女性の薄毛や白髪を自然にカバーする部分ウィッグの選び方
薄毛で悩む女性にとって、手早く気になる部分をカバーできる心強い味方である「部分ウィッグ」。今回はまだ部分ウィッグを使ったことがない人から、試してみたけれど満足できなかった人まで、役立つ情報をわかりやすくまとめました。
この記事では、女性の薄毛にお悩みの方に向けて、部分ウィッグの種類、選び方、お手入れ方法、購入方法など、役立つ情報を紹介します。あなたに似合う部分ウィッグを見つけて、自然で美しいヘアスタイルを手に入れましょう。
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部分ウィッグと女性の薄毛について
現代はストレス増加や生活習慣の変化により、年齢以外の要因で薄毛に悩む女性が増えているようです。薄毛治療を行う医療機関などが増えていることからも、その状況が伺えます。
薄毛治療は効果が出るまでに時間がかかることもあり、薄毛の悩みにすぐさま対応できるツールとして注目したいのが部分ウィッグです。まずは部分ウィッグとは何か、なぜ女性の薄毛対策に選ばれるのか、部分ウィッグのメリットデメリットについて説明します。
部分ウィッグとは?
部分ウィッグとは、頭全体を覆うかつらとは異なり、頭部の一部分に装着する部分かつらのことをいいます。薄毛のカバーに限らず、白髪を隠したり、ヘアスタイルのバリエーションを増やすためにも使うことが可能です。部分的に長い髪をつけたりするつけ毛(エクステ)のように、おしゃれとしても使えるのが部分ウィッグといえます。
部分ウィッグは頭頂部に装着する頭頂部ウィッグ、前髪を作るための前髪ウィッグ、つむじから下あたりに付けるハーフウィッグ、お団子ウィッグやポニーテールウィッグなど、たくさんの種類があります。
なぜ女性の薄毛に部分ウィッグが選ばれるのか
女性の薄毛に部分ウィッグが選ばれる理由は、いくつかあります。
手早く装着できてスタイリングが簡単
部分ウィッグは装着が簡単で、朝の慌ただしい時間に薄毛が気になる部分をボリュームアップして、手早くきれいに髪をセットできます。毎日使うものなので、この点は非常に大事です。
自然な仕上がり
部分ウィッグは地毛に馴染むように作られているので違和感がなく、地毛とうまく調和させることができるため、自然に仕上げることが可能です。
暑い季節でも快適に装着できる
頭全体にかぶせるフルウィッグに比べて面積が小さい部分ウィッグは、通気性が良く暑い季節でも快適に装着できます。季節を通して気になる部分がカバーできると、精神的な負担が軽くなるのも部分ウィッグが選ばれる理由の1つです。
すぐに見た目をカバーできる
薄毛治療の効果が出始めるのは、治療開始から何ヶ月もかかるといわれます。これに対し、部分ウィッグは付けたその時から薄毛をカバーすることが可能です。すぐに見た目をカバーできることは精神的負担を軽くすることに対して、多いに貢献します。薄毛だけではなく、伸びてきた白髪を隠すこともできます。
部分ウィッグのメリット・デメリット
部分ウィッグはメリットもあればデメリットもあります。両方を理解した上で、部分ウィッグが自分のライフスタイルに合うかどうか、考える参考にしてください。
メリット1:気になる部分を手軽にカバー
部分ウィッグは装着が簡単にできるため、気になる薄毛の部分をカバーすることが可能です。初めて装着するときには時間がかかるかもしれませんが、慣れると毎日のスタイリングの流れの中に自然に組み込まれます。
メリット2:経済的
部分ウィッグの価格帯はとても広いため、自分に適した価格のものを購入することが可能です。おしゃれが主目的の部分ウィッグはデザイン性が重視され、数千円代という安価な価格でも販売されています。一方医療ウィッグは付け心地が重視され、1万円代〜数十万円という高価格帯になっています。
