すそわきがの女性の特徴は?原因・対策・治療とセルフチェックを解説


入浴前の下着や日中のトイレで、デリケートゾーンから酸っぱいような独特なにおいを感じたことはありませんか。これはすそわきがなのか、他人にも気づかれていないかと、不安になる方は少なくありません。


においがデリケートな場所だけに、いきなりクリニックへ相談するのはためらわれ、まずは自分で確かめたいと考える方も多くいます。すそわきがは、デリケートゾーンのアポクリン汗腺から出る分泌物が皮膚の菌に分解されて生じるにおいです。


耳垢の湿りや下着の黄ばみといった女性ならではの特徴から、ある程度は自分で見分けられます。体質そのものをなくすのは難しいものの、清潔なケアや通気の工夫でにおいをやわらげ、汗をおさえる処方でにおいの軽減を目指すことも可能です。


この記事では、女性のすそわきがの特徴とセルフチェック、原因とにおいが強くなる時期、自分でできる対策から治療法までを解説します。

この記事の監修者

国家公務員共済組合連合会虎の門病院救急科部長

東京大学医学部救急医学 非常勤講師
軍神 正隆(ぐんしん まさたか)

1995年長崎大学卒業。亀田総合病院臨床後研修、東京大学医学部救急医学入局。米国ピッツバーグ大学UPMCメディカルセンター内科、カリフォルニア大学UCLAメディカルセンター救急科、米国ジョンズ・ホプキンス大学ブルームバーグ校公衆衛生学MPH大学院を経て、東京大学医学部救急医学講師。日本救急医学会認定救急科専門医・指導医。2019年より国家公務員連合連合会虎の門病院救急科部長(現職)。東京大学医学部附属病院 総合研修センター講師。東京大学医学部講師。KAKENプロフィール。『早わかり! 救急科診療マニュアル』(共訳者)。

※本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の医療行為・医薬品の使用を推奨するものではありません。治療や服薬に関しては必ず医師にご相談ください。

※オンライン診療では触診や精密検査が行えないため、症状によっては対面受診を勧められる場合があります。

※記載の料金・診療時間・処方薬の取り扱い等は2026年7月時点の情報です。最新情報はクリニックの公式サイトをご確認ください。

すそわきがとは?においや部位の特徴とワキガ・おりものとの違い


すそわきがとは、デリケートゾーンから、脇のワキガに似た独特なにおいがする状態を指します。においのもとになっているのは、アンダーヘアの生えた範囲に多く分布するアポクリン汗腺です。この汗腺から出る分泌物そのものは、ほとんどにおいません。分泌物が皮膚の表面にいる常在菌に分解される過程で、あの独特なにおいが生まれます。まずは、においの具体的な感じ方や臭いやすい部位、脇のワキガやおりもののにおいとの違いから見ていきます。


  • すそわきがのにおいの特徴(お酢・スパイスのような独特なにおい)
  • すそわきがが臭いやすいデリケートゾーンの部位
  • すそわきがとワキガ・おりもののにおいとの違い

すそわきがのにおいの特徴(お酢・スパイスのような独特なにおい)

すそわきがのにおいは、汗をかいたときの生ぐさい汗臭さとは異なり、独特なにおいがするのが特徴です。


脇のワキガと同じく、アポクリン汗腺から出る分泌物が分解されて生じるためです。具体的には、お酢のように酸っぱいにおいや、香辛料のツンとした刺激のあるにおいに例えられることがあります。人によっては、鉛筆や古い畳のようなにおいと表現することもあります。


  • 酸っぱい、お酢のようなにおい
  • スパイスやカレー、ネギのような刺激的なにおい
  • 鉛筆や古い畳のようなにおい

どのように感じるかには個人差があり、同じすそわきがでも表現は人それぞれです。においを言葉にしにくいときは、次に挙げる特徴やセルフチェックとあわせて確かめると判断しやすくなります。

すそわきがが臭いやすいデリケートゾーンの部位

すそわきがのにおいは、アンダーヘアの生えた範囲にあるアポクリン汗腺から生じやすいという特徴があります。アポクリン汗腺は全身に均等にあるわけではなく、脇の下や陰部など決まった場所に集まっています。デリケートゾーンでは、大陰唇のまわりなどアンダーヘアが生えた範囲がその代表です。


