睡眠薬のオンライン診療おすすめ10選|あなたに合った睡眠薬やクリニックの選び方も解説

「寝たいのに眠れない…」


そんなつらい悩みを抱えていませんか?


仕事のストレス、人間関係の悩み、生活習慣の乱れなど、不眠の原因は人それぞれ。


「市販薬を試してみたけれど効果がなかった」
「病院に行く時間がない」と諦めている方もいるかもしれません。


オンライン診療であれば、自宅にいながら、都合の良い時間に診察を受けてご自身に合った睡眠薬を処方してもらえます。


この記事では、「オンライン診療で睡眠薬を処方してもらいたいけど、どのクリニックを選べば良いかわからない」という方へ向けて、おすすめのオンライン診療クリニックを10を厳選してご紹介します。


さらに、あなたに合った睡眠薬の種類や、自分にぴったりのクリニックを選ぶポイントも詳しく解説。


この記事を読めば、もう一人で悩まず不眠に対処できるでしょう。



この記事の監修者

国家公務員暇組合連合会虎の門病院救急科部長

東京大学医学部救急医学 非常勤講師
軍神 正隆(ぐんしん まさたか)

1995年長崎大学卒業。亀田総合病院臨床後研修、東京大学医学部救急医学入局。米国ピッツバーグ大学UPMCメディカルセンター内科、カリフォルニア大学UCLAメディカルセンター救急科、米国ジョンズ・ホプキンス大学ブルームバーグ校公衆衛生学MPH大学院を経て、東京大学医学部救急医学講師。日本救急医学会認定救急科専門医・指導医。2019年国家より公務員連合連合会虎の門病院救急科部長(現職)。

【目次】

睡眠薬を処方できるオンライン診療おすすめ10院 DMMオンラインクリニック 患者目線のクリニック デジタルクリニック UnMed Clinic Motomchi おうち病院 ユビー不眠症オンライン診療 ファストドクター SOKUYAKUオンラインクリニック イーヘルスクリニック 新宿院 女性ライフクリニック 睡眠薬について 脳の働きを抑制する睡眠薬 自然な眠りを促す睡眠薬 依存性について オンライン診療で処方される睡眠薬 デエビゴ ベルソムラ ロゼレム ルネスタ マイスリー 睡眠薬をオンライン診療で入手するメリット 通院不要で体調が悪くてもお薬を受取れる 遠方や専門医が近くにいない地域でも受診可能 仕事の合間や夜間も利用しやすい 心理的負担が軽減できる 睡眠薬をオンライン診療で入手するデメリット 表情や声の微細な変化が伝わりにくい メンタル面のカウンセリングが限定的 保険適用外になることがある 処方できない睡眠薬がある DMMオンラインクリニックの睡眠薬処方 オンライン診療で睡眠薬を服用する際に気を付けるべき4つのポイント 自己判断での中止・増量・減量は厳禁 アルコールとの併用に注意 睡眠薬を服用した翌日は運転しない 睡眠薬の個人輸入は厳禁 睡眠薬のオンライン診療に関するよくある質問 Q1:本当にオンラインだけで睡眠薬を処方してもらえますか? Q2:保険は適用されますか? Q3:薬はいつ届きますか? Q4:副作用が出たらどうすればいいですか? Q5:診察時間はどのくらいですか? Q6:未成年でも利用できますか? Q7:急にお薬が切れそうな時はどうすればいいですか?

睡眠薬を処方できるオンライン診療おすすめ10院

睡眠薬を処方できるオンライン診療10院の特徴や料金についてまとめました。


不眠症のオンライン診療ができるおすすめクリニック10選


DMMオンラインクリニック


DMMオンラインクリニックは、不眠症のお薬も処方しています。


睡眠薬の価格は1日あたり125円(税込)からと始めやすく、7日分のお試しプランも用意しています。服用は徐々に回数を減らしていくステップで、症状が安定したら治療終了という安心設計が特徴です。


