルなど抗インフルエンザ薬を一定期間服用する方法です。

予防投与は、発症すると重症化リスクが高い方や、集団感染防止が必要な施設内の接触者などが対象です。

予防接種と予防投与はお互いに補い合うような関係にあり、いずれもA型・B型インフルエンザに対して承認されている抗ウイルス薬です。

オンライン診療では、対象者の年齢、基礎疾患、アレルギー歴などを総合的に判断し、複数の抗インフルエンザ薬から適切なものが選ばれます。

抗インフルエンザ薬の重篤な副作用である異常行動は、抗インフルエンザ薬の影響だけではなくインフルエンザ自体の影響も考えられる点を理解しておきましょう。

オセルタミビルは経口薬として広く使用される抗インフルエンザ薬で、A型・B型両方のインフルエンザに有効です。

予防投与では1日1回75mgを7～10日間服用します。副作用は比較的軽く、嘔吐や下痢など消化器症状が報告されています。

ジェネリック医薬品として複数のメーカーから発売されており、コストパフォーマンスに優れた選択肢として多くの医療機関で採用されています。

リレンザ（ザナミビル）は吸入薬として使用される抗インフルエンザ薬で、気道に直接作用するため全身への副作用が比較的少ないことが特徴です。

予防投与では、1日1回10mg（2ブリスター）を専用の吸入器具で10日間吸入します。

呼吸器系の基礎疾患がある方や、内服薬で胃腸症状が出やすい方に適しています。ただし、正しい吸入手技の習得が必要で、5歳未満の小児には使用できません。

イナビル（ラニナミビル）は長時間作用型の抗インフルエンザ薬で、予防投与では1回の吸入で効果を発揮する点が大きな特徴です。

1回40mg（2容器）を吸入すると、約1週間の予防効果が期待できます。そのため、リレンザ2回の吸入が医師の指示通りに行えない際の選択肢となっています。

副作用は比較的少ないですが、まれにアレルギー反応や吸入時の咳などに注意が必要です

ゾフルーザは、インフルエンザウイルスが増殖する際に必要な「キャップ依存性エンドヌクレアーゼ」という酵素を阻害しウイルスの増殖を抑える処方薬です。

ゾフルーザは、1回の服用で効果が期待され、服用忘れのリスクが少ない点が特徴です。

自宅で医師の診療から薬の処方まで完結するオンライン診療は、下記3つの理由からインフルエンザ流行シーズンに利用する価値の高い医療サービスといえます。

また、注射が苦手でインフルエンザワクチンを避けたい方にもおすすめです。

オンライン診療でインフルエンザ予防薬をもらうメリット3つ

• 通院不要！時間と手間を節約できる
• 医療機関での感染リスクを回避できる
• 急いでいるときすぐに相談・処方が受けられる

オンライン診療では自宅やオフィスから診察を受けられるため、医療機関への往復時間や院内での待ち時間がかかりません。

インフルエンザ流行シーズンは医療機関が混雑しやすく、1時間以上の待ち時間が発生することも珍しくありませんが、オンライン診療なら予約時間通りに診察が開始され、効率よく医師の診療を受けられます。

わざわざ病院に行く時間を捻出する必要がなく、家事や仕事のスキマ時間を有効活用できます。 

医療機関はさまざまな疾患を持つ患者が集まる場所であり、インフルエンザ流行期には院内感染のリスクが高まります。免疫力が低下している方や高齢者、妊娠中の方などハイリスク群の方にとって、二次感染は絶対に避けたいリスクです。

オンライン診療ではほかの患者との接触を完全に避けられるため、二次感染のリスクを下げられます。

病院でウイルスをもらってくるリスクを減らせると、家族間や会社内でのピンポン感染リスクも減らせるでしょう。

オンライン診療なら夜間や休日でも対応可能な医療機関が多く、緊急性の高い状況でも迅速に医師の診察を受けられます。

「家族がインフルエンザを発症した」「急な出張が入った」

そんなときは、一刻も早く予防する必要があるでしょう。

予約から診察、処方までは十数分、インフルエンザ薬が届くまでは1日ほどであるため、スピーディーな対応が可能です。

オンライン診療でインフルエンザの診療を受ける場合には多くのメリットがある一方で、デメリットも存在します。注意すべきポイント4つを理解した上で、適切に活用してください。

インフルエンザ予防のオンライン診療で注意すべきポイント4つ

• オンライン診療ではワクチン接種ができない

• 予防の場合は保険適用外の自費診療となる

• インターネット環境が必要

• 視診の効果が限定的で問診票が重要

オンライン診療では抗インフルエンザ薬の処方が可能ですが、インフルエンザワクチンの接種は受けられません。

ワクチン接種自体が医療従事者による「対面での注射」を必要とするため、オンライン診療だけでは完結できない医療行為です。ワクチンの注射そのものは遠隔では実施できません。

