ミノキシジル内服薬の効果とは?服用方法や副作用・注意事項を解説

「ミノキシジル内服薬の効果はどうだろうか」

「副作用や服用方法について知りたい」

「ミノキシジル外用薬との違いについても理解したい」


薄毛に悩む男性のなかで、このように感じる方がいるのではないでしょうか。


本記事では、ミノキシジル内服薬の効果や服用方法、副作用や注意事項について解説します。


ミノキシジル外用薬やその他のAGA治療薬との違いも踏まえ、自分に向いているかを確認してみましょう。


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【目次】

ミノキシジル内服薬とは ミノキシジル内服薬の効果 ミノキシジル内服薬の作用機序 ミノキシジル内服薬の臨床成績 ミノキシジル内服薬の効果はいつから出るのか フィナステリドとミノキシジル内服薬における効果の違い デュタステリドとミノキシジル内服薬における効果の違い プロペシアとミノキシジル内服薬における効果の違い ミノキシジル内服薬2.5mg・5mg・10mgにおける効果の違い ミノキシジル内服薬を服用しても効果がないと感じる理由 用法・用量が不適切 初期脱毛によって効果がないと勘違いしている 生活習慣が不安定 そもそも薄毛の原因がAGA以外の脱毛症である 服用を始めて時間が経っていない ミノキシジル内服薬が偽薬である AGAの進行速度が早すぎる ミノキシジル内服薬を服用しても効果がないと感じた場合の対処法 6ヶ月以上服用してみる 規則正しい生活習慣を継続する 別のAGA治療薬と組み合わせてみる インターネット経由の個人輸入品を服用しない AGA専門の医師に相談する ミノキシジル内服薬とミノキシジル外用薬との違い ミノキシジル内服薬の服用方法 ミノキシジル内服薬の服用期間について ミノキシジル内服薬を飲み忘れてしまった場合について ミノキシジル内服薬の注意事項 過剰に服用しない 服用前のアルコール摂取をしない 併用できない薬を押さえておく ミノキシジル内服薬の禁忌 ミノキシジル内服薬の副作用 動悸・息切れ 多毛症 肝機能障害 むくみ 初期脱毛 ミノキシジル内服薬に関するよくある質問 ミノキシジル内服薬の効果はいつから出ますか? ミノキシジル内服薬2.5mgと5mgはどちらが効果的ですか? ミノキシジル内服薬の服用を途中でやめるとどうなりますか? ミノキシジル内服薬とミノキシジル外用薬との違いはなんですか? ミノキシジル内服薬の服用を続けるためのポイントはありますか? ミノキシジル内服薬における用量の目安はありますか? ミノキシジル内服薬が処方されるケースにはどのようなものがありますか? ミノキシジル内服薬は保険適用されますか? ミノキシジル内服薬は他のAGA治療薬と併用は可能ですか? フィナステリドとミノキシジル内服薬における効果の違いはなんですか? デュタステリドとミノキシジル内服薬における効果の違いはなんですか? プロペシアとミノキシジル内服薬における効果の違いはなんですか? ミノキシジル内服薬とノキシジルの違いはなんですか? ミノキシジル内服薬を服用しても効果がないのはなぜですか? ミノキシジル内服薬の飲み方はどのようになっていますか? ミノキシジル内服薬を服用すると初期脱毛が起こりますか? ミノキシジル内服薬を服用すると体毛が濃くなりますか? ミノキシジル内服薬の個人輸入品を使用しても大丈夫ですか? ミノキシジル内服薬の添付文書はありますか? ミノキシジル内服薬はガイドラインでどのような評価になっていますか? ミノキシジル内服薬に危険性があるといわれるのはなぜですか? ミノキシジル内服薬を正しく服用して発毛効果を実感しよう ミノキシジルを主成分とする経口薬Loniten(ロニテン)の添付文書について 警告内容 臨床薬理学 一般的な薬理学特性 血圧と標的臓器への影響 吸収と代謝 動物の心臓病変 ミノキシジル内服薬の未承認医薬品等に関する注意事項 未承認医薬品等 入手経路等 国内の承認医薬品等の有無 諸外国における安全性等に係る情報 医薬品副作用被害救済制度について