医師が丁寧に生活習慣改善や睡眠環境のアドバイスも行い、不眠の原因を包括的にサポートします。


不眠症のお薬は保険適用外になりますが、健康状態に応じた最適な治療を柔軟に受けられるメリットは大きいでしょう。


体質改善をサポートする漢方薬も処方しています。


定期便は1ヵ月ごとのプランのみでまとめ買いはなく、お薬を徐々に減らすことが前提になっているため不安なくお薬を服用できるでしょう。


24時間診療を受けられるため、夜勤やシフト勤務など不規則な生活の方もご自身の都合に合わせやすいオンライン診療です。


エスゾピクロン錠2mg(ルネスタジェネリック)/30

4,400円

リスミー錠2mg/30

4,400円

診察料

無料

送料

550円

診察方法

ビデオ通話

診療時間

24時間

支払い方法

クレジットカード・DMMポイント・PayPay

予約方法

WEB

患者目線のクリニック


患者目線のクリニックは、初診から保険診療でオンライン診療ができるクリニックです。


睡眠薬の処方は診療科を選択しなくても可能であるため、迷うことも少なくスムーズにお薬を処方してもらえるでしょう。夜間や休日も診療しているため、ライフスタイルに合わせてフレキシブルに診療を受けられます。


夜間や早朝の受診は、診療報酬点数の算定基準に基づき下記の追加料金がかかります。


  • 1割負担の方 50円
  • 2割負担の方 100円
  • 3割負担の方 150円

加算の対象となる時間帯は、下記のとおりです。

平日 6~8時・18~22時 / 土曜日 6~8時・12~22時 / 日曜日・祝日 6~22時


一人ひとりの状況や生活背景を考慮した丁寧な医療を行うことに重点を置いている点が特徴で、対面のクリニックは東京の新橋にあります。


お薬料金

要問い合わせ

診察料

初診1,000円前後
再診500円前後
オンライン診療システム利用料1,000円
平日 18時以降 / 土曜日 12時以降/ 日曜日・祝日 6時以降は夜間早朝等加算50円~150円

送料

要問い合わせ

診察方法

デジスマ

診療時間

09:00 ~24:00土日祝日も診療

支払い方法

クレジットカード

予約方法

WEBまたは
03-6268-8797

デジタルクリニック


デジタルクリニックは、最新ICT技術を活用してオンライン診療に加え、患者データの効率的管理や診療の質向上を目指す医療DXの一環として運営されているオンライン診療です。


診療科は20以上あり、不眠症と心療内科があるため不眠の原因に合った治療を選択できます。


ビデオ通話での診療のほかに、チャットでの相談も24時間医師が対応する点が特徴です。


不眠症のお薬は1ヵ月ごとのセットのほかにも7日分だけ処方されるお試しプランがあるため、ご自身の症状や体質をふまえた服薬治療ができるでしょう。


お薬は患者さんの症状や希望に応じて医師が選択し、効果や副作用を見ながら調整します。


専門知識に基づく個別対応とチャット相談のサポートが充実しているオンライン診療といえるでしょう。


デエビゴ1ヶ月

7,480円

ルネスタ後発品(エスゾピクロン)1ヶ月

3,850円

診察料

初診料:1,650円
再診料:0円

送料

550円

診察方法

ビデオ通話

診療時間

24時間

支払い方法

クレジットカード、デビットカード、医療ローン
コンビニ後払い、代引き

予約方法

WEB

UnMed Clinic Motomchi


UnMed Clinic Motomachiは、不眠症をはじめ内科・消化器系も扱うクリニックで、オンライン診療も実施しています。


オンライン診療は、CLINICSというアプリを通して行います。オンライン診療の診療時間は対面と同じく9:00~18:30です。不眠の原因が精神的なもので心療内科が必要な場合は、対面のスリープ専門外来を利用できます。


睡眠導入薬の選択肢として依存性の少ないデエビゴやルネスタをオンラインで処方しており、安全性にも配慮しています。また、Web・LINEから予約できる手軽さも強みです。オンライン診療でありながら対面診療と使い分けて適切に薬を処方し、安全管理を徹底している点でオンラインに不慣れな方でも利用しやすいクリニックといえるでしょう。


英語での診療も可能です。


デエビゴ1ヶ月

要問い合わせ

ポイント

スリープ外来との併用可能

診察料

2,200円

送料

初診料: 2,880円
再診料: 診察代として1,500円

診察方法

CLINICS(アプリ)

診療時間

月・水・木曜日9:00~12:30/15:00~18:30
火・金・土日:9:00~12:30

支払い方法

クレジットカード・電子マネー

予約方法

WEB
LINE
電話

おうち病院


おうち病院は、オンラインのかかりつけ医として、1つのアカウントで家族全員が診療を受けられるオンライン診療です。


処方される睡眠薬は依存性の高いベンゾジアゼピン系(ハルシオン、ユーロジンなど)は原則処方せず、依存性の低いラメルテオン(ロゼレム)やレンボレキサント(デエビゴ)などが中心です。