対面の医療行為はできませんが、オンライン診療でも処方の副作用や体調不良の相談をすることは可能です。

インフルエンザの予防投与は健康保険の適用外となり、診察料とインフルエンザ薬代の全額が自己負担です。

費用は医療機関によって異なりますが、診察料を含めて1万円程度が一般的です。治療目的ではなく予防目的の処方であるため、医療費控除の対象にもなりません。

自費診療は各クリニックよって料金が異なるため、処方の代金や診察料を含めたトータルコストを確認しましょう。

仕事の休業や受験への影響など、インフルエンザにり患する経済的損失や機械損失を考えると、自費診療でも予防する価値は十分あるといえるでしょう。

オンライン診療を受けるためには、安定したインターネット環境とビデオ通話が可能なスマホやタブレット、パソコンなどが必要です。

診察中に映像や音声が途切れたり遅延したりすると、医師が患者の表情や症状を正確に把握できず、診察の質が低下する可能性があります。また、プライバシーが確保された静かな環境での受診が望ましいでしょう。

安定したWi-Fiや有線接続を利用し、事前に電波状況を確認しておくのがおすすめです。

オンライン診療では対面診療以上に、詳細で正確な問診情報が診断の精度を左右します。下記のような問診票にあるすべての項目を正確に記入しましょう。

• 現在の症状
• 既往歴
• 服用中の処方
• アレルギー歴
• インフルエンザ患者との接触状況など

不正確な情報は誤診や不適切な処方につながる可能性があるため、わからない点があれば事前に確認し、正直に申告します。また、診察中に追加の質問をされた場合も、率直に答えると適切な治療につながります。

オンライン診療によるインフルエンザ予防が特に有効な状況があります。下記のような場合には、積極的にオンライン診療の活用を検討してみてください。

こんな方にオンライン診療がおすすめ！5選

• 家族や同僚にインフルエンザ患者がいる方
• 受験・面接・結婚式など大事な予定がある方
• 持病があり重症化を避けたい方
• 多忙で病院に行く時間が取れない方
• 感染が広がっている時期に通院を避けたい方

ご家族や同僚など身近にインフルエンザ患者がいる場合、ご自身も感染するリスクが高くなるため、オンライン診療の活用がおすすめです。

オンライン診療なら外出せずに迅速に医師の診察を受けられ、感染拡大のリスクを抑えながら適切な予防措置をとれるでしょう。

処方は自宅や近くの薬局で受取れるため、なるべく人と接触せずにすぐインフルエンザ予防ができます。

下記のような絶対に体調を崩せない重要なイベントを控えている場合、オンライン診療によるインフルエンザ予防がおすすめです。

• 大学受験
• 就職活動の面接
• 結婚式
• 海外旅行など

特に受験シーズンはインフルエンザの流行時期と重なるため、多くの受験生や保護者が予防投与を検討します。オンライン診療なら学習時間を削ることなく、効率よくインフルエンザ予防ができるでしょう。

下記のような基礎疾患を持つ方は、インフルエンザにり患した際の重症化リスクが高いため、予防投与が推奨されます。

• 糖尿病
• 心疾患
• 呼吸器疾患
• 免疫不全など
• 
  

しかし、基礎疾患の種類や重症度、服用中のお薬との相互作用なども考慮する必要があるため、オンライン診療を受ける前に主治医に相談することが望ましいでしょう。

オンライン診療では病歴も含めて総合的に判断し、一人ひとりの状況に合わせた予防策を提案します。

下記のように人との接触が多い職業の方で、なかなか病院に行く時間が取れない場合はオンライン診療は理想的な解決策となるでしょう。

• 医療従事者
• 教育関係者
• サービス業従事者など、
• 
  

夜間や早朝の時間帯でも対応可能な医療機関もあり、不規則な仕事の方でも仕事のスケジュールに合わせて診察を受けられます。

会社を休んだり、家族の介護や育児の合間に外出する必要がないことがオンライン診療の魅力です。

オンライン診療なら完全に自宅で診察が完結するため、感染リスクを気にしながら人ごみや病院に行く必要がありません。

インフルエンザの流行期には医療機関の待合室も感染リスクの高い場所となります。小児や高齢者を同伴する場合、できるだけ医療機関への立ち入りは避けたいと考える方も少なくありません。