ミノキシジル内服薬とは

ミノキシジル内服薬とは、AGA治療薬として用いられる内服薬です。別名ミノキシジルタブレットと呼ばれ、服用することで発毛効果が期待できます。


ミノキシジル内服薬に含まれるミノキシジルは、もともと高血圧治療薬として開発されました。


しかし、副作用として多毛がみられ、発毛作用が期待できるようになったため、現在は薄毛治療薬としても活用されています。


ミノキシジル内服薬は、AGA治療薬として日本国内・海外ともに認可されていませんが、医師による処方は認められています。


効果・効能

血管を拡張し、血行を促進し、髪の毛の成長や発毛を促す。

服用方法

AGAの進行状況によって1日1回の服用、もしくは1日2回朝・晩の服用が必要。

服用時の注意点

ミノキシジル内服薬を飲み忘れてしまった場合は、次のタイミングまで待ってから服用すること。ただし、飲み忘れた分を一度に服用することは控える。

副作用

初期脱毛・動悸・息切れ・むくみ・多毛症・肝機能障害など。

禁忌

未成年の方、高齢の方、高血圧・低血圧の方、心疾患のある方、循環器系に持病のある方、腎臓や肝臓に重度の異常がある方、妊娠中・授乳中の方。

注意事項

ミノキシジル内服薬を服用する際は、併用できない薬を把握し、用法・用量を守る。

お問い合わせ先

ミノキシジル内服薬を処方したクリニック。


ミノキシジル内服薬の効果

ミノキシジル内服薬の有効成分であるミノキシジルは、血管を拡張し、血行を促進する作用があります。


血流が良くなると、発毛に関与する毛乳頭細胞まで栄養が行き届き、髪の毛の成長や発毛が促進します。


ミノキシジル内服薬は錠剤を直接体内に取り込むため、外用薬に比べて効果が出やすく、発毛を促すのに効果的です。

ミノキシジル内服薬の作用機序

ミノキシジル内服薬に含まれるミノキシジルには、ヘアサイクルを正常化する作用が見込めます。


ヘアサイクルとは、髪が生えてから抜け落ち、再び生えるまでの一連の流れです。


ヘアサイクルは、次の流れで進みます。


  • 成長期:2〜6年間

  • 退行期:2〜3週間

  • 休止期:3〜4ヶ月


ミノキシジル内服薬の服用によって期待される効果は、次のとおりです。



休止期から初期成長期への移行促進作用

初期成長期から後期成長期への移行促進及び維持作用

毛髪

新しい髪の毛の発毛を促す。

毛髪の成長を促す。

毛包(毛を産生する組織)

休止期の毛包に作用し、活性化させる。

小さくなった毛包を大きく深く成長させる。

ミノキシジル内服薬の臨床成績

24〜59歳のAGAタイプⅢ頭頂部からⅤの男性30名を対象にミノキシジル内服薬5mgを1日1回投与し、24週間治療した試験によると、総毛髪数が12週目で26本、24週目で35本が有意に増加したことが報告されています。


また、頭頂部の写真評価では患者の43%が優れた改善を示し、前頭部でも有意な反応が示されました。

ミノキシジル内服薬の効果はいつから出るのか

ミノキシジル内服薬を含むAGA治療薬として用いられる薬には即効性がありません。個人差がありますが、最低でも6ヶ月程度の治療期間が必要と考えられています。


これからミノキシジル内服薬の服用を検討する方は、6ヶ月を目安に治療を始めましょう。一方で、6ヶ月以上治療を続けているにも関わらず効果が得られない場合は、医師への相談が必要です。


