インナードライ肌を改善するには?原因・スキンケア・内側からの対策を解説

「テカるのにカサつく」「ベースメイクがすぐ崩れる」という肌の悩みを抱えながら、脂性肌向けのケアを続けていませんか。その状態はインナードライ、つまり肌の内側が乾燥しているサインかもしれません。
インナードライは、角質層の水分不足によって皮脂が過剰に分泌されている状態です。表面のテカリだけに対処するケアでは改善が難しく、水分を補いながらバリア機能を整えるアプローチが必要になります。
この記事では、インナードライの仕組みと原因から、正しいスキンケアの方法・成分の選び方・食事や水分補給による内側からのケアまで、改善に必要な情報をまとめて解説します。セルフチェックや改善の目安期間も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
この記事の監修者
国家公務員暇組合連合会虎の門病院救急科部長
東京大学医学部救急医学 非常勤講師
軍神 正隆(ぐんしん まさたか)
1995年長崎大学卒業。亀田総合病院臨床後研修、東京大学医学部救急医学入局。米国ピッツバーグ大学UPMCメディカルセンター内科、カリフォルニア大学UCLAメディカルセンター救急科、米国ジョンズ・ホプキンス大学ブルームバーグ校公衆衛生学MPH大学院を経て、東京大学医学部救急医学講師。日本救急医学会認定救急科専門医・指導医。2019年国家より公務員連合連合会虎の門病院救急科部長(現職)。東京大学医学部附属病院 総合研修センター講師。東京大学医学部講師。KAKENプロフィール。『早わかり! 救急科診療マニュアル』(共訳者)。
※本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の医療行為・医薬品の使用を推奨するものではありません。治療や服薬に関しては必ず医師にご相談ください。
※オンライン診療では触診や精密検査が行えないため、症状によっては対面受診を勧められる場合があります。
※記載の料金・診療時間・処方薬の取り扱い等は2026年5月時点の情報です。最新情報は各クリニックの公式サイトをご確認ください。
インナードライ肌とは?テカるのに乾燥する仕組み
インナードライとは、肌の表面は皮脂でべたついているのに、内側は水分不足になっている状態です。テカリと乾燥が同時に起きるため、自分の肌質を誤認しやすく、ケアの方向性を間違えてしまうケースも少なくありません。ここでは、インナードライの仕組みと他の肌質との違いを整理します。
- インナードライとはどんな状態か
- 乾燥肌・脂性肌との違い
肌の内側が乾くとなぜ皮脂が出すぎるのか
インナードライとは、角質層の水分量が低下し、皮脂が過剰に分泌されている状態です。正常な肌では、皮脂・天然保湿因子・角質細胞間脂質がバランスよく働き、うるおいを一定に保っています。しかし乾燥が進むとこれらの因子が減少し、角層に構造的な乱れが生じます。
角層が乱れると肌の内側が水分不足になり、うるおいを補おうとして皮脂が過剰に分泌されます。その結果、表面はべたつくのに内側は乾いているというアンバランスな状態が生まれます。
皮脂の分泌量が多いという点では脂性肌と似ているため、インナードライは脂性肌と混同されやすい肌質です。しかし脂性肌と異なり、水分量が少ないためカサつきやゴワつきも同時に現れる点が異なります。脂性肌のつもりで皮脂を抑えるケアに注力してしまうと、乾燥がさらに悪化を招きかねません。
インナードライは「皮脂量が多く、水分量が少ない」状態であり、乾燥肌・脂性肌とは明確に違います。それぞれの肌質を整理すると、以下のとおりです。
肌質 |
皮脂量 |
水分量 |
見た目の特徴 |
洗顔後の感触 |
インナードライ |
多い |
少ない |
Tゾーンべたつき+頬カサつき |
つっぱる |
乾燥肌 |
少ない |
少ない |
全体的にカサつく |
つっぱる |
脂性肌 |
多い |
多い |
全体的にべたつく |
つっぱらない |
自分の肌質を判断するひとつの目安が、洗顔後の感触です。化粧水などをつけずに少し時間を置いたとき、Tゾーンはべたつくのにつっぱりを感じる場合は、インナードライの可能性があります。脂性肌では洗顔後のつっぱりは出にくいため、この違いが見分けるポイントになります。自分の肌質を正しく把握することが、適切なケアの第一歩になります。