漢方薬もあり、自然由来の成分で不眠症に対処したい方も不安なく利用できるでしょう。


初診でお薬の処方が決まった後24時間は、チャットでの相談が無料です。そのため副作用や効果が心配な方は、無料期間内に相談しましょう。


24時間を過ぎた後も、診療代がかかりますがいつでも再診可能です。


お薬料金

要問い合わせ

ポイント

8日分以上の処方には1年以内の花粉症薬処方履歴があるお薬手帳かおうち病院での受診歴が必要

診察料

保険診療費+1,100円

送料

お薬おうち便は500円

診察方法

ビデオ通話、チャット

診療時間

22時まで

支払い方法

クレジットカード

予約方法

WEB

ユビー不眠症オンライン診療


ユビーオンライン診療は、病院検索アプリ「ユビー」がアプリ内で提供しているオンライン診療です。アプリからの予約で、定型医療機関でのオンライン診療を受診できます。アプリ内で症状をチェックすると、適した診療科が選択でき、該当のクリニックの診療を受けるシステムです。


診療費はお薬代含めて2,000円程度で、料金は診療報酬点数などによって決まります。


処方箋は希望する薬局にFAXで送信されるため、診療後1時間程度でお好きな薬局にてお薬を受取れます。


有料で診断書や登校許可書も発行できるため、なかなか外出できない方でもスムーズに治療を進められるでしょう。診察前に提携病院の公式LINEを友だち追加し、保険証や支払い方法、現在の服用薬についての情報を登録しておくと不安なく診療を受けられます。


お薬料金

要問い合わせ

診察料

保険適用の料金+サービス利用料1,000円

送料

薬局受け取りのため送料なし

診察方法

ユビーアプリ

診療時間

09:00 ~21:40

支払い方法

PayPay
銀行振込

予約方法

アプリ内予約

ファストドクター


ファストドクターはさまざまな診療科を持つオンライン診療専門クリニックです。24時間・全国対応で、初診も含めて事前会員登録不要で利用できる点が特徴で、地域医療や救急体制と連携しながら、通院困難な人や夜間・休日の医療ニーズに応えています。


ファストドクターで睡眠薬を処方してもらう場合は、心療内科や精神科を受診します。生活指導、睡眠衛生指導、カウンセリング(認知行動療法)を含めたアプローチで、お薬だけに頼らず睡眠障害を克服できるように治療する点が特徴です。


カウンセリングも自宅やプライベートな空間から受けられるため、外出や人目に付くのがつらい方の精神的な不安もやわらぐでしょう。


処方されるお薬は医師の診断に基づいて決まるため、お薬の指定はできません。


じっくりカウンセリングをしてほしい方におすすめの睡眠障害オンライン診療です。


お薬料金

要問い合わせ

ポイント

処方されるお薬は医師の判断

診察料

09:00~19:00:990円~
19:00~22:00:1,850円~
22:00~09:00:3,030円~
休日22時まで:2,340円~

送料

100円

診察方法

ビデオ通話

診療時間

24時間

支払い方法

クレジットカード・コンビニ後払い

予約方法

WEB

SOKUYAKUオンラインクリニック


SOKUYAKUオンラインクリニックは、アプリを通して提携医療機関がオンライン診療を行うプラットフォームです。


診察方法は専用アプリ「SOKUYAKU」を使い、ビデオ通話で医師の診察を受けられます。


公式サイト内の診療科目一覧から「睡眠外来」を選択すると睡眠薬を処方するクリニック一覧が表示されるので、お好きなクリニックで診療を受けることが可能です。


予約日時に医師・患者双方に電話連絡を行い、オンライン診療のスムーズな開始を促すサポート体制が特徴です。


診察予約、オンライン問診、ビデオ通話による診療、さらに薬剤師によるオンライン服薬指導と処方薬の配送まで、すべてアプリで完結します。


SOKUYAKUアプリはかかりつけ医や薬局の登録機能、おくすり手帳の登録が可能で、診療の継続や処方薬の管理がしやすい点が好評です。


お薬料金

要問い合わせ

ポイント

複数のクリニックから選択できる

診察料

診察費 1,200円
システム利用料 275円

送料

当日配送で660円(税込)、翌日配送で550円(税込)

診察方法

SOKUYAKU(アプリ)

