不正出血が茶色いのはなぜ?原因と考えられる病気・受診の目安を解説

生理の時期ではないのに、下着に茶色い血やおりものがついていると、病気のサインなのか、様子を見てよいものなのか判断がつきにくいものです。茶色い不正出血は、体の外に出るまでに時間がかかった古い血が変化したもので、しばらくして治まる場合もあります。一方で、なかには子宮や卵巣の病気が隠れていることもあり、原因と受診すべきサインを知っておくことが大切です。
この記事では、不正出血が茶色く見える理由と主な原因、考えられる病気、病院に行く目安までを順に解説します。ピルとの関係や、オンライン診療で相談できることもあわせて紹介します。
この記事の監修者
国家公務員共済組合連合会虎の門病院救急科部長
東京大学医学部救急医学 非常勤講師
軍神 正隆(ぐんしん まさたか)
1995年長崎大学卒業。亀田総合病院臨床後研修、東京大学医学部救急医学入局。米国ピッツバーグ大学UPMCメディカルセンター内科、カリフォルニア大学UCLAメディカルセンター救急科、米国ジョンズ・ホプキンス大学ブルームバーグ校公衆衛生学MPH大学院を経て、東京大学医学部救急医学講師。日本救急医学会認定救急科専門医・指導医。2019年より国家公務員共済組合連合連合会虎の門病院救急科部長(現職)。東京大学医学部附属病院 総合研修センター講師。東京大学医学部講師。KAKENプロフィール。『早わかり! 救急科診療マニュアル』(共訳者)。
※オンライン診療では触診や精密検査が行えないため、症状によっては対面受診を勧められる場合があります。
※記載の料金・診療時間・処方薬の取り扱い等は2026年7月時点の情報です。最新情報はクリニックの公式サイトをご確認ください。
不正出血が茶色く見える理由
不正出血とは、生理(月経)以外のタイミングで性器から出血することで、次のように定義されています。
月経以外に性器から出血することを不正出血といいます。
(出典: 女性の健康推進室ヘルスケアラボ「不正出血がありとても不安です。婦人科に行った方がよいでしょうか?」 )
血の色が茶色く見えるのは、出血してから体の外に出るまでに時間がかかったからです。その理由を、次の2つに分けて説明します。
- 体内に溜まった血が酸化している
- ポロポロ・塊状の出血は古い血が固まって出ている
体内に溜まった血が酸化している
茶色い不正出血が起こる理由の一つは、体の中にたまっていた血が時間をかけて出てくることです。出血してから体の外に排出されるまでに時間がたつと、血液は酸化して赤色から茶色へと変化します。
ごく少量の出血であれば、おりものに混じって黄色やピンク色に見えることもあります。反対に、出てきた血が鮮やかな赤色(鮮血)の場合は、出血してから間もない新しい血であるサインです。血の色の違いは、出血からどれくらい時間がたったかをつかむ手がかりになるため、下着についた血が茶色いだけでは異常とは限りません。
ポロポロ・塊状の出血は古い血が固まって出ている
茶色い出血がポロポロとしたカス状で出て、戸惑う人もいます。これは、酸化して古くなった血が、少しずつ体の外へ排出されているためです。一度に流れ出るのではなく、時間をかけて分かれて出てくるため、さらさらとした血とは違うポロポロ・カス状に感じられます。
同じ理由で、古い血がまとまり、塊のように見えることもあります。少量の場合は、下着やおりものシートにうっすら茶色くつく程度で、出血と気づきにくいこともあります。見た目や量には個人差があるため、こうした様子だけで原因を判断するのは難しいものです。数日たっても止まらない場合や量が増えていく場合は、古い血の排出以外の原因も考えられるため、後半で紹介する受診の目安が判断の助けになります。
茶色い不正出血の主な原因

茶色い不正出血の原因は一つではありません。ホルモンの働きや月経周期に関わる一時的なもので、様子を見てよいこともあります。気をつけたいのは、なかに病気が関係しているケースがある点です。
