妊娠中にクラミジア感染?心当たりがないときにすべきこと

妊娠中のクラミジア検査で陽性が出て、驚いた方もいるでしょう。クラミジアは自覚症状がないケースが多い性感染症です。本記事ではクラミジア感染に心当たりがない理由やクラミジア感染したときにすべきことを解説しています。ぜひ参考にしてください。




「なにも症状がないのに、妊娠中のクラミジア検査で陽性だった」




「感染した心当たりがない」




このような状況でお悩みの方もいるのではないでしょうか。クラミジアは症状が出にくい性感染症で、いつ、どこで感染したのかがはっきりしにくい病気です。気付かないまま感染が続いていることもよくあり、結婚前から感染していた可能性もあります。




この記事では、妊娠中のクラミジア感染に心当たりがない理由や妊娠中にクラミジアに感染したときにやるべきことを解説しています。ぜひ参考にしてください。




(この記事がおすすめの方)





  • 妊娠中のクラミジア検査で陽性と言われて驚いた方

  • クラミジア感染に心当たりのない方

  • 夫に浮気を疑われたら嫌な方

  • 赤ちゃんに影響があるのか心配な方



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妊娠中のクラミジア感染に心当たりがない理由


実は、妊婦100人のうち3~5人程度がクラミジアに感染していると報告されており、妊娠中のクラミジア感染は珍しいものではありません。心当たりがないのに感染している理由は、以下の通りです。


  • 過去にクラミジアに感染していた
  • 男女ともに無症状なことが多い
  • キスで感染することもある


それぞれ、詳しく解説します。


過去にクラミジアに感染していた


クラミジアは自然に治ることはありません。治療せずに放置していると、何年も感染が続きます。その間、以下のようなリスクが考えられます。


  • パートナーにうつしてしまう
  • 症状が徐々に悪化する
  • 不妊のリスクが高くなる


クラミジアは、長期間感染していても症状が現れないことも多く、感染時期を特定するのが難しい病気です。そのため、結婚前の交際相手やセックスパートナーなどからの感染が続いていることも珍しくありません。


クラミジアは男女ともに無症状なことが多い


クラミジアは、男女ともに症状が現れにくい性感染症です。特にクラミジアに感染している女性の90%以上は体調の変化を感じないといわれており、妊娠や不妊治療で初めて感染がわかることも少なくありません。もし自覚症状がある場合は、以下のような症状があります。


女性 男性
おりものの増加 生理以外の出血(不正出血) 下腹部の痛み 性交時の痛み 尿道のかゆみや不快感 排尿時の痛み 尿道から透明~乳白色の膿が出る 精巣上体が腫れる


のどに感染するとのどの違和感や発熱など、風邪のような症状が出ることもあります。しかし、症状があっても軽い場合も多く、日常生活に支障をきたしにくいため病院の受診につながらないのが現状です。


クラミジアはキスで感染することもある


クラミジアはうつりやすい感染症で、1回の性交渉でも感染するリスクがあります。以下の経路での感染が報告されており、性器だけでなくのどや眼にも感染します。


  • 性交渉による直接接触(オーラルセックス・アナルセックスを含む)
  • ディープキス
  • 感染部位に触れた手指を介した接触


性交渉やディープキスなどによる直接粘膜の接触がなくても、分泌液に触れた手で目や口元を触るだけでもクラミジアに感染するリスクがあります。そのため、感染に心当たりがあるときや治療中には、以下の対策をしましょう。


  • 性的接触を避ける
  • 手指衛生に努める
  • タオルの共有を避ける


妊娠中のクラミジア感染は新生児クラミジア感染症の原因になる


妊娠中にクラミジアが治療できなかった場合、出産時に赤ちゃんが産道を通るときに感染し、結膜炎や肺炎など新生児クラミジア感染症を引き起こすことがあります。新生児クラミジア感染症は入院して点滴で治療する必要があるため、赤ちゃんと一緒に退院できません。


ほかにも、妊娠中のクラミジアは下記を引き起こす可能性もあります。


  • 流産
  • 早産


妊娠中でもクラミジアは治療可能です。出産後すぐから赤ちゃんと一緒に過ごせるよう、医師の指示に従って治療し、上記のリスクを減らしましょう。


クラミジアの治療の流れ


クラミジアの治療の流れは以下の通りです。


  1. 検査
  2. 抗生物質の投与により治療
  3. 治療効果判定のための再検査


妊娠中は胎児への影響を避けるために内服できる抗生物質は限られますが、クラミジアの治療は抗生物質の投与が基本です。また、クラミジアのなかには抗生物質が効きづらいものもあります。完治を確認するためにも、治療後は確認検査を受けましょう。