診療時間

医療機関による

支払い方法

クレジットカード・コンビニ後払い

予約方法

WEB

イーヘルスクリニック 新宿院


イーヘルスクリニック新宿院は、東京都新宿区新宿三丁目駅から徒歩1分の好立地にある内科を中心とした総合クリニックです。オンライン診療もあり、不眠症のお薬もオンラインで処方しています。


多言語対応(英語・中国語)もあり、外国からの患者にも対応可能です。院長は腎臓専門医でハーバード大学公衆衛生大学院修了のキャリアを持ち、専門性の高い医療を提供しています。


オンライン診療は、CLINICSというアプリで行います。CLINICSは、お薬手帳機能があり処方薬、市販薬、サプリメントなどをバーコード登録できるため、服薬管理や飲み合わせの相談を薬剤師とスムーズに行える診療アプリです。


Amazonファーマシーとも連携しているので、お薬の配送もスムーズです。


不眠症のお薬

要問い合わせ

診察料

診察料・システム利用料は1,980円

送料

要問い合わせ

診察方法

CLINICS(アプリ)

診療時間

9:00~19:30

支払い方法

クレジットカード

予約方法

WEB

女性ライフクリニック


女性ライフクリニックは、東京都新宿や銀座にある女性の健康に特化した医療機関です。医師は産婦人科や内科、循環器内科など各専門医資格を持ち、女性の体と心に寄り添う診療を行います。


女性専用のリラックスできる院内設計と、パートナーや男性の立ち入り制限によるプライバシー保護が特徴です。


睡眠薬の処方はオンライン診療でも行っており、デエビゴを処方します。


対面のクリニックは東京の新宿と銀座にあり、オンライン診療はクリニックごとに行っているので注意が必要です。


銀座院のオンライン診療は「curon(クロン)」というアプリ、新宿のオンライン診療は「ルナルナオンライン診療」というアプリで行います。


予約なしで気軽に通え、土日祝日も診療を実施。地域の女性の健康づくりを支える包括的なクリニックとして評価されています。


不眠症のお薬

デエビゴ5mg:初月2,980円/次月以降9,680円

診察料

初診:11,330円
再診:2,530円
銀座院はアプリ使用料330円

送料

お薬による

診察方法

curon、ルナルナオンライン診療アプリ(アプリ)

診療時間

クリニックによる

支払い方法

クレジットカード

予約方法

WEB
LINE

睡眠薬について


睡眠薬には大きく分けて2種類のタイプがあります。ひとつは「脳の働きを抑制して眠りを促す薬」で、もうひとつは「自然な眠りを促す薬」です。


脳の働きを抑制する睡眠薬

ベンゾジアゼピン系

ハルシオン、ユーロジン、リスミー、サイレースなど

非ベンゾジアゼピン系

マイスリー、ルネスタなど


ベンゾジアゼピンは、抗不安作用や筋弛緩作用も持つ薬で、即効性が高いものの依存や副作用のリスクが比較的高いといわれています。長期使用や高齢者には注意が必要です。


非ベンゾジアゼピン系は、ベンゾジアゼピン系に似た効果がありつつ、依存性や副作用が軽減されているタイプです。


自然な眠りを促す睡眠薬

オレキシン受容体拮抗薬

ベルソムラ、デエビゴなど

メラトニン受容体作動薬

ロゼレム


オレキシン受容体拮抗薬は、覚醒を促すオレキシンの働きを阻害し、自然な眠りを誘うお薬です。依存性はほぼなく、副作用も少ないといわれています。


メラトニン受容体作動薬は、体内時計を整え、自然な睡眠リズムを作ります。依存性はなく安全性が高いですが、効果は比較的穏やかです。



依存性について


ベンゾジアゼピン系は依存性が比較的高く、長期服用で薬なしには眠れなくなることや耐性ができる恐れがあります。


非ベンゾジアゼピン系は依存性が低いものの、やや注意が必要です。


オレキシン拮抗薬やメラトニン作動薬は依存性が少なく、安全に継続しやすいお薬といわれています。


副作用としては、ベンゾジアゼピン系は翌日の眠気やふらつきが出やすく、高齢者の転倒リスクが高まることもあります。自然な眠りを促す薬は比較的副作用が少なく使いやすいですが、効果の強さには個人差があります。