乾燥肌・脂性肌との違い
インナードライ肌になる原因

インナードライは、日常のスキンケアの習慣や外部環境、生活習慣、加齢など、さまざまな要因が重なって引き起こされます。原因を正しく把握することが、適切なケアへの第一歩です。ここでは、インナードライを招く代表的な4つの原因を解説します。
- 皮脂の落としすぎ(誤ったスキンケア)
- 紫外線・冷房による外部ダメージ
- ストレス・睡眠不足によるホルモンバランスの乱れ
- 加齢によるセラミド・天然保湿因子の減少
皮脂の落としすぎ(誤ったスキンケア)
洗浄力の強い洗顔料やクレンジングを使うことで、必要な皮脂まで落としてしまい、乾燥が加速します。皮脂はバリア機能を支える成分のひとつであり、過剰に除去すると肌が水分を保ちにくくなりま す。
肌が乾燥すると、うるおいを補おうとしてさらに皮脂を分泌するという悪循環に陥ります。皮脂を取れば取るほど皮脂が増えるという状態になり、インナードライが改善しにくくなります。
あぶらとり紙の頻繁な使用も同様です。手軽にテカリを抑えられる反面、皮脂を取りすぎることで乾燥を招き、結果として皮脂分泌がさらに増えることにつながります。テカリが気になるからといって皮脂を何度も取り除く習慣は、インナードライを悪化させる要因になりえます。インナードライを改善するためには、まず皮脂の落としすぎを見直すことが重要です。
紫外線・冷房による外部ダメージ
外部環境によるダメージも、インナードライを引き起こす大きな要因のひとつです。 紫外線のなかでも波長の長いUVAは、角質層を超えて肌の深部まで到達します。ターンオーバーを乱すことで水分の少ない未成熟な角質層が形成され、バリア機能の低下を招きかねません。
冷房も肌の乾燥に影響します。室内の湿度が下がることで角質層の水分や保湿成分が失われやすくなり、バリア機能が低下します。夏場は冷房と紫外線のダブルダメージを受けやすい季節といえます。
また、汗をかいたあとにハンカチなどで拭くと、汗と一緒に肌表面のうるおい膜も除去されてしまいます。その状態をそのままにしておくと、乾燥が進みやすくなるため、汗をかいた後のケアにも注意が必要です。外部環境からのダメージを防ぐことも、インナードライ改善の大切なポイントです。
ストレス・睡眠不足によるホルモンバランスの乱れ
生活習慣の乱れも、インナードライの一因になると考えられています。 過度なストレスはホルモンバランスを崩す原因となり、皮脂の過剰分泌を招く可能性も指摘されています。ただし、このメカニズムについては医学的に解明されていない部分もあるため、断定はできません。
また、疲れやストレス、睡眠不足は血液循環の乱れにつながり、肌のバリア機能を低下させます。それに伴い皮脂量・水分量が減少し、乾燥が進みやすくなります。
睡眠中は成長ホルモンが分泌され、肌の修復に関わるといわれています。十分な睡眠を確保することが、肌のコンディションを整えるうえでも重要です。日々の生活習慣を見直すことが、インナードライの改善につながります。
加齢によるセラミド・天然保湿因子の減少
年齢を重ねるにつれて、肌の水分保持に関わる成分が減少し、インナードライになりやすくなります。 角質細胞間脂質の主成分であるセラミドは加齢とともに産生量が減少し、30歳ごろから減少が目立ち始めます。40歳を迎えるころには20代の半分程度まで減るとされており、肌が水分を保ちにくくなるとされています。
天然保湿因子(NMF)の元となるフィラグリンも、角質の水分保持やpHの維持に関わる成分です。加齢とともにその産生が衰えると、乾燥が進みやすくなります。なお、フィラグリン遺伝子に異常がある人もおり、その場合はバリア機能が特に低下しやすい点にも注意が必要です。年齢に応じた保湿ケアを取り入れることが、インナードライの予防・改善につながります。
自分はインナードライ?肌質を見分けるセルフチェック方法
インナードライかどうかを判断するには、洗顔後の肌の状態を観察するのがもっとも手軽な方法です。テカリと乾燥が同時に起きている場合でも、脂性肌やただの混合肌との違いを正しく見極めることが、適切なケアへの近道になります。
洗顔後に何もつけず少し時間を置いたとき、Tゾーン(額・鼻まわり)はべたつくのに、頬や口まわりはつっぱる感触がある場合はインナードライの可能性があります。以下のチェックリストで、あてはまる項目がいくつあるか確認してみてください。