また、脱毛が急に進んだり、頭髪以外(眉毛・まつ毛・体毛など)にも脱毛が見られたりする場合は、AGA以外の原因も考えられるため、早めに医療機関を受診しましょう。

フィナステリドとミノキシジル内服薬における効果の違い

ミノキシジル内服薬に含まれるミノキシジルは、血管を拡張し、血行を促進する作用があるため、発毛効果が見込めます。


一方で、フィナステリドはAGAの原因となる5α還元酵素2型(額の生え際や頭頂部に存在)を阻害し、AGAの進行を遅延させます。


それぞれを併用することで、発毛を促しながら薄毛の進行を抑えられるため、AGAの改善が目指せます。

デュタステリドとミノキシジル内服薬における効果の違い

デュタステリドを服用すると、AGAの原因となる5α還元酵素2型に加え、5α還元酵素1型(側頭部と後頭部に存在)を阻害し、抜け毛や薄毛の防止が期待できます。


一方で、ミノキシジル内服薬に含まれるミノキシジルには、毛細血管を拡張し、頭皮の血流を良くすることで栄養供給を促進し、毛根を活性化させる作用があります。


それぞれを併用すると、効果的に薄毛の進行を食い止め、発毛を促し、AGAの改善が期待できるようになります。

プロペシアとミノキシジル内服薬における効果の違い

プロペシアに含まれるフィナステリドには、AGAの原因となる5α還元酵素2型を阻害し、AGAの進行を遅延させる効果が期待できます。


そのため、発毛の促進効果が見込めるミノキシジル内服薬と併用することで、より効果的にAGAの改善が目指せます。

ミノキシジル内服薬2.5mg・5mg・10mgにおける効果の違い

ミノキシジル内服薬は、用量が多いほど発毛効果が期待できると考えられていますが、用量が上がるにつれて副作用の発生率も高まる可能性があります。


ミノキシジル内服薬を服用する際に、増量を検討する場合は、医師に相談のうえ処方してもらいましょう。

ミノキシジル内服薬を服用しても効果がないと感じる理由

ミノキシジル内服薬は、毛細血管を拡張して頭皮の血流を改善し、毛根の働きを支える効果が期待できます。

ただし、条件によっては効果を実感しにくいこともあります。次に当てはまる点がないか確認しましょう。

用法・用量が不適切

ミノキシジル内服薬を服用する場合、正しい用法・用量が守れていないと、期待する発毛効果が得られません。


また、場合によっては副作用が起こり、健康を損なうリスクもあります。


特に「たくさん服用するほど発毛効果が高まる」と勘違いし、自己判断で服用回数や用量を増やしてしまうと、健康被害が出ることがあります。


ミノキシジル内服薬を服用しても効果が得られない場合は、用法・用量が正しいかどうかをチェックしましょう。

初期脱毛によって効果がないと勘違いしている

内服ミノキシジルでは、初期脱毛により一時的に抜け毛が増えることがあります。これを効果がないと誤解して、途中で中止してしまう方もいます。

初期脱毛は、毛周期が休止期から成長期へ移る過程で、古い毛が抜け落ちる現象です。多くは数か月で落ち着くため、過度に心配する必要はありません。

抜け毛が気になる場合も、自己判断で中止せず、まずは医師に相談しましょう。

生活習慣が不安定

栄養バランスが偏った食生活や過度な飲酒・喫煙を続けていると、髪の毛に必要な栄養が行き届かなくなります。


また、頭皮が十分にケアできていない場合、フケや皮脂が毛穴に詰まり、ミノキシジルの浸透が妨げられます。


さらに、生活習慣が乱れると自律神経が整いにくくなり、育毛サイクルにも悪影響が出るかもしれません。


その結果、ミノキシジル内服薬の効果が十分に発揮されなくなり、発毛効果が実感できなくなる可能性があります。

そもそも薄毛の原因がAGA以外の脱毛症である

ミノキシジル内服薬は、薄毛の改善効果が期待できる薬ですが、AGA以外の脱毛症には効き目がありません。


たとえば、円形脱毛症や栄養不足から生じる脱毛やストレスによる毛周期の乱れなどによって起こる薄毛の場合は、それぞれに適した治療法が必要です。


ミノキシジル内服薬を服用しても効果が出ない場合は、AGA以外の原因が考えられるため、専門の医師に相談しましょう。

服用を始めて時間が経っていない

ミノキシジル内服薬は、効果を実感するまでに少なくとも6か月程度かかることがあります。6か月未満で変化が少ない場合でも、早い段階でやめると発毛効果を十分に得にくくなるため、焦らず経過を見ることが大切です。