オンライン診療で処方される睡眠薬


オンライン診療では、初診で依存性の高いベンゾジアゼピン系睡眠薬は基本的に処方不可で、再診や対面診療での対応となります。オンラインで処方されやすい睡眠薬は依存リスクが比較的低いものが中心です。診療後はお薬の配送サービスで自宅受け取りも可能です。


デエビゴ

分類

オレキシン受容体拮抗薬

有効成分

レンボレキサント

作用機序

脳の覚醒を抑制し、自然に近い形で眠りを誘います。

効果

不眠症の入眠困難、中途覚醒、早朝覚醒、熟眠障害の改善

副作用

傾眠、頭痛、倦怠感、めまい、異常な夢、悪夢、悪心、体重増加など


デエビゴは覚醒を維持する神経伝達物質であるオレキシンの働きをブロックする「オレキシン受容体拮抗薬」の一種で、2020年に日本で発売された新しいタイプの睡眠薬です。


ベンゾジアゼピン系睡眠薬とは異なり依存性が比較的低く、安全性が高いとされています。


ベルソムラ

分類

オレキシン受容体拮抗薬

有効成分

レンボレキサント

作用機序

脳の覚醒状態を抑制し、自然な眠りを促します。

効果

不眠症における入眠困難や中途覚醒の改善
眠りの維持
睡眠の質の向上

副作用

傾眠、頭痛、倦怠感、不動性めまい、悪夢や異常な夢、悪心、体重増加など


ベルソムラは依存性のリスクが比較的低く、安全性が高いとされる新世代の睡眠薬です。


従来の睡眠薬のように脳活動を強く抑制するのではなく、特定の覚醒メカニズムに作用するため、生理現象に近い睡眠をもたらすとされています。


ロゼレム

分類

メラトニン受容体アゴニスト

有効成分

ラメルテオン

作用機序

メラトニンの受容体(MT1およびMT2)に結合し、睡眠と覚醒のリズムを整える

効果

不眠症における特に中途覚醒、早朝覚醒、熟眠障害の改善
依存性が少なく、長期使用可能
時差ぼけや交代勤務による睡眠リズム障害にも有効

副作用

傾眠、頭痛、倦怠感、めまい、悪夢、異常な夢、悪心など


ロゼレムはメラトニン受容体に働きかけて自然な睡眠リズムを整えるお薬で、依存性が非常に低く安全性が高いことが特徴です。中途覚醒や早朝覚醒に適し、長期使用しても副作用が少ないため、高齢者にも適しています。ただし、効果が現れるまでに時間がかかる場合があります。


ルネスタ

分類

非ベンゾジアゼピン系睡眠薬

有効成分

エスゾピクロン

作用機序

中枢神経のGABA(γ-アミノ酪酸)受容体に結合して神経の活動を抑制し、睡眠を促します。

効果

入眠困難や中途覚醒、熟眠障害を改善

副作用

傾眠(眠気)、めまい、頭痛、口の渇き、味覚異常、ふらつきなど


ルネスタはフィルムコーティング錠の形態で白色(1mg)、淡黄色(2mg)、淡赤色(3mg)の錠剤があります。習慣性医薬品に指定されており、処方箋医薬品として医師の管理のもと使用されます。


成人では通常1回2mgを就寝前に経口投与し、症状により1~3mgの範囲で調整されます。


マイスリー

分類

非ベンゾジアゼピン系睡眠薬

有効成分

ゾルピデム酒石酸塩

作用機序

中枢神経のGABA(γ-アミノ酪酸)受容体の特定サブタイプ(ω1受容体)に選択的に作用して神経活動を抑制し、入眠を促します。

効果

不眠症の入眠困難の改善
短時間作用型の睡眠導入剤として使われます

副作用

傾眠(眠気)、めまい、頭痛、味覚異常、ふらつき、倦怠感、悪夢など


マイスリーは、非ベンゾジアゼピン系の睡眠薬で、主に寝つきが悪い「入眠障害」の治療に用いられます。作用時間は約2~4時間の超短時間型で、切れ味が良く、翌朝に眠気が残りにくい点がメリットです。


睡眠薬をオンライン診療で入手するメリット


オンライン診療で睡眠薬を処方してもらうと、下記4つのメリットがあります。

睡眠薬をオンライン診療で入手するメリット

  • 通院不要で体調が悪くてもお薬を受取れる
  • 遠方や専門医が近くにいない地域でも受診可能
  • 仕事の合間や夜間も利用しやすい
  • 心理的負担が軽減できる