インナードライ度セルフチェック
- [ ] 見た目はうるおっているのに、ベースメイクののりが悪い
- [ ] 時間がたつとカサカサしてファンデーションが取れている
- [ ] Tゾーンはべたつくのに、頬や口まわりはカサつく
- [ ] キメが粗く、肌がゴワついている
- [ ] 洗顔後、何もつけずにいるとつっぱりを感じる
複数あてはまる場合は、インナードライの可能性が高いといえます。ただし、このチェックリストはあくまで目安です。肌質の判断がつかない場合や、セルフケアを続けても改善が見られない場合は、皮膚科への相談を検討してください。まずは洗顔後の肌の変化を観察するところから始めてみてください。
インナードライ改善のための正しいスキンケア方法
インナードライの改善には、「落とす・補う・守る」の3ステップを意識したスキンケアが基本になります。べたつきが気になっても保湿を省略しないことが重要で、皮脂を抑えるケアだけに偏ると乾燥が悪化するため注意が必要です。
ここでは、各ステップの具体的な方法を解説します。
- ぬるま湯+泡洗顔で皮脂を落としすぎない
- 化粧水のあと乳液・クリームで水分に蓋をする
- ミスト化粧水で日中の乾燥をこまめに補う
- 日焼け止めを毎日塗ってバリア機能を守る
STEP |
工程 |
ポイント |
STEP1 |
ぬるま湯+泡洗顔 |
30~32度程度のぬるま湯で、泡を転がすように優しく洗う |
STEP2 |
化粧水 |
角質層に水分を補う。手のひらで優しくなじませる |
STEP3 |
乳液・クリーム |
油分で水分の蒸発を防ぐ。べたつく部分は薄く、乾燥しやすい部分は丁寧に |
STEP4 |
日焼け止め |
バリア機能を守る。季節・天候を問わず毎日塗る |
日中ケア |
ミスト化粧水 |
冷房や外気による乾燥をこまめにケア。保湿成分配合タイプを選ぶ |
ぬるま湯+泡洗顔で皮脂を落としすぎない
洗顔時の湯温と洗い方を見直すことで、必要な皮脂を残しながら汚れを落とせます。
- 30~32度程度のぬるま湯を用意する
湯温は30~32度程度のぬるま湯がよいとされています。熱いお湯は皮脂を必要以上に落としてしまうため、できるだけぬるめの温度を意識してください。
- 洗顔料をしっかり泡立て、泡で肌を包み込むように洗う
洗い方も重要です。手で直接こすらず、泡で肌を包み込むように洗うことで、摩擦による乾燥を防ぎながら汚れを落とせます。洗顔料をしっかり泡立ててから使うようにしましょう。
- 手で直接こすらず、優しく洗い上げる
1日の洗顔回数は朝晩2回程度が目安とされています。テカリが気になるからといって洗顔回数を増やすと、皮脂を取りすぎて乾燥を悪化させる可能性があります。洗顔の見直しは、インナードライ改善の基本となるステップです。
化粧水のあと乳液・クリームで水分に蓋をする
化粧水で水分を補ったあと、乳液やクリームの油分でしっかり蓋をすることが不可欠です。 化粧水だけで済ませてしまうと、与えた水分が蒸発して乾燥が進みます。水分が失われると皮脂がさらに過剰分泌されるという悪循環につながるため、油分の補給を省略しないようにしましょう。
べたつきが気になる場合でも、乳液やクリームを完全にスキップするのは避けてください。べたつきが気になる部分は薄く塗り、頬など乾燥しやすい部分は丁寧に重ねるなど、部位によって塗る量を調整するのがおすすめです。
スキンケアの最後に手のひらで優しくハンドプレスすると、成分の浸透を助けるとよいといわれています。化粧水と乳液・クリームをセットで使うことを習慣にしましょう。
ミスト化粧水で日中の乾燥をこまめに補う
冷房や外気による日中の乾燥には、ミスト化粧水でこまめに水分を補うのが有効とされています。 手軽に持ち歩けるため、乾燥が気になったタイミングですぐにうるおいを補給できます。
取り入れやすくするためには、メイクの上からでも使用できるタイプを選ぶのがポイントです。ただし、保湿成分が配合されていないミスト化粧水は、水分が蒸発する際に肌のうるおいまで一緒に奪ってしまう場合があるともいわれています。セラミドやヒアルロン酸などの保湿成分が含まれたものを選ぶようにしましょう。日中もこまめにうるおいを補うことで、乾燥によるダメージを防ぎやすくなります。
日焼け止めを毎日塗ってバリア機能を守る