オンライン診療なら病院までの移動や院内での待ち時間がないため、体調が悪い時でも自宅で診察を受けられます。

DMMオンラインクリニックでは、インフルエンザ予防の薬も処方しています。

取り扱っているインフルエンザ予防薬は「オセルタミビル」「リレンザ」「イナビル」の3種類で、医師の診療のもと、ご自身に適した薬が処方されます。価格は1回あたり7,458円から9,988円で医師の診療はいつでも無料であるため、お財布に優しいインフルエンザ予防といえるでしょう。

予防だけではなく、万が一の感染時には治療薬の処方も可能であるため、対面診療と同じように利用できる点が魅力です。

スマホ・PC・タブレットからの完全オンライン診療で、ワクチン接種が難しい方にもおすすめです。

DMMオンラインクリニックでは、最短15分ほどで予約から薬の処方までが完了します。ここでは、DMMオンラインクリニックでオンライン診療を予約して処方薬を受け取るまでの流れを解説します。

STEP１：WEB予約

WEBからDMMアカウントを作成し、ご希望の日時で診療予約します。予約枠に空きがあれば、最短15分後の予約が可能です。

STEP２：問診票の記入

WEBから問診票を記入します。問診票はシンプルで簡単なチェック形式なので安心です。気になる既往症や医師に伝えたいことがあれば、備考欄に記入します。

STEP３：医師の診療を受ける

ビデオ通話で医師の診療を受けます。体調や症状について報告し、不安な点があれば質問しましょう。

STEP４：会計処理

医師の診療が終了したら会計や薬の配送についてオペレーターから説明があります。診療から会計終了までは15分ほどです。

STEP５：処方薬の受け取り

処方薬を受け取ったら、診療時の説明の通りに服用を開始します。薬の服用方法や注意点は、薬に同梱されているので不安なく服用できるでしょう。

オンライン診療によるインフルエンザ予防について、よくある質問と回答を4つまとめました。

インフルエンザ予防のオンライン診療についてのよくある質問

• オンライン診療で処方された薬はどうやって受け取りますか？

• インフルエンザ予防薬の処方を受けられない人はいますか？

• インフルエンザの予防投与にかかる費用はどれくらい？

• 乳幼児でもインフルエンザ予防の処方薬を使用できますか？

オンライン診療においてお薬の受取は、主に下記の方法があります。

• 自宅に配送
• 宅配営業所に配送
• 指定のコンビニに配送
• 指定の薬局に配送

薬剤師からの服薬指導も動画やビデオ通話で受けられ、対面と同等の処方を受けられます。

医師の判断によりますが、下記のような方はインフルエンザ予防薬の処方を受けられない可能性があります。

• 重篤なアレルギー歴がある方
• 重度の腎機能障害がある方
• 妊娠初期の方
• ほかの薬との相互作用が懸念される方など

医師が対面での詳細な診察が必要と判断した場合も、オンライン診療での処方が制限される可能性があります。年齢制限もあり、お薬によっては小児への使用が制限されています。

事前の問診で詳しく確認されるため、正確な健康状態の申告が重要です。過去の病歴や副作用が出た薬も必ず報告してください。

インフルエンザ予防投与は自由診療であるため、医療機関によって費用が異なります。

診察料と薬剤費を含めて1万円から2万円程度が一般的です。

本記事でご紹介したクリニックの詳しい料金比較については、こちらの一覧表をご覧ください。

乳幼児でも、家族内での感染や重症化リスクが高い場合には、医師の判断でインフルエンザ予防薬が処方されることがあります。ただし、年齢によって使用できる薬剤が異なり、投与可否には注意が必要です。

最も使用経験が多いのはオセルタミビル（タミフルジェネリック）で、生後1歳以上を中心に、必要に応じて予防投与が検討されます。生後1歳未満でも、状況により医師が必要と判断した場合に処方されることがあります。

一方、吸入薬のリレンザ（ザナミビル）は5歳以上、イナビル（ラニナミビル）は10歳以上が適応のため、乳幼児では使用できません。吸入操作が難しく、安全性の面からも小児では適応の範囲内での使用に限られます。

予防投与の必要性は、子どもの年齢や基礎疾患、同居家族の感染状況を踏まえて医師が個別に判断します。

参照：2025/26 シーズンのインフルエンザ治療・予防指針（日本小児科学会 予防接種・感染症対策委員会）

できるだけ病院に行きたくない方には、オンライン診療で医師に予防方法を相談し、必要に応じてインフルエンザの予防薬の処方を受けるという選択肢があります。感染リスクを回避しながら医師の診察を受け、適切な予防投与を受けられるため、絶対に外せない予定がある方や、感染症が重症化しやすい方にとっては特に価値があるでしょう。

処方薬の投与であるため「注射が苦手で今までインフルエンザ予防をしたことがない」という方にもおすすめです。

賢くオンライン診療を活用して、インフルエンザシーズンを乗り切りましょう