副作用や体調の異変がないかを確認しながら、継続の可否は医師と相談して判断しましょう

ミノキシジル内服薬が偽薬である

インターネットを利用し、個人輸入で入手したミノキシジル内服薬の場合、偽造品の可能性があります。


偽造品の場合、有効成分であるミノキシジルが全く含まれていないケースがあり、期待した効果が得られないこともあります。


また、保存状態が悪く、有害な添加物が含まれていることがあり、健康被害が出るリスクもあるでしょう。


個人輸入品を使用している場合は、速やかに服用をやめ、医療機関でミノキシジル内服薬を処方してもらってください。

AGAの進行速度が早すぎる

AGAの進行がミノキシジルの発毛効果を上回る場合、薄毛の改善が見込めないことがあります。


このような場合、フィナステリドやデュタステリドといったAGA治療薬の併用が必要になるケースがあります。


ミノキシジル内服薬を服用し、6ヶ月が経過しているにも関わらず発毛効果がみられない場合は、医師に相談しましょう。


医師の診察を受けることで、自身の薄毛の状態に合う治療法の選択につながり、よりAGAの改善効果が見込めるようになります。

ミノキシジル内服薬を服用しても効果がないと感じた場合の対処法

ミノキシジル内服薬を服用したにも関わらず、期待した効果が得られない場合は、次の対処法を実践してみることが大切です。


医師に相談のうえ、できることから取り組んでみましょう。

6ヶ月以上服用してみる

一般的にAGA治療は、即効性がない治療法のため、数ヶ月間続ける必要があります。また、AGAは進行性の脱毛症であり、治療の開始が遅れるほど効果を実感するまでに時間がかかります。