さらにアンダーヘアの生えた部分は、分泌物や汗、湿気を毛のあいだにため込みやすい場所です。ムレて湿度が高い状態が続くと、においのもとになる菌が繁殖しやすく、においがこもって強く感じられやすくなります。においが気になる場所が、下着でおおわれてムレやすいデリケートゾーンに集中しているのは、こうした理由からです。

すそわきがとワキガ・おりもののにおいとの違い

デリケートゾーンのにおいには、すそわきがのほかに、おりもののにおいもあります。まず脇のワキガとの関係でいうと、すそわきがと脇のワキガは、同じアポクリン汗腺由来の同じ仕組みのにおいで、生じる場所が違うだけです。脇に出ればワキガ、デリケートゾーンに出ればすそわきがと呼ばれます。


一方で、おりもののにおいは、腟から出る分泌物や菌のバランスによるもので、その出どころはアポクリン汗腺が原因のすそわきがとは別です。すそわきがには汗のにおいをおさえる清潔ケアが向くとされ、おりもの由来のにおいには、デリケートゾーンの洗浄や体調を整えることが中心になるとされています。下の表に、におい・部位・原因・対処の方向を並べて比べられるようにまとめました。


種類

におい

主な部位

主な原因

対処の方向

すそわきが

酸っぱい・スパイスのような独特なにおい

デリケートゾーン・陰部

アポクリン汗腺の分泌物を常在菌が分解する

汗のにおい対策・清潔ケア

脇のワキガ

すそわきがと同様の独特なにおい

脇の下

すそわきがと同じくアポクリン汗腺の分泌物による

汗のにおい対策・清潔ケア

おりもの

体調で変化する生臭い・すっぱいなどのにおい

腟

腟の分泌物や常在菌のバランス

清潔・体調管理、異常があれば婦人科へ相談

セルフチェックでわかる女性のすそわきがの特徴

自分のにおいがすそわきがかどうかは、いくつかの特徴を照らし合わせると見当をつけやすくなります。下のチェックリストのうち、当てはまる項目が多いほど、すそわきが(ワキガ体質)の可能性があると考えられます。ただし、これはあくまで目安です。たとえば耳垢が湿っている人がすべてワキガというわけではないように、ひとつ当てはまったからといって、必ずすそわきがと決まるものではありません。気になる項目がいくつあるかを確かめる気持ちで、次のリストを見てみましょう。


☐ 耳垢が湿っている

☐ 下着に黄色いしみがつく

☐ アンダーヘアが太く濃い

☐ 脇や乳輪からワキガ臭がする

☐ 家族にワキガ・すそわきがの人がいる

☐ 陰部のにおいを人に指摘されたことがある

耳垢が湿っている

耳の中にもアポクリン汗腺があり、耳垢が湿っているのは、アポクリン汗腺のはたらきが活発な体質のサインとされています。


すそわきがや脇のワキガのようににおいが出やすい人は、その多くが、湿ってやわらかいタイプの耳垢を持ちます。乾いた粉のような耳垢ではなく、しっとりと湿った耳垢が続くようなら、アポクリン汗腺が多い体質かもしれません。


ただし、耳垢が湿っている人がみなすそわきがというわけではありません。湿った耳垢でも、においが気にならない人はたくさんいます。あくまで体質を推し量る手がかりのひとつとして、ほかの特徴とあわせて確かめてみてください。

下着に黄色いしみがつく

下着のデリケートゾーンにあたる部分に、洗っても落ちにくい黄色いしみがつくのも、すそわきがの人にみられる特徴のひとつです。アポクリン汗腺から出る分泌物には色素やたんぱく質などが含まれ、下着に黄色いしみとして残ることがあります。


白い下着で汗ジミが目立つ、同じ場所がいつも黄ばむといった場合は、アポクリン汗腺の分泌が多いサインと考えられます。もっとも、黄ばみだけでワキガ体質と決まるわけではないため、ほかの特徴とあわせてみることが大切です。

アンダーヘアが太く濃い

アポクリン汗腺は毛穴に付いていて、毛が生えている部分に多くあります。そのため、アンダーヘアが太く濃い人は、その分だけアポクリン汗腺も多い傾向があります。


また、毛が密集した部分は、汗や分泌物がからみついて残りやすく、においのもとが留まる一因になります。ただし、毛が濃いからといって必ずすそわきがになるわけではなく、あくまで傾向のひとつです。