妊娠中にクラミジア陽性が判明したときにやるべきこと3つ


妊娠中のクラミジア検査で陽性になったときは、以下の対応を心がけましょう。


  • 夫を信頼する
  • 夫婦で検査・治療を受ける
  • 完治するまで性交渉は控える


夫を信頼する


性病を夫に打ち明けるのは勇気がいるものですが、クラミジアの重要なポイントは以下の通りです。


  • 感染力が強い
  • 感染時期の特定が困難
  • 過去の感染が続いている場合もある


クラミジアは感染時期と感染判明時期がずれる病気であり、必ずしも最近の感染とは言えません。夫婦間でのうつし合いを避けるためにも、夫と結果を共有しましょう。


夫婦でクラミジアの検査・治療を受ける


クラミジアは夫婦での感染が多い病気です。感染がわかったら、夫にも検査してもらいましょう。しかし、自分が感染していてもパートナーは感染していないということも珍しくありません。その理由としては、以下のことが考えられます。


  • 夫も感染しているが検査で陰性になった(偽陰性)
  • 過去のパートナーからの感染で夫にはうつっていなかった
  • 夫は性器ではなくのどに感染していた


もし、オーラルセックスでの感染の心当たりがあるといった場合、のどの感染が疑われるときは、咽頭クラミジアの検査も受けると安心でしょう。なお、男性の検査・治療は泌尿器科で行うのが一般的ですが、オンライン診療でも性感染症の治療が受けられます


完治するまで性交渉は控える


クラミジアは、治りきるまで感染のリスクが続きます。夫婦間でうつし合いを避けるためにも、治療中の性交渉は控えましょう。治療の流れは以下の通りです。


  1. 検査
  2. クラミジア陽性の場合、抗生物質の内服
  3. 治療から3週間以上あけて確認検査


夫婦ともに陰性が確認できれば、性交渉を控える必要はありません。


浮気を疑われるのが心配な場合は医師に説明してもらう選択肢もある


夫を信頼する、夫婦での治療が大切などといっても、自分で夫に説明するのはハードルが高いと感じる方もいるのではないでしょうか。その場合は、下記のような選択肢もあります。


  • 夫に妊婦健診に同行してもらい、医師から直接説明してもらう
  • 医師や助産師に、夫への伝え方のアドバイスをもらう


事実無根の浮気を疑うのも、疑われるのもつらいものです。クラミジアの正しい知識を得て、一緒に赤ちゃんを迎える準備をしましょう。


妊娠中のクラミジア感染は夫婦で治療しよう


クラミジアは感染経路がわかりにくい性感染症で、心当たりがなくても感染している場合があります。妊娠中のクラミジア感染は流産や早産、新生児クラミジア感染症の恐れがあるため、速やかに治療しましょう。


また、クラミジアは夫婦での同時治療が重要です。男性は泌尿器科での検査・治療が一般的ですが、オンライン診療という選択肢もあります。DMMオンラインクリニックでは、自宅で検査を受けることができ、もし陽性だった場合は医師の診察も受けられます。「忙しくて病院に行く時間がない」「人目が気になって受診をためらってしまう」という方は、プライバシーに配慮したDMMオンラインクリニックの受診を検討してみてはいかがでしょうか。


心当たりがないクラミジア感染に関するよくある質問


心当たりがないクラミジア感染に関して、よくある質問に回答します。


  • クラミジアはトイレやお風呂で感染しますか?
  • クラミジアは市販薬で治りますか?
  • 無症状なら治療しなくてもいいですか?


クラミジアはトイレやお風呂で感染しますか?


クラミジアは粘膜や体液の直接接触で感染します。そのため、温泉やトイレなど公共の場で感染するリスクは低いと考えられています。


もし心配な場合は、以下の対策をするとより安全になるでしょう。


  • トイレに座る前に座面をアルコールで拭く
  • 温泉の椅子やマットに触れる前にシャワーで流す
  • タオルの共有は避ける


夫のクラミジア検査は保険適用になりますか?


クラミジアの検査・治療には、保険診療と自費診療があります。パートナーの感染がわかっているときは、本人の感染リスクが高いため保険診療となります。料金について心配な場合には、受診前に病院に問い合わせてみてください。


クラミジアは市販薬で治りますか?


クラミジアは市販薬では治りません。抗生物質による治療が必要で、その処方には医師の診察が必須です。クラミジアが疑われるときには市販薬でなんとかしようとせず、医療機関を受診しましょう。


無症状なら治療しなくてもいいですか?


クラミジアは自覚症状がなくても治療が必要な感染症です。症状がなくても病状は女性であれば「子宮頸管→子宮内膜→卵管→卵巣→骨盤」、男性であれば「尿道→前立腺→副睾丸」といったように進行し、男女ともに不妊の原因になることもあります。クラミジアは早期発見・早期治療で完治できるため、自分のためにもパートナーのためにも早めに検査・治療しましょう。


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【参考文献】


厚生労働省 これって性感染症?


https://www.hivkensa.com/sti


厚生労働省 健康・医療 性感染症


https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/seikansenshou


産婦人科診療ガイドラインー婦人科外来編2023


https://www.jsog.or.jp/activity/pdf/gl_fujinka_2023.pdf

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