茶色いという色そのものよりも、出血が起こったタイミングや続き方に、原因を見分けるヒントが隠れています。まずは、病気以外で起こりやすい主な原因を見ていきましょう。
- ストレスや生活習慣によるホルモンバランスの乱れ
- 生理後2週間ごろに起こる排卵期出血
- 生理前後に残った経血が出る茶色い出血
- 性行為などでできた小さな傷からの出血
ストレスや生活習慣によるホルモンバランスの乱れ
生理以外のタイミングで起こる茶色い出血には、女性ホルモンのバランスの乱れが関わっていることがあります。過度なダイエットや肥満、ストレス、環境の変化などによって、女性ホルモンのバランスは崩れやすくなります。その結果、排卵がうまく起こらない無排卵性の出血として、生理以外のタイミングに血が出ることがあるのです。
不正出血の原因としては、排卵の障害やホルモン剤の影響、血液凝固の異常なども知られています。ホルモンバランスの乱れが長引くと生理そのものが止まってしまうこともあるため、心当たりがあるときは、生活を整えることが立て直しの第一歩です。原因になっていそうなことを書き出してみると、生活のどこから整えればよいかが見えやすくなり、婦人科で相談するときにも状況を説明しやすくなります。
生理後2週間ごろに起こる排卵期出血
生理と生理の間に、少量の出血がみられることがあります。これは排卵期出血(月経間期出血)と呼ばれるもので、排卵は次の生理のおよそ2週間前に起こるため、生理からおよそ2週間後ごろにみられることがあります。量はごく少なく、数日ほどでおさまることもあるのが特徴です。
排卵に伴う出血かどうかは、基礎体温をつけていると見分けやすくなります。不正出血には排卵性出血と、排卵がないまま起こる無排卵性出血があり、どちらにあたるかを知る手がかりに基礎体温が役立つためです。急に量が増えたり長く続いたりするときは、排卵期出血以外の原因も考えられます。
生理前後に残った経血が出る茶色い出血
生理が始まる直前や終わりかけの時期に、茶色い出血がみられることがあります。このころの茶色い出血は、量が少なく排出に時間がかかった経血が酸化して、茶色く見えているものです。生理の始まりかけや、経血が減ってきた終わりかけに起こりやすく、いつもの生理の一部として現れます。
数日で本来の生理に移り変わったり、そのまま止まったりするようであれば、経過をみて差し支えありません。ただし、生理の前後と関係なくだらだらと続くときは、生理とは別の出血の可能性を考えて、原因を確かめておく必要があります。
性行為などでできた小さな傷からの出血
性行為のあとなどに、茶色い出血に気づくことがあります。性行為や外傷によって腟や子宮頸部に小さな傷ができると、そこから少量の出血が起こることがあります。不正出血の背景には、こうした外傷や、腟・子宮の炎症といった器質的な原因が含まれることもあるのです。
とくに性行為のたびに出血する場合は、傷だけでなく、子宮頸部のポリープや炎症が関わっていることもあります。出血が繰り返されたり、痛みや違和感を伴ったりするときは、傷以外の原因も考えて受診を検討するとよいでしょう。
生理がこないときの茶色い不正出血は妊娠の可能性もある
生理の予定日を過ぎても生理がこないまま茶色い出血がある場合、妊娠の可能性も考えられます。妊娠の初期には少量の出血がみられることがあり、茶色い血として現れることもあります。とくに妊娠の可能性がある時期に、いつもの生理と違う少ない出血が続くときは、自己判断で決めつけずに確かめることが大切です。妊娠と茶色い出血の関係、そして妊娠を確かめる手順を順に確認していきましょう。
- 着床出血など妊娠初期には茶色い出血が起こることがある
- 生理予定日の1週間後に妊娠検査薬で確かめる
着床出血など妊娠初期には茶色い出血が起こることがある
妊娠の初期には、軽い腹痛や少量の出血がみられることがしばしばあります。とくに生理予定日ごろの少量の出血は、着床出血と呼ばれることがあります。生理予定日のあたりに、いつもの生理より明らかに少ない出血だけで終わったときは、妊娠の可能性も考えられます。