脇や乳輪からもワキガ臭がする

アポクリン汗腺は、デリケートゾーンだけでなく、脇の下や乳輪のまわりにも分布しています。脇のワキガや乳輪のにおいと、すそわきがは、どれも同じアポクリン汗腺から生まれるにおいです。そのため、脇や乳輪のにおいが気になる人は、デリケートゾーンのすそわきが体質を併せ持っていることもあります。


自分では気づきにくい感覚のため、複数の部位でにおいを感じる場合は、すそわきがの可能性も視野に入れて確かめてみるとよいでしょう。

家族にワキガ・すそわきがの人がいる

ワキガやすそわきがになりやすい体質には、アポクリン汗腺に関わる遺伝的な要素が関係していることがわかっています。


そのため、家族や親族にワキガ・すそわきがの人がいるかどうかは、自分の体質を知る手がかりになります。ただし、家族にワキガの人がいれば必ず自分も強くにおう、と決まるわけではありません。においの強さには個人差があるため、家族歴は、あくまで体質を判断する材料のひとつとして受け止めておくと安心です。

すそわきがの女性はどれくらいいる?割合の目安

「こんなにおいがするのは自分だけなのではないか」と、不安に思う方もいるかもしれません。実際のところ、すそわきがやワキガの体質は、決して珍しいものではありません。


ワキガ体質と関連することがわかっている「湿った耳垢」を持つ人は、日本人のおよそ15%とされています。


これはすそわきがの人そのものの割合ではありませんが、においの出やすい体質を持つ人が、一定の割合でいることを示す目安になります。10人のうち1人から2人ほどが、この湿った耳垢のタイプを持つという計算です。


つまり、デリケートゾーンのにおいに悩んでいるのは、あなただけではありません。しかも、体質を持っていても、においの強さには大きな個人差があり、ほとんど気にならない人もいます。まずは自分だけではないと知ったうえで、においを確かめる方法や対策を順に見ていきましょう。

すそわきがを自分で見分ける方法と他人にバレていないかの確かめ方

すそわきがのにおいで難しいのは、自分ではなかなか気づけないことです。人の嗅覚には、同じにおいを長くかいでいると慣れてしまう性質があります。


毎日自分のにおいをかいでいると、においがあっても感じにくくなり、他人にどう感じられているかが見えにくくなるのです。だからこそ、自分のにおいを客観的に確かめる工夫が役立ちます。ここでは、自宅でこっそり試せる確かめ方を紹介します。


  • 入浴前の下着や使用後のナプキンでにおいを確かめる
  • 脱いだ服やトイレの残り香でにおいを確かめる
  • 家族やパートナーなど信頼できる人に確認してもらう

入浴前の下着や使用後のナプキンでにおいを確かめる

もっとも手軽なのは、お風呂に入る前に、脱いだ下着のにおいを確かめる方法です。一日を過ごした下着には、日中にたまったにおいがこもっているため、朝よりもにおいの有無を判断しやすくなります。デリケートゾーンにあたっていた部分を中心に、においをかいでみてください。


生理中であれば、使用後のナプキンやおりものシートのにおいを確かめるのもひとつの方法です。長時間つけていたものほど、においがはっきりわかります。入浴直後はにおいが落ちて感じにくいため、確かめるのは洗う前がおすすめです。

脱いだ服やトイレの残り香でにおいを確かめる

脱いだ下着や衣類を、ビニール袋やジッパー付きの袋に入れて口を閉じ、少し時間をおいてからにおいをかぐ方法もあります。袋の中ににおいがこもるため、ふだんは気づきにくいにおいも確かめやすくなります。空気中に散らばる前のにおいを、逃さず確認できるのがこの方法の利点です。


また、自分がトイレを使ったあとの残り香で、においに気づくこともあります。個室のように狭い空間はにおいがこもりやすく、ふだんより感じ取りやすい場所です。においが気になったときの状況をおぼえておくと、どんなときに強くなるかの見当もつきます。

家族やパートナーなど信頼できる人に確認してもらう

どうしても自分では判断がつかないときは、信頼できる家族やパートナーに、正直に確認してもらうのが確実です。自分の嗅覚はにおいに慣れてしまうぶん、他人のほうがにおいの有無に気づきやすいためです。