紫外線はバリア機能を低下させるため、季節や天候を問わず日焼け止めを塗る習慣が重要です。 曇りや雨の日でも紫外線は降り注いでいるため、1年を通じた対策が必要になります。
インナードライ肌には、保湿成分配合・低刺激タイプの日焼け止めが向いているといわれています。スキンケアの最後のステップとして毎日取り入れ、外出先ではこまめに塗り直すことで効果を維持しやすくなります。毎日の紫外線対策を続けることが、バリア機能を守る基本です。
インナードライ改善に効果的なスキンケア成分の選び方
スキンケアアイテムを選ぶ際は、配合成分に注目することが大切です。インナードライの悩みは「乾燥」「テカリ」「バリア機能の低下」と複合的なため、それぞれの悩みに対応した成分を意識して選ぶことで、より効果的なケアができます。ここでは、インナードライ改善に役立つ3つの成分を紹介します。
- バリア機能を補うならセラミド配合を選ぶ
- 肌表面の水分保持にはヒアルロン酸を選ぶ
- テカリも気になるならビタミンC誘導体を選ぶ
成分名 |
主な役割 |
こんな悩みにおすすめ |
代表的な配合アイテム |
セラミド |
角質層の水分保持・バリア機能のサポート |
乾燥・つっぱりが気になる人 |
化粧水・美容液・クリーム |
ヒアルロン酸 |
角質層の水分量を高める |
カサつき・乾燥が気になる人 |
化粧水・美容液 |
ビタミンC誘導体 |
皮脂バランスのサポート・抗酸化 |
テカリと乾燥が同時に気になる人 |
美容液・化粧水 |
バリア機能を補うならセラミド配合を選ぶ
セラミドは角質層の細胞間脂質の主成分で、約50%を占める重要な保湿成分です。 角質細胞同士のすき間を埋めるように存在し、角質細胞同士のすき間を埋めるように存在し、肌の水分保持に関わっています。加齢や乾燥によってセラミドが減少すると、角質層の構造が乱れて水分が逃げやすくなるといわれています。
スキンケア製品を選ぶ際は、ヒト型セラミドが配合されているものが目安になるとされています。ヒト型セラミドは肌のセラミドと構造が近いとされており、なじみやすいといわれています。
インナードライ肌には、セラミドを配合した化粧水や美容液を取り入れるとよいといわれています。角質層の水分保持をサポートする成分として、日々のスキンケアに取り入れてみてください。
肌表面の水分保持にはヒアルロン酸を選ぶ
ヒアルロン酸は1gで約6Lもの水分を保持できる、高い保水力を持つ成分です。 肌に塗布することで角質層の水分量を高め、乾燥によるカサつきやつっぱりを和らげます。
ヒアルロン酸には、分子量によっていくつかの種類があります。なかでも高分子ヒアルロン酸は分子量が大きく、その多くが肌表面に留まることで保湿効果を発揮するとされています。乾燥が気になるタイミングに重ねづけするのも有効です。
水分を素早く補いたい場合は、ヒアルロン酸配合の化粧水や美容液を選んでみてください。前述のセラミドと組み合わせることで、水分を補いながら逃がさない層を作りやすくなります。ヒアルロン酸で水分をしっかり補うことが、インナードライ改善への一歩になります。
テカリも気になるならビタミンC誘導体を選ぶ
テカリと乾燥の両方が気になるインナードライ肌には、ビタミンC誘導体が向いているとされています。 ビタミンC誘導体には過剰な皮脂分泌を整える作用があるため、べたつきが気になる方のケアに活用されています。
また、抗酸化作用を持ち、紫外線による酸化ストレスを軽減することで、光老化からの肌保護にも役立つとされています。外部ダメージを受けやすいインナードライ肌にとって、皮脂バランスをサポートしながら、外部ダメージへの対策にも役立つとされている成分です。
ビタミンC誘導体の配合濃度や処方も参考にしながら、テカリと乾燥の両方にアプローチできるアイテムを選んでみてください。
食べ物・サプリ・水分補給でインナードライを内側から改善する方法
スキンケアと並行して、食事や水分補給など体の内側からのアプローチも大切です。肌の材料となる栄養素を意識的に摂ることで、ターンオーバーやバリア機能のサポートが期待できます。ここでは、食事・サプリ・水分補給の3つの観点から、内側からのケア方法を紹介します。
- ビタミンA・C・Eやタンパク質を意識して摂る
- 食事で不足しがちな栄養素をサプリで補う
- 1日こまめに水分を摂って肌の水分量を保つ
ビタミンA・C・Eやタンパク質を意識して摂る