ミノキシジル内服薬を服用する際は、最低でも6ヶ月間服用し続けましょう。

服用する際は、医師に相談のうえ、適切な用法・用量を守ることが重要です。


また、服用後に起こりうる副作用についても理解を深めておくと安心です。

規則正しい生活習慣を継続する

ミノキシジル内服薬の発毛効果を引き出すためには、規則正しい生活習慣を継続し、頭皮環境を整えることが必要です。


フケやかゆみなどが気になる場合は、頭皮環境が悪くなっている可能性があります。そのため、自分に合うシャンプーを使用し、頭皮を清潔に保つ必要があります。


また、頭皮が乾燥している場合は、しっかりと保湿することも重要です。


上記以外にも、発毛や髪の成長に必要なミネラルやビタミン、タンパク質などを摂取したり、睡眠時間を十分に確保したりすることも求められます。

別のAGA治療薬と組み合わせてみる

ミノキシジル内服薬は発毛効果が見込めますが、フィナステリドやデュタステリドのような抜け毛や薄毛の防止効果がありません。


そこでミノキシジルに加えてフィナステリドもしくはデュタステリドを併用することで、相乗効果が生まれ、薄毛改善の効果が見込めます。


ミノキシジル内服薬を服用してもAGAが改善できない場合は、医師に相談のうえ、他のAGA治療薬と併用してみることをおすすめします。

インターネット経由の個人輸入品を服用しない

インターネットで購入した個人輸入品の場合、有害な添加物が含まれていたり、有効成分が少なかったりします。


そのため、期待した効果が得られない場合や、重篤な健康被害につながる可能性もあります。


個人輸入品を服用している方は、速やかに医療機関を受診し、医師の診断のもと正規品を処方してもらってください。

AGA専門の医師に相談する

生活環境や頭皮の状態、治療期間や服用方法などに問題がないにも関わらず、発毛効果が得られない場合、AGA以外の脱毛症になっている可能性があります。


この場合、ミノキシジル内服薬の服用だけでは治療が難しくなります。そのため、医師の診察を受け、適切な治療法を選び直すことが求められます。


ミノキシジル内服薬を服用後も効果が実感できない場合は、医療機関の受診を検討してみてください。

ミノキシジル内服薬とミノキシジル外用薬との違い

ミノキシジルのAGA治療薬として用いられる薬には、ミノキシジル内服薬とミノキシジル外用薬の2種類が挙げられます。それぞれの違いは、次のとおりです。



ミノキシジル内服薬

ミノキシジル外用薬

投与方法

内服薬を服用する

頭皮に塗布する

体への影響

全身に影響が及ぶ

局所的に影響が及ぶ

副作用

むくみや動悸といった全身の症状が出る

かゆみやかぶれといった頭皮の症状が出る

厚生労働省の認可

未承認

承認済み

効果の強さ

比較的強い

比較的弱い

日本皮膚科学会の「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」の推奨度

D(ミノキシジルの内服をおこなうべきではない)

A(ミノキシジルの外用をおこなうよう強く勧める)

市販の有無

なし

あり


ミノキシジル外用薬は、頭皮に塗布することで発毛効果が見込めます。一方で、ミノキシジル内服薬は経口摂取によりミノキシジルが体内に直接取り込まれるため、外用薬に比べて高い効果が期待できます。


ただし、ミノキシジル内服薬は効果が高いものの、むくみや動悸といった全身に影響する副作用のある内服薬です。


一方で、ミノキシジル外用薬は局所的な影響にとどまり、頭皮のかゆみやかぶれといった症状が出ることがあります。


日本皮膚科学会の「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」では、ミノキシジルの内服の推奨度はDであり、内服をおこなうべきではないとされています。また、厚生労働省の承認は得られていません。


国内未承認ではあるものの、医療機関から処方されたミノキシジル内服薬の服用は違法ではありません。


医師の判断によって適切に服用を続ければ薄毛の改善が目指せると考えられています。


一方で、ミノキシジル外用薬の推奨度はAであり、外用をおこなうよう強く勧められているのが現状です。


厚生労働省の承認は下りており、医師による処方に加え、薬局などでも入手できるほど国内でも広く活用されています。


どちらにするか迷う場合は、専門の医師に相談し、それぞれの薬の特徴を理解したうえで自分に合う薬を選びましょう。

ミノキシジル内服薬の服用方法

ミノキシジル内服薬の服用方法については、処方を受けた医療機関の指示に従う必要があります。


AGAの進行状況によって1日1回の服用、もしくは1日2回朝・晩の服用が必要です。さまざまなケースがあるため、必ず医師に相談のうえ、正しい用法・用量のもと服用してください。