デリケートな話題なので、頼みにくいと感じるのは自然なことです。それでも、においを気にしすぎて一人で抱え込むより、近しい人に一度みてもらったほうが、においの有無がはっきりして気持ちが楽になることもあります。言い出しにくければ、「デリケートゾーンのにおいが気になっていて」と、あらかじめ理由を伝えておくと切り出しやすくなります。相手を選び、信頼できる人にお願いしてみてください。

女性のすそわきがの主な原因とにおいが強くなる時期

すそわきがのにおいは、いくつかの要素が重なって強まります。おおもとにあるのは、デリケートゾーンのアポクリン汗腺から出る分泌物を、皮膚の常在菌が分解するという仕組みです。


この分泌物の量や、菌が繁殖しやすい環境、体質やホルモンの状態などが、においの強さを左右します。ここでは、においを強める主な原因と、女性でにおいが強くなりやすい時期を順にみていきます。


  • アポクリン汗腺が多い体質・遺伝
  • ホルモンバランスの変化
  • 下着や衣類によるデリケートゾーンのムレ
  • アンダーヘアの自己処理による肌への刺激
  • 食生活の偏り・ストレスなどの生活習慣
  • 生理・妊娠・更年期などにおいが強くなる時期とピーク

アポクリン汗腺が多い体質・遺伝

すそわきがのにおいがどのくらい強いかは、デリケートゾーンにあるアポクリン汗腺の数や活発さに大きく左右されます。アポクリン汗腺が多く、はたらきが活発なほど、分解のもとになる分泌物も多くなり、においが強く出やすくなります。


この汗腺の数や活発さには、生まれ持った体質、つまり遺伝的な要素が関わっています。家族にワキガ・すそわきがの人がいるかどうかが、体質を判断する材料になるのは、このためです。体質そのものは自分で変えられませんが、においのもとを減らすケアで、においをやわらげることはできます。

ホルモンバランスの変化

アポクリン汗腺は、思春期を迎えるころから、性ホルモンのはたらきによって発達し、活発になります。子どものころにはほとんど気にならなかったにおいが、大人になって出てくるのは、このためです。


女性ホルモンのバランスが大きく動く時期には、アポクリン汗腺のはたらきも高まり、においが強まりやすいとされています。ホルモンの状態は年齢や体調によっても変わり、においの感じ方が時期によって違ってくるのも自然なことです。

下着や衣類によるデリケートゾーンのムレ

締めつけの強い下着や、通気性の悪い衣類は、デリケートゾーンに熱や湿気をこもらせます。ストッキングやスキニーパンツを長時間はいていると、汗が乾かず、ムレた状態が続きやすくなります。


ムレて湿度が高い環境は、においのもとになる常在菌が繁殖しやすい場所です。菌が増えれば、そのぶん分泌物の分解も進み、においが強まりやすくなります。とくに夏場や、長時間の立ち仕事・デスクワークが続く日は、ムレやすいので注意が必要です。通気を意識するだけでも、においのこもりは違ってきます。

アンダーヘアの自己処理による肌への刺激

アンダーヘアの自己処理のしかたも、においと無関係ではありません。カミソリや毛抜きでの処理は手軽な一方、肌の表面を傷つけたり、小さな傷を作ったりする原因になりやすいものです。


肌が刺激を受けて荒れると、そこで雑菌が繁殖しやすくなり、処理のしかたによっては、においに影響することがあります。自己処理をするときは、肌への負担をなるべくおさえるやり方を選ぶことが大切です。

食生活の偏り・ストレスなどの生活習慣

毎日の食生活やストレスも、においにゆるやかに関わる要素です。肉類や揚げ物など、動物性の脂肪やたんぱく質にかたよった食事が続くと、汗のにおいに影響することがあるとされています。バランスのよい食事を心がけることが、においの面でも助けになります。


ストレスや緊張も見過ごせません。強い緊張を感じると、冷や汗のように汗の分泌が促され、においが強まる一因になることがあります。特定の食べ物やストレスだけを原因と決めつける必要はありませんが、生活習慣を整えることは、においをやわらげる土台になります。

生理・妊娠・更年期などにおいが強くなる時期とピーク

女性の場合、ホルモンバランスが大きく変わる時期に、においが強く感じられやすくなります。生理・妊娠・更年期など、女性ホルモンが動く時期は、においが気になりやすいタイミングとされています。