通院不要で体調が悪くてもお薬を受取れる


オンライン診療では、スマホやパソコンを使って自宅にいながら医師の診察を受けられます。体調がすぐれない日でも外出せずに済み、無理なく薬の処方が受けられる点が大きなメリットです。


不眠症などで日中の活動がつらい方にとって、通院のストレスを減らし、必要な薬を安定して継続使用できるのは嬉しいポイントです。


遠方や専門医が近くにいない地域でも受診可能

オンライン診療は、地理的な制限を受けずに診療が受けられるため、地方や離島、医師不足の地域に住む人でも質の高い医療にアクセスできるというメリットがあります。


近隣に専門医がいない場合もオンライン診療を通じて都市部の医師とつながることが可能です。


移動時間や交通費の負担もなく、インターネット環境さえあれば全国どこからでも受診できるため、医療格差の解消にもつながる新しい診療スタイルといえるでしょう。


仕事の合間や夜間も利用しやすい

オンライン診療の多くは、平日の夜間や休日にも対応しているため、日中に仕事や子育てで時間が取れない方も空いた時間に受診しやすい点が魅力です。


従来の病院のように診察時間に合わせて休みを取る必要がなく、スマホから簡単に予約・診察ができるため、柔軟にスケジュールを組めるでしょう。


睡眠薬の処方を希望する人の中には、日常的に眠れず仕事に支障をきたしている人も多いため、時間的な制約を受けにくいオンライン診療は、治療を継続しやすい要素となるでしょう。


心理的負担が軽減できる

オンライン診療なら、慣れた自宅という安心できる環境で医師と話せるため、対面診療よりも緊張せずに症状を伝えやすくなるでしょう。


不眠やメンタルの不調に悩む方にとって、病院へ出向くこと自体が大きなストレスになることもあります。オンライン診療は自宅のベッドの上からでも受診が可能です。


他人の目を気にする必要もなく、プライバシーが守られる点も精神的な負担の軽減につながります。とくに心の問題を抱える方にとって、「行くのが億劫で通院をやめた」という事態を防ぎやすく、継続した治療に向いているといえるでしょう。


睡眠薬をオンライン診療で入手するデメリット


睡眠薬の処方について、オンライン診療は下記3つのデメリットがあります。


睡眠薬をオンライン診療で入手するデメリット

  • 表情や声の微細な変化が伝わりにくい
  • メンタル面のカウンセリングが限定的
  • 保険適用外になることがある
  • 処方できない睡眠薬がある

表情や声の微細な変化が伝わりにくい

オンライン診療では画面越しのやり取りになるため、医師が患者の表情や声のトーンなど、微妙な変化を把握しにくいという課題があります。とくにメンタル面の不調は、本人の自覚が薄い場合や、口頭ではうまく説明できないケースもあり、対面であれば察知できたサインを見落とすことがあるかもしれません。


オンライン診療では、ご自身の自覚している不調を詳細に把握し、問診票や診療時にもれなく伝えることが大切です。


メンタル面のカウンセリングが限定的

オンライン診療では時間やプラットフォームの制約から、対面診療のような深いカウンセリングが行いにくい傾向があります。


医師の診察はあくまで短時間で症状を把握し、お薬を処方することが目的となるため、継続的な精神的ケアや傾聴を重視している方は対面のカウンセリングが適しています。


睡眠薬が必要な背景にはストレスや不安などの心理的要因があることも多く、お薬だけでなく心のケアも重要です。そのため、必要に応じてカウンセリング専門の医療機関と併用することが望ましいでしょう。

保険適用外になることがある

オンライン診療の場合、睡眠薬の処方が保険適用外になることがあります。


自由診療として提供されている場合は、診察料や薬代、配送料もすべて自己負担となり、思った以上に費用がかかることがあるでしょう。保険適用かどうかはクリニックによって異なるため、保険の適用範囲や費用の内訳は事前に確認しておきましょう。


処方できない睡眠薬がある

オンライン診療では、向精神薬や依存性の高い一部の睡眠薬が処方されません。


たとえば、ベンゾジアゼピン系や非ベンゾジアゼピン系の一部は、初診では処方できなかったり、最大日数に制限がある場合があります。


特定のお薬を継続的に使用している場合は、事前にその薬が処方可能か確認しておきましょう。


DMMオンラインクリニックの睡眠薬処方


DMMオンラインクリニックの睡眠薬処方の特徴

  • 24時間医師の診療を受けられる
  • 診察料や再診料はいつでも無料
  • 多様な睡眠薬の中から個々の症状に的確に応じた処方が可能

DMMオンラインクリニックでは、24時間365日、スマホやPCから医師の診療を受けられます。


深夜や早朝に眠れず困っているときでも、すぐにオンラインで診察予約・受診が可能。通院の手間がなく、待ち時間も少ないため、生活リズムが不規則な方や忙しい方にも利用しやすいでしょう。