また、妊娠反応が陽性でも、超音波検査で胎嚢が確認できる前に月経のような出血が起こり、流産にいたる生化学的妊娠と呼ばれる状態になることもあります。妊娠初期の出血には個人差が大きいため、出血があるからといって、直ちに異常と決めつける必要はありません。気になるときは、妊娠検査薬で確かめたり、婦人科で相談したりすると、状況をはっきりさせられます。
生理予定日の1週間後に妊娠検査薬で確かめる
生理がこない状態で茶色い出血が続くときは、妊娠しているかどうかを確かめると不安を整理しやすくなります。市販の妊娠検査薬は、生理予定日の約1週間後から使うことができます。使う時期が早すぎると、妊娠していても正しく判定できないことがあるため、予定日から1週間ほど待つのが目安です。検査結果が陰性でも生理がこない場合は、1週間ほどあけて再検査するか、婦人科を受診してください。
妊娠を確かめる手順は、次のとおりです。
- 生理予定日からの日数を確認する
- 予定日の約1週間後に妊娠検査薬を使う
- 陰性でも生理がこなければ婦人科を受診する
40代・更年期に起こる茶色い不正出血の特徴
40代を過ぎると、それまでとは違う茶色い不正出血がみられることがあります。この時期の出血には、更年期のホルモンの変化によるものと、注意して調べたほうがよいものとがあり、年代ごとの特徴を知っておくと、様子を見てよい出血と受診したい出血を見分けやすくなります。
- 更年期はホルモンの揺らぎで茶色い不正出血が起こりやすい
- 40代以降の不正出血は子宮体がんの検査も検討する
更年期はホルモンの揺らぎで茶色い不正出血が起こりやすい
更年期とは、閉経の前後それぞれ5年間、あわせて10年間を指す時期です。この時期は卵巣の働きが低下し、女性ホルモンであるエストロゲンが大きく揺らぎながら低下していくのが特徴です。40歳を過ぎて月経周期が不順になり始めると、ホルモンの揺らぎによって不正出血が起こりやすくなります。
生理の間隔が急に短くなったり長くなったり、経血の量が変わったりするのも、この時期にみられる変化です。茶色い出血がときどきみられる程度なら、更年期に伴う体の変化の一つと考えられます。ただし、量の多い出血や長く続く出血は、更年期だからと片づけずに確かめることがすすめられます。
40代以降の不正出血は子宮体がんの検査も検討する
40代以降の不正出血では、更年期の変化と決めつけず、病気の可能性にも目を向けたいところです。子宮体がんは婦人科のがんのなかで最も多く、今も年々増えており、月経ではない時期や閉経後の出血が重要なサインになります。
とくに更年期や閉経後に不正な出血がみられた場合は、更年期のせいと自己判断せず、産婦人科を受診してください。40代以降に茶色い出血が続くときは、子宮体がんの検査も選択肢に入れて考える価値があります。
茶色い不正出血で考えられる病気
茶色い不正出血の背景に、子宮や腟の病気が隠れていることがあります。ただし、出血があるからといって病気とは限らず、見た目や症状だけでの判断は難しいため、原因の確定には検査が欠かせません。ここでは代表的な病気を取り上げますので、あてはまるものがないか、落ち着いて確認してみましょう。
| 病気 | 出血・症状の特徴 | 注意したい年代 |
|---|---|---|
| 子宮頸がん | 進行すると月経中でない時期や性交時の出血、においを伴う濃い茶色や膿のようなおりもの | 30〜40代がピーク |
| 子宮体がん | 最も多い症状は不正出血、おりものに血が混じり褐色になることも | 更年期・閉経後に多い |
| 子宮筋腫 | 過多月経や月経以外の異常子宮出血、鉄欠乏性貧血 | 30歳以上の3割前後 |
| 子宮内膜ポリープ・子宮頸管ポリープ | 不正出血、性交後の出血、無症状のことも | 幅広い年代 |
| 子宮腺筋症 | 過多月経、不正出血、月経困難症 | 40〜50代が中心 |
| クラミジア感染症などの性感染症・腟炎 | 自覚症状が乏しく、子宮頸管炎などで出血やおりものの変化 | 若年層に多い |