生理前や生理中は、女性ホルモンのバランスが変動し、においが強まりやすいとされています。妊娠・出産の前後も、ホルモンが大きく変化するため、においが気になりやすいとされる時期です。さらに更年期や閉経の前後は、女性ホルモンが減っていくことで、においやすさが変わることがあります。


においが最も強くなる年齢を、はっきり何歳と言い切ることはできません。感じ方には個人差が大きいためです。ただ、ホルモンが大きく動くこれらの時期に、においの変化を感じやすいことを知っておくと、心の準備がしやすくなります。


時期

ホルモンの変化

においの傾向

生理前・生理中

女性ホルモンが変動する

においが強まりやすい

妊娠・出産

ホルモンが大きく変化する

においが気になりやすい

更年期・閉経前後

女性ホルモンが減少する

においやすさが変わることがある

すそわきがを自分でやわらげるセルフケア

すそわきがは体質によるものなので、においを完全にゼロにすることは簡単ではありません。それでも、日々のケアでにおいをやわらげることは十分に可能です。ポイントは、においのもとをためこまず、菌が増えにくい清潔な状態を保つことです。


具体的には、清潔を保ち、ムレを防ぎ、生活習慣を整える工夫が、においをおさえる近道になります。ここでは、自分で今日から始められるセルフケアを紹介します。


  • デリケートゾーンを正しく洗って清潔に保つ
  • 通気性のよい下着・衣類でムレを防ぐ
  • アンダーヘアを整えて雑菌の繁殖を抑える
  • 食事・ストレスなど生活習慣を見直す
  • 市販のデオドラント・デリケートゾーン専用ソープを使う

デリケートゾーンを正しく洗って清潔に保つ

においのもとは、汗そのものではなく、汗や分泌物が皮膚の常在菌に分解されることにあります。そのため、デリケートゾーンを清潔に保つことが、におい対策の基本になります。ただし、清潔にしようとゴシゴシ洗うのは逆効果です。強くこすると肌のバリアを傷つけ、かえって刺激や肌荒れの原因になります。


また、洗いすぎにも注意が必要です。ていねいに洗うのはよいことですが、洗いすぎると、肌を守るために必要な常在菌まで洗い流してしまい、肌が荒れてにおいが出やすくなることもあります。石けんは、デリケートゾーン専用のものや低刺激のものを選び、次の手順でやさしく洗いましょう。


  1. ぬるま湯で軽く予洗いして汚れを流す
  2. デリケートゾーン専用ソープをしっかり泡立てる
  3. 手のひらの泡で、こすらずやさしく洗う
  4. ぬるま湯で泡が残らないようすすぐ

洗ったあとは、清潔なタオルで水気をやさしくおさえ、しっかり乾かすと、ムレによるにおいを防ぎやすくなります。

通気性のよい下着・衣類でムレを防ぐ

においを防ぐうえで、ムレ対策は欠かせません。綿など通気性のよい素材の下着は、デリケートゾーンのムレをおさえやすく、においがこもるのを防ぎます。逆に、化学繊維で締めつけの強い下着は、熱や湿気がこもりやすくなります。


一日中同じ下着で過ごしたり、汗をかいたまま長時間放置したりするのも、ムレのもとです。汗をたくさんかいた日は、日中でも下着を替えると快適に過ごせます。おりものシートを使う場合も、こまめに交換して、清潔と通気を保つとよいでしょう。

アンダーヘアを整えて雑菌の繁殖を抑える

アンダーヘアが多いと、汗や汚れがからんでたまりやすく、においがこもりやすくなります。そこで、アンダーヘアを短く整えると、ムレや雑菌の繁殖をおさえ、においをやわらげやすくなります。毛の量が減れば、そのぶん汗や分泌物が留まりにくくなり、においのもとがたまりにくくなるためです。


長さを整えるだけでも効果が期待できるので、必ずしもすべてなくす必要はありません。毛を整えることは、ムレ対策や清潔ケアと組み合わせると、においをおさえる助けになります。

食事・ストレスなど生活習慣を見直す

原因のところでも触れたように、食生活やストレスは、においとゆるやかに関わります。脂っこい食事にかたよらず、野菜や食物繊維を意識したバランスのよい食生活は、においの面でも体調の面でも役立ちます。肉や揚げ物を完全にやめる必要はなく、全体のバランスを整える意識で十分です。