服用時は、水またはぬるま湯で錠剤をお飲みください。


ミノキシジル内服薬の服用期間について

ミノキシジル内服薬を服用後、6ヶ月程度で効果が期待できると考えられています。


そのため、最低でも6ヶ月を目安に治療を継続してください。なお、6ヶ月以上治療を続けているにも関わらず効果が得られない場合は、医師への相談が必要です。


また、頭髪以外の脱毛が起こっている場合や脱毛状態が悪化している場合も医療機関の受診が求められます。


ミノキシジル内服薬を飲み忘れてしまった場合について

ミノキシジル内服薬を飲み忘れてしまった場合は、次のタイミングまで待ってから服用してください。ただし、飲み忘れた分を一度に服用することは控えましょう。


服用期間中に体調の変化を感じた場合は、自己判断で服用を継続せず早めに医師に相談してください。


ミノキシジル内服薬の注意事項

ミノキシジル内服薬に関する主な注意事項は次のとおりです。服用前に必ず押さえておきましょう。

過剰に服用しない

ミノキシジル内服薬は、ミノキシジル外用薬に比べて全身に作用するため、副作用のリスクも高いと考えられています。


特に用法・用量を守らず過剰に服用すると、副作用のリスクが高まります。

また、過剰に服用したからといって、より効果が期待できるわけではありません。


服用する際は、医師から指示された用量を必ず守りましょう。


服用前のアルコール摂取をしない

アルコールには血管拡張作用があるため、服用前に摂取するとミノキシジル内服薬と相互に作用し、血圧が変動したりむくみが出たりすることがあります。


そのため、ミノキシジル内服薬を服用する前にはアルコールを摂取しないように心がけてください。


併用できない薬を押さえておく

ミノキシジル内服薬には血管拡張作用があり、心拍数の増加や血圧の低下が起こるケースがあります。


血圧が高く、降圧剤を服用している方の場合、血圧を下げる作用が強く出てしまい、めまいや頭痛、動悸などの副作用が起こることもあります。


このように、ミノキシジル内服薬には併用できない薬があるため、服用前に必ず医師に確認しましょう。


ミノキシジル内服薬の禁忌

ミノキシジル内服薬の禁忌は、次のとおりです。


  • 高齢の方

  • 未成年の方

  • 心疾患のある方

  • 妊娠中・授乳中の方

  • 高血圧・低血圧の方

  • 循環器系に持病のある方

  • 腎臓や肝臓に重度の異常がある方


上記に該当する方は、ミノキシジル内服薬を服用できません。

ミノキシジル内服薬の副作用

ミノキシジル内服薬を服用すると、次の副作用が起こる可能性があります。該当する症状がある場合は、速やかに医師または薬剤師に相談しましょう。

動悸・息切れ

ミノキシジル内服薬は、循環器系に働きかけるため、動悸や息切れが起こる場合があります。


過去に薬を服用して症状が出た経験がある方は、医師に相談のうえ服用してください。

多毛症

ミノキシジルの発毛効果により、気になる薄毛部分だけでなく、全身の体毛が濃くなる多毛症が起こることがあります。


症状が気になる方は、医師に相談のうえ、服用量を減らしてみるのも有効です。

肝機能障害

ミノキシジル内服薬を服用後は、肝臓で分解され、負担がかかります。そのため、肝炎や肝硬変といった肝機能障害をお持ちの方は服用前に医師へ相談してください。

むくみ

ミノキシジル内服薬の血圧を下げる作用と血管拡張機能によって、心血管に影響が生じ、むくみが起こることがあります。

初期脱毛

初期脱毛とは、髪の成長サイクルが休止期から成長期に移行する際に古い毛が抜け落ちる症状です。


AGA治療時にあらわれやすい症状であり、服用後1〜3ヶ月程度で抜け毛が増え始めます。


しかし初期脱毛はミノキシジルの効果が出ている証拠であり、一時的な症状です。そのため、心配する必要はありません。


抜け毛の量が多くて気になる方は、医師に相談してください。

ミノキシジル内服薬に関するよくある質問

ミノキシジル内服薬に関するよくある質問とその回答は次のとおりです。これからミノキシジル内服薬の服用を検討している方は参考にしてみてください。

ミノキシジル内服薬の効果はいつから出ますか?

個人差がありますが、6ヶ月程度で効果が実感できるとされています。


ミノキシジル内服薬を服用する際は、6ヶ月を目安に治療を始めましょう。なお、6ヶ月以上治療を続けているにも関わらず効果が得られない場合は、医師への相談が必要です。

ミノキシジル内服薬2.5mgと5mgはどちらが効果的ですか?

一般的に用量が多いほど効果が強く出る可能性がありますが、その分副作用が強くなる場合があります。


どちらのほうが適しているか判断するために、医師に相談のうえ、自分に適切な用量を服用してください。

ミノキシジル内服薬の服用を途中でやめるとどうなりますか?