半永久的に使うことができれば良いのですが、耐用年数があります。髪の色や状態は変わっていくので、定期的に買い替えが必要です。耐用年数については後述するので参照してください。
買い換えることが前提であっても、薄毛治療と比べると費用負担が少ない場合があります。薄毛治療は改善の効果が現れた後も、髪を維持するためには継続治療が必要です。女性の薄毛治療はいろいろありますが、治療費の相場はひと月、数万円といわれます。1年間の治療費は12万円〜24万円になるため、平均的な価格の部分ウィッグを選ぶ場合は、治療をするよりも経済的といえそうです。
メリット3:体と地毛への負担が軽い
薬で薄毛を治療する場合は長期間に及ぶため、内臓への負担が心配です。これに対し、部分ウィッグは体への直接的な負担は少なくなります。装着時に過度な力をかけることを避け、正しく装着することでトラブルを回避することができます。
デメリット1:定期的なメンテナンスが必要
部分ウィッグを長く清潔に使用するためには、定期的なメンテナンスが必要です。メンテナンスを怠ると、ウィッグに付着した汗や皮脂が臭いの元になったり、埃や皮脂などで汚れたウィッグが絡まり、ツヤが減り、セットがしにくくなってきます。
必要に応じてシャンプーを入れた水で押し洗いをして、形を整えて乾燥させましょう。具体的な洗い方は素材によって異なるため、お手持ちのウィッグの説明書をご覧ください。
デメリット2:寿命がきたら買い換えが必要
部分ウィッグは一度買ったら一生使えるわけではなく、寿命があります。使い方によって、または部分ウィッグの種類によって使える年数は変わってきますが、一般的に1〜2年と考えましょう。ウィッグの寿命を伸ばしてできるだけ長く使いたい人は、正しい部分ウィッグのお手入れが必要です。(お手入れ方法は後述します。)
寿命がきたかどうかは、部分ウィッグに次のようなことが見られるかで判断します。
毛がパサつき、縮み、絡みやすくなった
毛が抜けやすくなった
毛が色あせたり、地毛になじまず不自然に見えるようになった
デメリット3:激しい運動には向かない
部分ウィッグをつけて運動すると、汗で部分ウィッグが滑ったり、激しい動きによりずれることがあります。激しい運動を行う際には、普段よりもしっかり固定することが必要です。ピンやクリップを使って、地毛と部分ウィッグをしっかり固定する方法や、ウィッグの上からスポーツバンドなどで固定する方法があります。ただ、強力に固定することは頭皮への負担にもなるため、ウィッグの固定強度と頭皮への負担のバランスを取ることが大事です。
部分ウィッグの種類
部分ウィッグに使う毛の素材は人の髪を使った人毛と、ポリエステルなどの人工毛があります。それぞれに異なる特徴があり、どの特徴を重視するかによって人気がある部分ウィッグは異なります。各素材が持つ特徴を見ていきましょう。
人毛ウィッグ
人の髪を使ったウィッグなので、見た目が自然です。また自分の髪と同じようにシャンプー、トリートメント、ヘアドライヤーで乾燥できること、人工毛よりも静電気が発生しにくいことが利点になります。しかし人毛は人工毛よりも湿気を含みやすく重いため、装着感が人工毛に劣るように感じるかもしれません。価格は人工毛よりも高くなります。
人工毛ウィッグ
ポリエステルやアクリルなどで作られているので熱に弱く、ヘアドライヤーやヘアアイロンは使えません。その代わり形状記憶によりヘアスタイルのセットが簡単なので、人毛ウィッグよりもお手入れが簡単といえます。人工毛は人毛よりも価格が安いのが魅力ですが、ツヤが人毛に比べると不自然なことと、静電気で人工毛がダメージを受け人毛よりも耐久性がないことが欠点です。
混合毛ウィッグ
人毛と人工毛それぞれにメリット・デメリットがありますが、両者を混合したウィッグもあります。混合毛ウィッグはメンテナンスが人毛ウィッグよりも楽になり、見た目は人工毛ウィッグよりも自然な仕上がりが期待できます。良い面も悪い面も、人毛ウィッグと人工毛ウィッグの中間と考えてください。