ストレスをためこまないことも、汗のにおい対策につながります。強い緊張やストレスは発汗を促すため、こまめに気分転換をしたり、体を動かしたりして、うまく発散する習慣が助けになります。睡眠をしっかりとって疲れをためないことも、汗やにおいのコンディションを整えるのに欠かせません。

市販のデオドラント・デリケートゾーン専用ソープを使う

ドラッグストアなどで買えるデオドラント製品も、においをやわらげる助けになります。殺菌成分や制汗成分を含むタイプは、においの原因になる菌や汗をおさえ、においをやわらげるのに役立ちます。デリケートゾーンに使うときは、その部位に使えることが明記された専用のものや、低刺激をうたう製品を選ぶと安心です。


使う際は、粘膜に直接つけないよう気をつけましょう。専用ソープも、低刺激のタイプなら、肌への負担をおさえながら日々の洗浄に使えます。ただし、市販のケアを続けてもにおいが気になるなら、無理をせず、医療機関での治療も検討したいところです。

セルフケアで足りないときのすそわきがの治療法

セルフケアを続けてもにおいが気になる場合は、医療機関での治療という選択肢があります。すそわきがの治療には、汗そのものをおさえる方法や、においのもとであるアポクリン汗腺に対処する方法など、いくつかの種類があります。


まず、汗をおさえる外用薬や内服薬があります。汗の量を減らすことで、においの軽減が期待できる方法です。脇などでは、ボツリヌス毒素(ボトックス)を注射して発汗をおさえる治療も行われており、においをやわらげる効果が期待できます。さらに、医療機器でアポクリン汗腺に照射する治療や、アポクリン汗腺そのものを取り除く外科手術も、選択肢のひとつです。どの方法を選ぶかは、においの強さや体への負担、続けやすさをふまえて医師と相談して決めます。


なお、すそわきがなどデリケートゾーンの美容を目的とした治療は、公的医療保険が使えない自由診療となるのが一般的です。相談先は皮膚科や美容外科が中心になります。ただし、においが急に変わった、かゆみやおりものの異常をともなうといった場合は、すそわきがではなく婦人科の病気が隠れていることもあります。そのときは、婦人科の受診を検討してください。


治療法

主な作用

効果の持続の目安

体への負担・ダウンタイム

内服・外用薬

汗の分泌をおさえる

使用している間

比較的軽い

ボツリヌス注射

発汗をおさえる

一時的で繰り返しが必要

注射のときの負担

医療機器による照射

アポクリン汗腺のはたらきをおさえる

繰り返しが必要なことがある

ダウンタイムは比較的少なめ

外科手術

アポクリン汗腺を取り除く

半永続的

傷や回復期間をともなう

汗を抑えてにおいを軽減するならDMMオンラインクリニックの多汗症診療

ここまでみてきたように、においをやわらげるうえで大切なのは、においのもとになる汗をおさえることです。汗の量が減れば、そのぶん菌に分解される分泌物も減り、においの軽減が期待できます。


この「汗を抑える」対策を、通院せずに始めたい方に向いているのが、DMMオンラインクリニックの汗の悩み(多汗症)診療です。全身の発汗をおさえる内服薬を、オンラインで処方してもらえます。


なお、DMMオンラインクリニックには、すそわきがやワキガの専用メニューはありません。あくまで多汗症(汗の悩み)の診療として、汗をおさえる内服を扱う形になります。汗を減らしてにおいの軽減を目指すという考え方で、次の3点をみていきます。


  • 医師が汗を抑える内服薬をオンラインで処方する(自由診療)
  • 予約から診察・受け取りまで自宅で完結し、最短当日に届く
  • 診察料は無料で、料金の目安を確認してから始められる

医師が汗を抑える内服薬をオンラインで処方する(自由診療)

DMMオンラインクリニックの汗の悩み(多汗症)診療では、提携する医療機関の医師が、全身の発汗をおさえる内服薬をオンラインで処方します。汗の量を減らすことで、全身のにおいの軽減が期待できるという考え方です。この処方は、公的医療保険が使えない自由診療になります。


内服薬にはいくつかの種類があります。全身の発汗をおさえる内服には、1日1回の服用で効果が続くタイプの薬が代表的です。また、汗やむくみの悩みに用いられる漢方薬の防已黄耆湯も選べます。どの薬が向くかは、体質や汗の状態をふまえて医師が判断するため、まずは相談してみるとよいでしょう。