子宮頸がん・子宮体がん
子宮頸がんが進行すると、月経中ではない時期や性交時の出血、においを伴う濃い茶色や膿のようなおりものがみられることがあります。水っぽいおりものや粘液が増えるのも、進行時にみられる変化のひとつです。子宮頸がんの発症は30〜40代がピークで、若い世代にも多いのが特徴です。気になる出血が続くときは、自己判断せず検査で確かめることが早期発見につながります。
子宮体がんで最も多い自覚症状は不正出血で、更年期や閉経後の出血はとくに注意が必要です。出血の程度はさまざまで、おりものに血が混ざって褐色になるだけの場合もあります。
子宮筋腫
子宮筋腫は、子宮にできる良性の腫瘍で、がんではありません。主な症状は経血量が多くなる過多月経で、月経以外の時期に異常な子宮出血が起こることもあります。過多月経には、鉄欠乏性貧血や月経痛が伴うこともあります。
このほか、腰痛や頻尿、不妊といった症状につながることもあり、筋腫のできる場所や大きさによって現れ方が変わります。30歳以上の女性の3割前後にみられるとされ、決してめずらしい病気ではありません。経血量の多い状態が続くときは、筋腫が隠れていないかを一度確かめておきたいところです。
子宮内膜ポリープ・子宮頸管ポリープ
ポリープは、子宮の入り口(頸管)や子宮の内側(内膜)にできる、いぼのような組織です。子宮頸管ポリープの多くは無症状ですが、排卵期や性行為のあとに出血するほか、感染を起こす場合もあります。子宮内膜ポリープも、不正出血や過多月経、月経が長引く過長月経の原因になることがあり、無症状のまま見つかる場合もあります。
多くは良性ですが、まれに悪性のこともあるため、切除して組織を調べることが望ましいとされる病気です。自覚症状がないまま、別の検査のときに偶然見つかることもあります。気になる不正出血や性交後の出血があるときは、一度調べてもらうと原因がはっきりします。
子宮腺筋症
子宮腺筋症は、子宮内膜に似た組織が子宮の筋肉の中にでき、筋肉の層が厚くなっていく病気です。過多月経や不正出血、強い月経痛(月経困難症)を引き起こすことが知られています。患者の約8割は40〜50代とされ、子宮内膜症よりも年齢層が高いことが特徴です。なお、診断時の年齢は個人差が大きく、平均を38.2歳とする報告もあります。
月経のたびに痛みや経血量が増していくと感じるときは、腺筋症のような病気が隠れていないか確かめておくことがすすめられます。生活に支障が出るほどの生理痛は、我慢せずに相談してよい症状です。
クラミジア感染症などの性感染症・腟炎
クラミジア感染症は、女性では自覚症状が乏しいことが多く、気づかないうちに子宮頸管炎などを起こすことがあります。こうした性感染症や腟の炎症が、おりものの変化や茶色い不正出血の原因になることもあります。性器クラミジア感染症は若年層の女性に多く、性交渉の機会があれば年齢を問わず感染しうる病気です。
また、更年期以降の女性では、萎縮性腟炎による出血がみられることもあります。こうした出血には、腟錠やHRT(ホルモン充填療法)が有効な場合もあります。一方、クラミジア感染症は放置すると不妊などにつながることもあるため、性交渉の機会があり心当たりがあるときは早めの検査が重要です。
検査で感染が分かった場合の治療は、オンライン診療でも相談できます。クラミジアをはじめ一部の性感染症は、自宅にいながら治療薬の処方を受けることが可能です。
茶色い不正出血で病院に行く目安(チェックリスト付き)
ここまで見てきたように、茶色い不正出血には心配のいらないものと、受診したほうがよいものがあります。自分の出血がどちらなのか迷ったときのために、受診の目安を具体的に紹介します。次のようなサインがあるときは、早めに婦人科を受診する目安と考えてください。
- 少量でも1週間以上続く・何度も繰り返すとき
- 経血のように量が多い・レバー状の塊が出るとき
- 強い腹痛・発熱・鮮血への変化があるとき