部分ウィッグ選びのポイント
部分ウィッグを選ぶとき、素材だけではなくサイズ・見た目・装着感・お手入れのしやすさ、値段を考慮して選ぶことがポイントになります。
サイズ
薄毛の部位をしっかりカバーできるサイズを選ぶことが大切です。サイズとは、人工頭皮にあたるネットサイズのことをいい、薄毛をカバーしたい範囲より少し大きめのサイズを選ぶようにしましょう。
色・毛量・質感
自然に見せるには髪の色や毛の量に加え、質感も大事です。地毛の髪色に近い色のウィッグが好ましいですが、迷ったときはやや暗めのものを選ぶと、地毛とのなじみがよくなります。
薄毛の部分がカバーできたとしても、髪が多すぎるのも不自然です。初めてウィッグを使う場合は、店舗に出かけて試着してみると適した毛量の感覚がつかみやすいでしょう。
質感については地毛の太さや硬さに近いもの、似たくせ感のものを選ぶと、自然な仕上がりになります。
装着感
部分ウィッグを長時間使用する場合には、装着感が良いものを選ぶと、快適に過ごすことができます。部分的に頭皮をカバーするので、通気性が悪い素材だと蒸れてしまい不快です。また軽さも重要なポイントです。長時間頭につけていると、重さが少し違うだけでも疲労感が変わります。部分ウィッグをしていることを忘れるくらいの装着感が理想的です。
お手入れのしやすさ
頭皮に触れるものだから、いつも清潔に保ちたいですね。それと同時に、適切なお手入れを行うことは部分ウィッグの良い状態を維持するためにも不可欠です。
そこでお手入れがしやすいかどうかも、部分ウィッグを選ぶときの重要なポイントになります。
部分ウィッグの固定方式と付け方
部分ウィッグの固定方式は、クリップ式とテープ式が主流です。それぞれの方式がどのように頭に固定しているのかと、ウィッグの付け方を説明します。
クリップ式
従来からあるタイプで、部分ウィッグのベースに数箇所クリップがついています。
付け方は、ウィッグを装着したい部分にのせて前についているクリップから地毛をしっかり挟んで止め、最後に後のクリップを止めます。その後クシなどでとかし、髪とウィッグをなじませます。
地毛をしっかり挟んでクリップを止めることが、ずれにくく安定してウィッグを固定するポイントになります。中には長時間ウィッグを付けていると、クリップで止めている部位に痛みを感じる人もいるようです。少しずつ装着時間を伸ばして慣れていくとよいでしょう。
テープ式
マジックテープのような原理で、髪に絡めて止める特殊な形状をしたテープ式の部分ウィッグもあります。
付け方は、ウィッグを装着したい部分にのせた後しっかり指でテープ全体を押さえます。装着できたら、一部分を押さえたままクシなどでとかし、髪とウィッグをなじませます。
テープ式はクリップ式よりも軽く、付けている間の痛みなどの不快感は少ないようです。クリップ式はしっかりと固定できるようになるまでに慣れが必要ですが、テープ式は押さえるだけなので、初めての人でも比較的スムーズに装着が可能であるといえます。
反対に、テープが地毛をしっかりキャッチしているため、クリップ式の方がスムーズにはずせそうです。
部分ウィッグのお手入れ方法
部分ウィッグをできるだけ長くきれいな状態で使うために、適切なお手入れをしましょう。毎日使う場合には、1週間から10日に1度を目安に洗うことをおすすめします。汗をかく夏場は、3〜4日に1度洗うのが好ましいです。
ウィッグの素材によって洗う時に注意すべき事項が異なる場合があるので、洗う前にはウィッグの説明書で洗う手順を確認してください。洗った後の乾燥や保管の際には、型崩れを防ぐためにウィッグスタンドを使います。型崩れしたウィッグは、装着時にウィッグが浮いて不自然に見える原因になります。
部分ウィッグの洗い方
使用するシャンプー・リンスや、洗い方、すすぎ方、水の温度などは、素材によって異なるため、詳細は購入した部分ウィッグの説明書にしたがい行なってください。
STEP1:ブラッシング