予約から診察・受け取りまで自宅で完結し、最短当日に届く

DMMオンラインクリニックの診療は、予約から診察、薬の受け取りまで、すべて自宅で完結します。通院やクリニックでの待ち時間がなく、デリケートな悩みを対面で話す必要もありません。人に会わずに相談できるので、すそわきがのように打ち明けにくい悩みでも始めやすい仕組みです。


  • STEP1 予約『診療科目と希望の日時を選んで予約する』
  • STEP2 問診『WEB問診票に体調や悩みを記入する』
  • STEP3 診察『ビデオ通話で医師の診察を受ける』
  • STEP4 受け取り『薬を受け取る(最短で当日発送)』

診察が終わると、薬は最短で当日中に発送されます。受け取りは自宅のほか、コンビニやロッカーも選べるため、家族に知られたくない場合にも安心です。

診察料は無料で、料金の目安を確認してから始められる

費用の面でも、負担の見通しを立てやすくなっています。DMMオンラインクリニックの診察料は無料で、かかるのは薬代と配送料だけです。配送料は税込550円です。診察を受ける前に薬の料金の目安を確認できるため、費用感をつかんだうえで判断できます。



すそわきがのにおいのもとになる汗が気になるなら、全身の発汗をおさえる内服処方を、自宅からオンラインで始められます。料金の目安を確認したうえで、気になる方は無理のない範囲で相談から始めてみてください。

まとめ:すそわきがの特徴を知り、セルフケアと汗を抑える処方でにおい対策を始めよう

すそわきがのにおいは、デリケートゾーンのアポクリン汗腺から出た分泌物を、皮膚の菌が分解することで生まれます。耳垢の湿りや下着の黄ばみ、アンダーヘアの濃さ、脇や乳輪のにおい、家族歴といった女性ならではの特徴から、自分である程度は見分けられます。においの出やすい体質は珍しいものではなく、悩んでいるのはあなただけではありません。


自分では気づきにくいにおいは、入浴前の下着や信頼できる人の力を借りて確かめられます。そのうえで、清潔なケアや通気の工夫、生活習慣の見直しといったセルフケアで、においはやわらいでいきます。セルフケアだけでは物足りないと感じたら、汗をおさえる処方に頼るのもひとつの方法です。


まずはできることから始めて、においの悩みを軽くしていきましょう。汗が気になるときは、全身の発汗をおさえる内服処方をオンラインで相談する方法もあります。

【免責事項】

本記事は情報提供を目的として作成されたものであり、医師による診断・治療の代替となるものではありません。記事中で紹介した対策や治療法の効果には個人差があり、すべての方に同様の結果を保証するものではありません。実際の治療や医薬品の服用にあたっては、必ず医師の診察を受け、ご自身の体質・症状に合わせた判断を仰いでください。服用中に体調の異変を感じた場合は、自己判断で中止・継続せず、速やかに処方医または最寄りの医療機関へご相談ください。

未承認医薬品等に関する注意事項

本記事で触れているすそわきが・多汗症の対策として汗を抑える目的で用いられる内服薬のなかには、別の疾患に対しては国内で承認されているものの、発汗を抑える目的での使用が承認の範囲外(適応外使用)となるものが含まれます。適応外使用に関する注意事項は次のとおりです。


【入手経路等】

提携クリニックで処方する医薬品は、国内の医薬品販売代理店等を通じて正規に入手しています。


【国内の承認医薬品等の有無】

これらの医薬品は、過活動膀胱など別の疾患に対しては国内で承認されていますが、発汗を抑える目的での使用は承認の範囲外(適応外使用)となります。


【安全性等に係る情報】

内服薬の主な副作用として、口の渇きや便秘などがみられることがあります。まれに重い副作用が起こる可能性もあります。


【医薬品副作用被害救済制度について】

適応外使用と判断された場合、万が一重篤な副作用が生じても、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となる可能性があります。


参考:

日本皮膚科学会「原発性局所多汗症診療ガイドライン2023年改訂版」

Nakano M ほか「A strong association of axillary osmidrosis with the wet earwax type determined by genotyping of the ABCC11 gene」(BMC Genetics, 2009)

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