受診の目安にあてはまるときは、ピルや生理の悩みをオンライン診療で相談することもできます。対面に行くか迷う段階でも、相談先の一つとして覚えておくと役立ちます。
少量でも1週間以上続く・何度も繰り返すとき
出血の量が少なくても、長く続いたり繰り返したりする場合は注意が必要です。少量でも1週間以上続くときや、月に何度も出血を繰り返すときは、受診の目安になります。異常な出血を繰り返す場合、その裏に病気や初期のがんが潜んでいることがあるためです。
1週間以上という期間は、あくまで受診を考えるための目安です。期間が短くても、月ごとに同じような出血を繰り返すようなら、受診を検討する十分な理由になります。手帳やスマホのカレンダーに出血のあった日を控えておくと、繰り返しているかどうかを客観的に確かめられ、受診の際にも経過を伝えやすくなります。自分で判断せず、すみやかに婦人科を受診してください。
経血のように量が多い・レバー状の塊が出るとき
強い腹痛・発熱・鮮血への変化があるとき
強い腹痛や発熱を伴う出血、月経のように多めの出血があるときは、夜間や休日であっても産婦人科へ連絡してください。茶色かった出血が鮮やかな赤い血(鮮血)に変わり、量が増えてきたときも、受診の目安になります。時間帯を問わず、早めに医療機関へつなぐことが大切です。
次の項目のうち一つでもあてはまるときは、婦人科の受診を検討しましょう。
☐ 1週間以上続く
☐ 月に何度も繰り返す
☐ 経血のように量が多い・塊が出る
☐ 強い腹痛や発熱を伴う
☐ 茶色から鮮血に変わった
☐ 閉経後に出血した
ピルと茶色い不正出血の関係
低用量ピルを飲んでいる人が、飲み始めの時期に茶色い不正出血を経験することがあります。薬を始めたばかりのころに出血があると、体に合っていないのではと不安になりやすいものです。しかし、これはピルに体が慣れていく過程で起こるもので、それ自体が異常とは限りません。ここでは、ピルを飲んでいるときの出血と、治療としてのピルの使われ方を説明します。
- 飲み始めや飲み忘れの茶色い不正出血は続けるうちに落ち着くことが多い
- 生理不順や生理痛の治療に低用量ピルが使われることもある
飲み始めや飲み忘れの茶色い不正出血は続けるうちに落ち着くことが多い
低用量ピルの飲み始めの時期や、飲み忘れがあったあとには、茶色い不正出血がみられることがあります。飲み始めの数か月については、服用者のおよそ20%が不正出血を経験するとされています。ただし、こうした不正出血は服用を続けるうちに次第に減っていくのが特徴です。
ある報告では、不正出血の発現率は飲み始めの第1周期で35.6%、第2周期で25.6%、第3周期で19.7%と下がり続け、第6周期には13.2%まで低下しています。数か月のうちに落ち着いていくことがわかっているため、飲み始めてすぐの出血だけで服用の中断を決める必要はありません。
ピルが原因の不正出血は、量にかかわらず服用を続けてよいとされています。一方で、ピル以外の原因が疑われる出血では、妊娠や悪性疾患などの精査が行われます。出血が長引いたり量が増えたりするときは、自己判断でやめず、医師に相談してください。
生理不順や生理痛の治療に低用量ピルが使われることもある
低用量ピルは避妊のための薬というイメージが強いかもしれません。実際には、生理痛(月経困難症)や生理不順の治療にも用いられる薬です。痛みの原因となる病気がない月経困難症では、低用量ピル(LEP)を使って排卵を一時的に止め、痛みをやわらげる方法がとられます。
生理のたびに寝込むほどの痛みや経血量の多さに悩む人にとっては、検討する価値のある選択肢です。月経困難症を伴う月経不順の治療にも使われ、避妊だけでなく生理の不調の改善が期待できます。
ただし効果の現れ方には個人差があり、すべての人に同じように合うわけではありません。服用を始めるときは、持病や体質によって使えないこともあるため、医師との相談を通して自分に合う方法を見つけていくのが基本です。
茶色い不正出血で受診したときの検査・治療の流れ