シャンプーをする前に毛のもつれをほどき、ほこりを落とします。ブラッシングは毛先から始めて根元へと進めていくと、ウィッグに無理な力がかかりません。
STEP2:シャンプー
水またはぬるま湯を入れた洗い桶にシャンプーを入れて泡立手た後、部分ウィッグを入れて優しく洗います。人毛は毛先から根元へとブラシでとかしながら洗うことが可能ですが、人工毛の場合は素材によってブラシが使えず、押し洗いが推奨されている場合があるので、説明書を確認しましょう。水でよくすすぎ、リンスをします。
STEP3:リンス
水またはぬるま湯を入れた桶の中にリンスを入れて溶かし、その中に部分ウィッグを浸し、全体によくなじませます。その後しっかりすすぎます。
STEP4:乾燥
乾いたタオルの上に部分ウィッグを置き、水気を取ります。生乾きになったら形を整えて、ウィッグスタンドに置いて自然乾燥させます。直射日光の元で乾かすと、熱や紫外線で素材が劣化します。風通しの良い日陰が乾燥に適しています。
部分ウィッグを保管する際の注意点
長期間保管する場合は、変色やカビ、臭いなどの原因になるため、必ず洗うようにしましょう。短期間の保管は、ウィッグスタンドを使うと型崩れが防げますが、長期間保存する場合はほこり避けるために専用ケースに入れて保管すると思います。その際、型が崩れないように毛を内側に巻き込んで、できるだけ形状を保つようにしてみましょう。
部分ウィッグは高温に弱いため、直射日光など高温になる場所での保管は避け、防虫・防湿対策も忘れないようにしてください。
カバーしたい部位別のおすすめ部分ウィッグ
女性の薄毛では頭頂部や生え際の悩みが多く、頭頂部や前髪のボリュームアップができる部分ウィッグが人気です。白髪が多くなる年代になると、髪を染めてもすぐに髪が伸びてくると頭頂部の分け目が白くなってしまうため、白髪が目立つ根本をカバーする目的でも部分ウィッグが使われています。
人毛・人工毛・混合毛のいずれを選ぶかで、お手入れ方法や耐久性、ツヤ感、装着感、値段が変わります。毛量や毛の色もさまざまなので、初めて部分ウィッグを購入するときには、実店舗へ行って実際に試着して毛量を確かめたり、自分の目で毛の色をみるのがおすすめです。
部分ウィッグにはカバーしたい部位によって、適した形の部分ウィッグがあります。そこでカバーしたい部位別に、おすすめの部分ウィッグを紹介します。
つむじ
つむじにもう少しボリュームがほしい人は、ピンポイントに装着するつむじ専用ウィッグがあります。ピースが小さいので、軽量で装着時の違和感もそれほどありません。つむじ周りの白髪が気になる人は、白髪隠しにも適しています。
頭頂部・分け目・白髪
頭頂部・分け目のボリュームを増やしたい人には、つむじタイプよりも少し大きめサイズの部分ウィッグがおすすめです。分け目は伸びてきた白髪も目立つので、白髪隠しにも適しています。
どこまでの範囲をカバーしたいかでサイズが変わりますので、慣れないうちは店舗で計ってもらうか、誰かに手伝ってもらってカバーしたい範囲を計測しましょう。
生え際
ポニーテールなどの髪を引っ張るヘアスタイルを日常的にしていると、生え際に負担がかかって薄毛になることがあります。そのような場合は、前髪ウィッグがおすすめです。広くカバーしたいのであれば、頭頂部から前髪にかけてカバーできるサイズもあります。
局所的な脱毛
円形脱毛症など、局所的に脱毛がある場合には、貼るタイプのつけ毛を用いて部分的にカバーできる製品もあります。これらはおしゃれ目的の部分ウィッグとは異なり、抗がん剤治療や脱毛症に配慮して設計された「医療用ウィッグ」に分類されることもあります。
医療用ウィッグは、肌に優しい素材や装着の安定性を重視して作られており、薬を使用している場合でもずれにくいよう工夫されている製品があります。装着感についても、一般的なウィッグより快適に感じる方が多いとされています。
部分ウィッグはどこで買える?