インナードライの改善には、皮膚の健康に関わるビタミン類とタンパク質を食事から摂ることが大切です。 それぞれの栄養素が肌にどう働くかを理解しておくと、日々の食事選びに役立ちます。
栄養素 |
肌への役割 |
代表的な食材 |
ビタミンA |
皮膚・粘膜の健康維持を助ける |
にんじん・ほうれん草・レバー |
ビタミンC |
コラーゲンの生成を助け、皮膚の健康に関わる |
パプリカ・キウイ・ブロッコリー |
ビタミンE |
抗酸化作用により皮膚を保護する |
アーモンド・アボカド・ナッツ類 |
タンパク質 |
皮膚の再生・修復に不可欠 |
肉・魚・卵・大豆製品 |
特定の栄養素だけを大量に摂るよりも、バランスよく組み合わせて摂取することが基本です。毎日の食事のなかで、これらの食材を意識して取り入れるようにしましょう。
食事で不足しがちな栄養素をサプリで補う
サプリメントは、食事だけでは摂りきれない栄養素を補う補助的な手段です。 食事からの栄養摂取を基本としながら、不足が気になる栄養素をサプリで補うという考え方が適切です。
なかでもビタミンB群は、脂質・アミノ酸・糖質の代謝に関わる補酵素として機能します。ビタミンB2(リボフラビン)が不足すると脂漏性皮膚炎が生じることがあり、ビタミンB6の不足も皮膚に影響を及ぼす可能性が指摘されています。食事からの摂取が難しい場合は、サプリで補うことも選択肢のひとつです。
ただし、サプリだけに頼って食事の質を下げてしまうと本末転倒です。あくまでも食事を基本とし、サプリは補助として活用するようにしてください。
1日こまめに水分を摂って肌の水分量を保つ
水分補給も、肌のうるおいを保つうえで欠かせない習慣のひとつです。 飲み物や食事から摂る水分量が多いと、肌のバリア機能が高まり水分量が改善するという研究報告があります。
一度に大量に飲むのではなく、こまめに少量ずつ飲むのがよいとされています。水分補給には水やカフェインレスの飲み物が向いており、カフェインの多い飲み物は利尿作用があるため摂りすぎに注意が必要です。
起床後・食事中・入浴前後など、生活のなかにタイミングを決めて水分を摂る習慣をつけると無理なく続けられます。こまめな水分補給で、肌のうるおいを内側からサポートしましょう。
インナードライ肌はどのくらいで改善する?目安期間と改善のサイン
正しいケアを始めても、すぐに効果が出ないと不安になることがあります。インナードライの改善には、肌のターンオーバー周期を考慮した継続的なケアが必要です。ここでは、改善までの目安期間と、ケアが効いているときのサインを解説します。
- ターンオーバー周期から見る改善の目安
- スキンケアで改善しないときの次のステップ
ターンオーバー周期から見る改善の目安
インナードライの改善を実感するには、少なくとも1~2か月はケアを継続して様子を見ることが必要です。 肌のターンオーバー周期は20代の健康な方で約28日、30~40代では約45日ほどとされています。古い角質が入れ替わるまでの期間を考えると、1回のターンオーバーを経てようやく変化を感じ始めるケースが多いといえます。
改善が進んでいるサインとしては、Tゾーンのテカリが軽減する、洗顔後のつっぱり感が和らぐ、肌のキメが整ってくるといった変化が挙げられるといわれています。日々の肌状態を記録しておくと、小さな変化を感じ始めるケースが多いでしょう。
改善の速度には個人差があり、生活習慣や肌質によって結果が出るまでの期間は違います。効果が見えにくい時期でも焦らず続けることが、インナードライ改善への近道です。
スキンケアで改善しないときの次のステップ
スキンケアと生活習慣の見直しを1~2か月続けても改善が見られない場合は、皮膚科への相談を検討してください。 セルフケアで対応できる範囲には限界があり、肌の状態によっては専門家のアドバイスが必要なこともあります。
外側からのケアだけでは改善が難しいと感じたとき、体の内側から肌質を整えるアプローチとして美容内服という選択肢もあります。美容内服には、ビタミン類やトラネキサム酸など肌のコンディションをサポートする成分が含まれており、内側からのケアを効率よく行う手段として注目されています。
セルフケアの効果が出にくいと感じている方は、外側からのケアに加えて内側からのアプローチも視野に入れてみてください。改善が見られないときは、専門家に相談することも大切です。