茶色い不正出血で婦人科を受診すると、まず妊娠の有無や、どこから出血しているのかを確認します。そのうえで、原因を調べる超音波検査や、細胞や組織を採って調べる細胞診・組織検査、採血のほか、必要に応じてMRIやCTといった画像検査が行われるのが一般的です。原因となる病気がとくにない場合はホルモン治療や止血剤で対応し、病気がある場合は状態に応じて経過観察・薬・手術などを検討します。
なお、ピルの処方や生理の悩みの相談はオンライン診療でも受けられますが、内診や検査が必要な場合は対面での受診になります。内診や検査に不安を感じるかもしれませんが、原因が分かれば治療の見通しも立てやすくなります。気になる点は、診察の場で確かめておくとよいでしょう。
繰り返す不正出血はピルでの調整をDMMオンラインクリニックで相談できる
何度も繰り返す不正出血や、生理にまつわる悩みは、そのままにせず相談することが大切です。受診を迷っている段階でも、オンライン診療なら自宅から始められます。仕事や家事で忙しく、婦人科に足を運ぶ時間がとりにくい人にも使いやすい仕組みです。ここでは、DMMオンラインクリニックで相談できることを紹介します。
- スマホの診察で最短当日にピルを受け取れる
- 低用量・超低用量・ミニピルを目的に合わせて処方してもらえる
- 診察料0円で費用は薬代と配送料のみ
スマホの診察で最短当日にピルを受け取れる
DMMオンラインクリニックでは、スマホから24時間いつでもオンライン診療を受けられます。予約から診察、薬の受け取りまでがオンラインで完結し、薬は最短で当日に受け取れます。受け取り場所は自宅のほか、コンビニやロッカーも選べるため、生活に合わせて使い分けられるのも便利な点です。
移動や待ち時間がないぶん、体調がすぐれない時期でも受診のハードルを下げられます。最短当日の到着は東京都23区と大阪市24区が対象で、別途追加の費用がかかります(2026年7月時点)。
オンライン診療は、次の流れで進みます。
- WEBで予約する
- 問診票に記入する
- ビデオ通話で医師の診察を受ける
- 薬が自宅に届く
低用量・超低用量・ミニピルを目的に合わせて処方してもらえる
ピルにはいくつかの種類があり、目的や体質によって向いているものが異なります。DMMオンラインクリニックでは、低用量ピル・超低用量ピル・ミニピルの3種類を扱っています。それぞれ性質が異なるため、目的や体質に合わせて種類を選べるのが特徴です。
低用量ピルは高い避妊効果と生理の不調の改善を両立でき、超低用量ピルは副作用を抑えながら生理の不調を整えます。ミニピルはエストロゲンを含まないため血栓症のリスクがほとんどなく、40歳以上の人や喫煙する人など、低用量ピルを使いにくい人に向いています。
| 種類 | 主な特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 低用量ピル | 高い避妊効果と生理の不調改善を両立 | 初めて服用する人・生理周期を安定させたい人 |
| 超低用量ピル | 卵胞ホルモンが少なく副作用が起こりにくい | 生理痛やPMSが重い人 |
| ミニピル | エストロゲンを含まず血栓症リスクがほとんどない | 40歳以上・喫煙する人など低用量ピルを使えない人 |
診察料0円で費用は薬代と配送料のみ
オンライン診療というと費用が気になるかもしれません。DMMオンラインクリニックの診察料は0円で、かかる費用は薬代と配送料550円だけです。低用量ピルは、月額2,980円から始められます。
毎月の負担を把握したうえで始められるため、続けるかどうかの判断もしやすくなります。料金は2026年7月時点のもので、公的医療保険が適用されない自由診療です。
繰り返す不正出血へのピルでの調整や、生理の悩みについて、オンラインで気軽に相談できます。まずは自分に合う方法を知るところから始めてみてください。
茶色い不正出血に関するよくある質問
すぐ止まった場合の受診や10代の出血など、迷いやすいケースの疑問をまとめました。
- 茶色い不正出血が1〜2日で止まった場合も受診すべきですか?