部分ウィッグを買う方法は、店舗と通販の2通りがあります。どちらもメリット、デメリットがあり、一概にどちらが良いといえるものではありません。それぞれの特徴を理解して、今の自分に合う方法で購入するとよいと思います。
店舗で購入
店舗で購入するメリットは試着ができることと、ウィッグの知識が豊富な専門スタッフにアドバイスしてもらえることです。薄毛部分を自然にカバーできているか、地毛とウィッグの色は合っているか、髪型のアレンジやお手入れ法なども、詳しく教えてもらえます。特に部分ウィッグを初めて購入する人にはおすすめです。
部分ウィッグは専門店のほか、美容室や百貨店でも買うことができます。ウィッグ専門店は自然に見えるウィッグや装着感にこだわった高い品質の商品が多いのがメリットですが、その分値段も高くなるのがデメリットでもあります。
大手のウィッグ専門店はアートネイチャー、アデランス、スヴェンソンなどがあります。そのほかウィッグユキやマリブウィッグ、医療ウィッグを主に扱うライツフォル、ワンステップも一般に知られています。見た目や装着感を重要視する人は、お住まいの付近にある店舗を探してみてください。
なおドンキホーテなどの量販店でも販売されている部分ウィッグは、コスプレなどのファッションを目的とした商品になります。数千円という低価格で買うことができますが、薄毛をカバーするために毎日の使用に耐える品質は、期待できないことが多いです。
通販で購入
通販で購入するメリットは、なんといっても自宅にいながらにして購入できる手軽さです。値段は数千円から数十万円のものまで幅広く、それだけ多種多様な部分ウィッグが販売されているのが特徴といえます。
その反面、ある程度ウィッグに関する知識がなければ、適切なウィッグを選ぶのは難しいでしょう。また試着ができる通販サイトがほとんどない、実物を手にとって見れないために、手元に商品が届いたときに想像と違ったということが起きる可能性もあります。これらが通販で購入するデメリットです。
もうすでに部分ウィッグを使ったことがあり、ECサイトの商品説明やレビューなどを参考にして、適切にウィッグを選ぶことができる人に向いている購入方法といえます。使用頻度があまり高くない場合はコストパフォーマンスを重視して、アマゾンや楽天などの大手通販サイトで探すのも1つの方法です。
ウィッグ専門店が通販を展開している場合もあるので、最初は実店舗で購入し、その後は通販も利用するという方法もよいかもしれません。ウィッグ専門店はアフターフォローもしっかりしている場合が多いので、困ったときには専門店の通販サイトをうまく利用すると便利です。
部分ウィッグに関するQ&A
部分ウィッグに関して、よくある質問と回答をまとめました。
部分ウィッグの装着は難しくないですか?
部分ウィッグはクリップ式、テープ式などがありますが、いずれも簡単に装着ができるようにデザインされています。最初は慣れないかもしれませんが、慣れると簡単です。どうしてもうまく装着ができない場合にはお近くの店舗へ持っていくと、専門スタッフが丁寧に教えてくれます。他社製品でも対応してもらえるか心配な場合は、事前に問い合わせをしておくと安心です。
部分ウィッグはヘアスタイルに合わせてカットできますか?
ウィッグによっては、カットできないものもあります。購入時にカット可能か確かめておくことが必要です。また、カットできるタイプのウィッグの場合、きれいに仕上げるためにウィッグのカットをしてもらえる美容院にお願いするのがおすすめです。
部分ウィッグは毛染めやパーマが可能ですか?
人工毛は繊維が傷むため、毛染めやパーマをすることはできません。人毛は毛染めやパーマが可能ですが、地毛と同じように染まるとは限りません。毛染めやパーマを行う際には、美容師にお願いすることをおすすめします。
ドライヤーやヘアアイロンは使えますか?
人毛、耐熱性のある人工毛であれば、ドライヤーやヘアアイロンは使えます。しかし耐熱性のない人工毛は熱をかけると変質してしまうため、使用することはできません。
部分ウィッグのスタイルが崩れてきたらどうすればよいですか?
長期間使用しているうちに、部分ウィッグのスタイルが崩れてきます。また、不適切な取り扱いをしたときには、使用期間が短くてもスタイルが崩れることがあります。そのようなときには、購入店のアフターサービスを利用してリセットしてもらうことが可能です。購入時にはこのような事態を見越して、アフターサービスがあるお店で購入するとよいでしょう。
店舗での試着はどのくらい時間がかかりますか?
内容にもよりますが、カウンセリングを行ってから試着が終わるまでにかかる時間は、およそ1時間から1時間半程度になることが多いです。
店舗で試着したいのですが、プライバシーへの配慮はありますか?
個人のプライバシー保護のため、カウンセリング・試着は個室で行っている店舗が多いようです。試着の予約をする際に、問い合わせてみると安心です。
日常のお手入れはウィッグ専用のものを使う必要がありますか?
製品によりウィッグ専用のシャンプー・リンスやトリートメントの使用を推奨しているもの、市販の製品で洗えるものなどがあります。購入時に確認しておくとよいでしょう。
ウィッグを長持ちさせるためには、メーカーが推奨する方法でお手入れすることをおすすめします。
自分に合うウィッグを見つけよう
女性の薄毛や白髪をカバーするために使われる、部分ウィッグについて説明してきました。素材やサイズ、カバーしたい部位などにより、さまざまなウィッグがあるので、初めて使用する人にとっては、自分に適したウィッグ探しは簡単ではないと思います。
しかし適切に部分ウィッグを選ぶことができれば、簡単に思い通りのヘアスタイルが作れるので、毎日を楽しく過ごすことができるでしょう。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。