ミノキシジル内服薬を服用し、発毛効果が得られたとしても、服用を途中でやめると再び薄毛が進行する可能性があります。


ミノキシジル内服薬は、服用後6ヶ月程度で効果が実感できると考えられています。そのため、6ヶ月が経過するまでは途中で止めないようにしましょう。


6ヶ月以上服用してもAGAの改善がみられない場合は、医師に相談してください。

ミノキシジル内服薬とミノキシジル外用薬との違いはなんですか?

ミノキシジルのAGA治療薬として用いられる薬には、ミノキシジル内服薬とミノキシジル外用薬の2種類が挙げられます。それぞれの違いは以下のとおりです。



ミノキシジル内服薬

ミノキシジル外用薬

投与方法

内服薬を服用する

頭皮に塗布する

体への影響

全身に影響が及ぶ

局所的に影響が及ぶ

副作用

むくみや動悸といった全身の症状が出る

かゆみやかぶれといった頭皮の症状が出る

厚生労働省の認可

未承認

承認済み

効果の強さ

比較的強い

比較的弱い

日本皮膚科学会の「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」の推奨度

D(ミノキシジルの内服をおこなうべきではない)

A(ミノキシジルの外用をおこなうよう強く勧める)

市販の有無

なし

あり

ミノキシジル内服薬の服用を続けるためのポイントはありますか?

ミノキシジル内服薬の服用を続けるために有用なのが「生活習慣に組み込むこと」です。


たとえば、毎朝起きたタイミングでコップ一杯の水と一緒に飲んだり、夜は歯磨きのあとに飲んだりして日々の習慣と関連づけることをおすすめします。


また、毎日服用する時間を決め、スマートフォンのアラームでリマインドしたり、薬を目につく場所に保管したりするのもおすすめです。

ミノキシジル内服薬における用量の目安はありますか?

ミノキシジル内服薬の服用量は、AGAの進行状況や頭皮の状態などによって変わります。


医師の診察を受け、アドバイスのもと適切な量を服用しましょう。

ミノキシジル内服薬が処方されるケースにはどのようなものがありますか?

次の場合、ミノキシジル内服薬が処方される場合があります。


  • 価格面を考慮してミノキシジル内服薬を服用したい

  • ミノキシジル外用薬は続かないが、内服薬であれば続けやすい

  • これまで適切にミノキシジル外用薬を使用していたが反応が得られない


ミノキシジル内服薬は、有効成分が血流を介して毛根に直接届くため、ミノキシジル外用薬より高い効果が得られると考えられています。


ただし、ミノキシジル内服薬はミノキシジル外用薬より副作用が発生するリスクが高いとされています。


服用を検討する際は必ず医師に相談し、適切な診断と指導を受けたうえで開始することが求められます。

ミノキシジル内服薬は保険適用されますか?

ミノキシジル内服薬を含むAGA治療は自由診療のため、保険は使えず費用は全額自己負担です。そのため、他のAGA治療薬も原則として保険適用外となります。

ミノキシジル内服薬は他のAGA治療薬と併用は可能ですか?

可能です。医師に相談のうえ、フィナステリドやデュタステリドなどを含むAGA治療薬を併用することで、より効果が得られる場合があります。

フィナステリドとミノキシジル内服薬における効果の違いはなんですか?

ミノキシジル内服薬に含まれるミノキシジルには血管拡張作用があり、血行が促進されるため、発毛効果が見込めます。


一方で、フィナステリドはAGAの原因となる5α還元酵素2型を阻害し、AGAの進行を遅延させる効果が期待できます。


それぞれを併用することで発毛を促進しながら薄毛の進行を抑制できるため、AGAの改善が目指せます。

デュタステリドとミノキシジル内服薬における効果の違いはなんですか?

デュタステリドを服用すると、AGAの原因となる5α還元酵素2型に加え、5α還元酵素1型を阻害し、抜け毛や薄毛の防止が期待できます。


一方でミノキシジル内服薬に含まれるミノキシジルには、毛細血管を拡張し、頭皮の血流を良くすることで栄養供給を促し、毛根を活性化させる作用があります。


それぞれを併用することで効果的に薄毛の進行を食い止め、発毛が促進され、AGAの改善が目指せます。

プロペシアとミノキシジル内服薬における効果の違いはなんですか?