- 妊娠検査薬が陰性なのに生理がこず茶色い出血が続くのはなぜですか?
- 10代の茶色い不正出血も病気の心配がありますか?
茶色い不正出血が1〜2日で止まった場合も受診すべきですか?
妊娠検査薬が陰性なのに生理がこず茶色い出血が続くのはなぜですか?
考えられる理由の一つは、検査の時期が早すぎたことです。妊娠検査薬は時期が早すぎると、妊娠していても陰性と出ることがあります。また、ストレスやホルモンバランスの乱れで生理が遅れ、その間に茶色い出血が続くこともあります。
生理が遅れている間に少量の茶色い出血がだらだらと続くと、不安が強まりやすいものです。陰性のまま生理がこない状態が続くときは、1週間ほどあけてもう一度検査するか、婦人科を受診してください。
10代の茶色い不正出血も病気の心配がありますか?
思春期は排卵がまだ安定しておらず、月経不順や不正出血が起こりやすい時期です。月経の周期が整うまでには時間がかかるため、10代の茶色い出血は体の成長の途中でみられることもあります。
思春期のうちは、月経が1年に3〜4回来ていれば、成長を待ちながら治療の方針を相談していく場合もあります。ただし、出血が長く続いたり繰り返したりする場合は、10代でも婦人科を受診してかまいません。
まとめ:茶色い不正出血は続く・繰り返すなら早めに医師へ相談を
茶色い不正出血は、体の外に出るまでに時間がかかった古い血が変化したもので、一時的な出血で終わることもあります。一方で、ホルモンの乱れや排卵、妊娠、そして子宮や腟の病気など、背景にはさまざまな原因が考えられます。
少量でも1週間以上続く、量が多い、強い腹痛や発熱を伴う、鮮血に変わる、閉経後に出血するといったサインがあるときは、早めに婦人科を受診してください。繰り返す不正出血へのピルでの調整や、生理の悩みは、オンライン診療でも相談できます。一人で抱え込まず、気になる症状が続くときは、早めの相談が安心につながります。
未承認医薬品等に関する注意事項
本記事で触れているミニピル(プロゲスチン単剤の経口避妊薬)には、国内で製造販売承認を取得したものと、避妊を目的とした使用が国内で承認されていないものが含まれます。国内未承認のミニピルに関する注意事項は次のとおりです。
【入手経路等】
提携クリニックで処方する国内未承認のミニピルは、医師が個人輸入により入手したものです。
【国内の承認医薬品等の有無】
同じプロゲスチン単剤の経口避妊薬(ミニピル)には、避妊を目的として国内で製造販売承認を取得した医薬品があります。
【諸外国における安全性等に係る情報】
国内未承認のミニピルは、欧州をはじめとする諸外国で避妊薬として承認されています。主な副作用として、不正出血や月経周期の変化、頭痛、吐き気、乳房の張りなどがみられることがあります。これらは服用を続ける中で落ち着くこともありますが、まれに重い副作用が起こる可能性もあります。
【医薬品副作用被害救済制度について】
国内未承認のミニピルは、万が一重篤な副作用が生じた場合でも、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。
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