インナードライ改善には体の内側からのケアも重要
スキンケアを丁寧に行っていても、外側からの保湿だけでは根本的な改善に至りにくい場合があるといわれています。インナードライの「内側の乾燥」という性質を考えると、体の内側からアプローチすることも重要です。
肌のターンオーバーやバリア機能は、体内の栄養状態とも深いつながりがあります。体の内側からビタミンやミネラルを補うことで、肌のコンディションを整えるサポートが期待できると考えられています。食事やサプリでの栄養補給に加え、医療機関の美容内服という手段もあります。
外側からのスキンケアと内側からのケアを組み合わせることが、インナードライ改善に効果的なアプローチといえます。
DMMオンラインクリニックの美容内服とは
スキンケアや食事の見直しに加えて、体の内側から肌質を整えたいと考えている方に、DMMオンラインクリニックの美容内服という選択肢があります。
DMMオンラインクリニックでは、オンライン診療で美容内服を処方してもらえます。 自宅にいながら医師の診察を受けられるため、忙しくて通院が難しい方や、クリニックへの来院にハードルを感じている方でも取り入れやすい点が特徴です。
処方される薬のラインナップには、ビタミンCを補うシナール、肌のコンディションをサポートするトラネキサム酸、ビタミンB群を含むビタノイリンなど、肌質の改善に関わる成分が含まれています。食事やサプリでは摂りきれない成分を、医療機関の処方によって効率よく補えます。
料金やプランの詳細は変動する場合があるため、最新の情報は公式サイトでご確認ください。セルフケアに加えて内側からのアプローチを検討している方は、まず一度オンライン診療を試してみてはいかがでしょうか。
自宅から気軽に美容内服を始めたい方には、DMMオンラインクリニックが便利です。オンライン診療で美容内服を処方してもらえるため、通院の必要がなく、スキマ時間に診察を受けられます。
まとめ:インナードライ改善は正しいケアと内側からの対策がカギ
インナードライは、角質層の水分不足と皮脂の過剰分泌が同時に起きている状態です。脂性肌と混同しやすいため、まずは自分の肌質を正しく把握することが改善の出発点になります。
改善のためには、洗顔で皮脂を落としすぎない・化粧水のあとに乳液やクリームで蓋をする・紫外線対策を年中続けるといったスキンケアの基本を見直すことが大切です。成分はセラミド・ヒアルロン酸・ビタミンC誘導体を意識して選ぶと、乾燥とテカリの両方にアプローチしやすくなります。
あわせて、ビタミン類やタンパク質を食事から摂ること、こまめな水分補給を習慣にすることも、内側からのケアとして効果的です。改善にはターンオーバー周期を考慮した1~2か月の継続が目安となるため、焦らずケアを続けることが重要です。
セルフケアを続けても改善が見られない場合は、体の内側から肌質を整えるアプローチとして美容内服も選択肢のひとつです。
DMMオンラインクリニックでは、オンライン診療で美容内服を処方してもらえます。通院不要で自宅から始められるため、まずは一度試してみてください。
【免責事項】
本記事は情報提供を目的として作成されたものであり、医師による診断・治療の代替となるものではありません。記事中で紹介した対策や治療法の効果には個人差があり、すべての方に同様の結果を保証するものではありません。実際の治療や医薬品の服用にあたっては、必ず医師の診察を受け、ご自身の体質・症状に合わせた判断を仰いでください。服用中に体調の異変を感じた場合は、自己判断で中止・継続せず、速やかに処方医または最寄りの医療機関へご相談ください。
参考:
京都大学「皮膚バリア機能を高めることでアトピー性皮膚炎の症状を改善させる内服化合物を発見」
PMC「The Roles of Vitamin C in Skin Health」
Physiology, Wound Healing - StatPearls - NCBI Bookshelf
Vitamin B6 Deficiency - StatPearls - NCBI Bookshelf
Riboflavin Deficiency - Nutrition - MSD Manual Professional Edition
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