DMMオンラインクリニックでは、初診・再診ともに診察料が無料です。費用面でのハードルが低いため、早めの相談・対処がしやすく、結果として症状の悪化を防ぐことにもつながるでしょう。


不眠症と一口にいっても、入眠困難、中途覚醒、早朝覚醒、熟眠障害などさまざまなタイプがあり、必要なお薬の種類や作用時間も異なります。


DMMオンラインクリニックでは、複数の睡眠薬を取り扱っており、医師が個々の症状に合わせて最適なお薬を選択・処方してくれます。


オンライン診療で睡眠薬を服用する際に気を付けるべき4つのポイント


オンライン診療で睡眠薬を処方してもらう際は、下記4つのポイントに気を付けましょう。


睡眠薬をオンライン診療で服用する際の注意点

  • 自己判断での中止・増量・減量は厳禁
  • アルコールとの併用に注意
  • 運転時の注意
  • 個人輸入は厳禁

自己判断での中止・増量・減量は厳禁

オンライン診療で睡眠薬を服用する場合、「自己判断での中止・増量・減量は厳禁」とされています。


自己判断で用量を増やした場合、過剰摂取による副作用につながるリスクがあります。逆に、症状が改善したように見えて自己判断で急に服薬をやめると、中止後に不眠症が悪化するかもしれません。


医師の診察なしで服用を中止・増量・減量すると、患者の体質や症状、他の疾患・お薬とのバランスが崩れ、効果不十分や予期せぬ副作用、健康被害の原因となる可能性もあるため、必ず医師の指示に従いましょう。


アルコールとの併用に注意

睡眠薬とアルコールの併用は、副作用のリスクが高まるため厳禁です。


どちらも中枢神経を抑制する作用があり、併用すると相互に作用が増強され、意識障害や呼吸抑制、記憶障害、ふらつき、転倒、異常行動などを引き起こす可能性があります。


アルコールと睡眠薬を併用すると、酩酊状態から事故や怪我、また無意識のまま外出や運転、誤飲・誤食による窒息など、日常生活の中で重大な事故につながることもあるでしょう。


晩酌が習慣になっている人は、服薬のタイミングを医師に相談し、アルコールとの併用を避けるよう十分注意してください。


睡眠薬を服用した翌日は運転しない

睡眠薬の服用後は眠気や集中力の低下、反応速度の鈍化が起こることがあり、自動車や自転車の運転、危険を伴う機械操作は厳重に避けるべきです。


睡眠薬の副作用は薬効が切れたつもりでも翌朝や日中まで残ることがあり、居眠り運転や操作ミスなどによる重大な交通事故の危険性が高まります。


日本の道路交通法第66条では、「薬物の影響その他の理由により、正常な運転ができないおそれがある状態」で運転してはならないとされていて、免許取消や罰金・懲役など処分につながる可能性も否定できません。


睡眠薬の服用中は眠気やふらつきなどの自覚症状がなくても、翌日いっぱいは運転すべきではありません。


睡眠薬の個人輸入は厳禁

睡眠薬を海外のサイトなどから個人輸入する行為は、健康被害や法的リスクの観点から避けるべきです。


睡眠薬のなかには「麻薬及び向精神薬取締法」で向精神薬として規制されているものもあり、個人輸入は原則禁止されています。医療機関の処方箋なしで海外から個人輸入することは法律違反となる可能性があります。


個人輸入されたお薬は、成分の安全性や品質が保証されず、偽造品や有害物質が混入しているリスクが高く、健康被害が生じても国の救済制度の対象外です。


オンライン診療は医師の適切な診断のもと、正規の薬を合法的に処方してもらえるため、通院が難しい場合でも安心して治療を受けることが可能です。


睡眠薬のオンライン診療に関するよくある質問

睡眠薬のオンライン診療に関するよくある質問


  • Q1:本当にオンラインだけで睡眠薬を処方してもらえますか?
  • Q2:保険は適用されますか?
  • Q3:薬はいつ届きますか?
  • Q4:副作用が出たらどうすればいいですか?
  • Q5:診察時間はどのくらいですか?
  • Q6:未成年でも利用できますか?
  • Q7:急にお薬が切れそうな時はどうすればいいですか?

Q1:本当にオンラインだけで睡眠薬を処方してもらえますか?

はい、医師の診察を受けた上で、症状に応じて症状や体質に合った睡眠薬が処方されます。


初診では、依存性や安全性の観点から、ベンゾジアゼピン系といった依存性が高い睡眠薬は原則として処方されないことが多いです。しかし、症状や状態に応じて非ベンゾジアゼピン系や新しいタイプの睡眠薬はオンライン診療で処方されます。


再診の患者や軽度の不眠症であれば、オンラインのみで処方が可能です。


重篤な睡眠障害や基礎疾患の疑いがある場合、対面での検査・診療が必要と判断され、初診時はオンラインのみの処方が制限されることがあります。


Q2:保険は適用されますか?

オンライン診療でも保険が適用されるケースはありますが、医療機関の対応や診察内容によって異なります。


自由診療(保険適用外)となるオンラインクリニックも存在するため、保険適用かどうかは受診前に確認しましょう。


保険診療が可能なクリニックであっても、診察では睡眠状況や不眠の期間、日中の影響、既往歴など詳細な問診が行われ、治療が必要と判断されなければ保険は適用されません。


Q3:薬はいつ届きますか?

オンライン診療で処方された薬は、診察後に最短で当日~数日以内に発送され、早ければ翌日にはお手元に届きます。


クリニックによっては当日発送の締め切り時刻を設けており、指定の時刻を過ぎると翌営業日の発送となります。地域や天候、配送業者の状況によって遅延が生じることもあるため、余裕を持っての診察予約がおすすめです。


定期的に服薬している方は、薬が切れる前に早めに受診し、安定して治療を継続できるようスケジュールを調整しておくと安心です。


Q4:副作用が出たらどうすればいいですか?

服用後に副作用と思われる症状(強い眠気、ふらつき、頭痛、吐き気、幻覚など)が出た場合は、まず服薬を中止し、処方を受けたクリニックに速やかに連絡してください。


オンライン診療を受けた医療機関では、再診や電話相談を受け付けていることが多く、症状に応じた対応や薬の変更を提案してもらえます。


症状が重い場合は、夜間や休日であっても、地域の救急窓口や医療相談ダイヤルを活用してください。副作用は早期に対処することで、重症化を防ぐことが可能です。


Q5:診察時間はどのくらいですか?

オンライン診療の診察時間は、初診であれば1020分程度、再診であれば510分程度が一般的です。


診察の内容や症状の複雑さによって時間は前後しますが、事前に記入した問診票をもとに診療するため対面よりも効率的に診療が進むでしょう。


オンライン診療ではほとんどのクリニックが予約制であるため、待ち時間がなくスムーズに診察を受けられるのがメリットです。


事前に伝えたい症状や質問事項をメモしておくと、短時間でも十分な診察が受けられます。診察後はそのまま処方・発送まで一括で対応してもらえます。


Q6:未成年でも利用できますか?

クリニックによって対応は異なりますが、不眠や睡眠障害で診療を受けることは可能です。


睡眠薬の処方に関しては、成人よりも慎重に判断されるため希望するお薬を処方してもらえない可能性はあるでしょう。特に成長期におけるお薬の使用には細心の注意が必要であり、まずは生活習慣の見直しや心理的なケアが優先されることが一般的です。


DMMオンラインクリニックでは、5歳以上18歳未満の方であれば保護者の同席のもと、オンライン診療を受けられます。


参照: DMMオンラインクリニック


Q7:急にお薬が切れそうな時はどうすればいいですか?

お薬が切れそうな場合は、気づいたらすぐ早めにオンライン診療の予約を取り、再診を受けて処方を依頼してください。


クリニックによっては即日対応や当日発送に対応しているため、タイミング次第では翌日にはお薬を受け取ることも可能です。ただし、土日祝日や夜間は発送対応がないこともあるため、予備が1週間程度あるうちに受診するのが理想です。


急ぎの場合は、対応の早いオンラインクリニックを選び、診察の際に「お薬が残り少ない」旨をしっかり伝えるようにしましょう。


DMMオンラインクリニックには定期便プランがあるため、正しい用法で服用していればお薬が急に切れることはありません。


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