プロペシアに含まれるフィナステリドには、AGAの原因となる5α還元酵素2型を阻害し、AGAの進行を遅延させる効果が見込めます。


そのため、発毛の促進効果が期待できるミノキシジル内服薬と併用することで、より効果的にAGAの改善が目指せます。

ミノキシジル内服薬とノキシジルの違いはなんですか?

「ノキシジル」とは、タイのT.O.CHEMICALSが製造している有効成分のミノキシジルを配合した内服用の発毛薬です。


どちらも同じ内服薬であり、薄毛や抜け毛に対する発毛、育毛効果について相違はありません。

ミノキシジル内服薬を服用しても効果がないのはなぜですか?

次のいずれかに当てはまっている場合、ミノキシジル内服薬を服用しても効果が得られない可能性があります。


該当しているものがないか確認してみてください。


ミノキシジル内服薬を服用しても効果がないときに考えられる原因

概要

対処法

用法・用量を誤っている

ミノキシジル内服薬を服用する場合、正しい用法・用量が守れていないと、AGAの改善効果が期待できない。また、場合によっては副作用が起こり、健康を損なうリスクもある。


自己判断で服用回数や用量を増やしてしまうと、健康被害が出る可能性がある。


服用方法が正しいかを今一度確認する。


初期脱毛によって効果がないと思い込んでいる

ミノキシジル内服薬を服用すると、初期脱毛によって一時的に抜け毛が増えることがある。


そのため、効果がないと勘違いしてしまい、ミノキシジル内服薬の服用を途中でやめてしまう方がいる。

服用して6ヶ月以内の場合は、医師に相談のうえ継続して様子を見る。

生活習慣が乱れている

次に該当している場合、AGAの改善効果が期待できないケースがある。


  • 栄養バランスに配慮した食事がとれていない

  • 頭皮に合わないシャンプーを使用している

  • 過度な飲酒・喫煙の習慣がある

  • 睡眠不足や過度なストレスが続いている

日々の食事において、発毛や髪の成長に必要なミネラルやタンパク質、ビタミンなどを積極的に摂取する。


頭皮に合うシャンプーを使用したり、過度の飲酒・喫煙をしていたりする場合はそれぞれを控える。


睡眠不足や過度なストレスが続いている場合は、睡眠時間やストレス発散につながる趣味の時間を確保する。

薄毛の原因がAGA以外の脱毛症である

ミノキシジル内服薬は、薄毛の改善効果が期待できる薬であり、AGA以外の脱毛症には効かない。


とくに栄養不足から生じる脱毛やストレスによる毛周期の乱れ、円形脱毛症などの場合はそれぞれに適した治療法が必要。

ミノキシジル内服薬を服用しても効果が出ない場合は、AGA以外の原因が考えられるため、専門の医師に相談する必要がある。

ミノキシジル内服薬が正規品ではない

インターネットを利用して個人輸入で入手したミノキシジル内服薬の場合、偽造品の可能性がある。偽造品を服用すると、期待した効果が得られないだけでなく、健康被害が出るリスクもある。

個人輸入品を使用している場合は、速やかに服用を中止し、医療機関で正規品を処方してもらう。

AGAの進行速度が早すぎる

AGAの進行がミノキシジルの発毛効果を上回る場合、薄毛の改善が期待できないことがある。

医師に相談のうえ、フィナステリドやデュタステリドなどを含むAGA治療薬を併用する。

ミノキシジル内服薬の飲み方はどのようになっていますか?

ミノキシジル内服薬を服用する際は、水またはぬるま湯で飲んでください。


ミノキシジル内服薬の服用回数については、処方を受けたクリニックの指示に従う必要があります。


AGAの進行状況によって1日1回の服用、もしくは1日2回朝・晩の服用が必要です。さまざまなケースがあるため、必ず医師の指示を踏まえて服用してください。

ミノキシジル内服薬を服用すると初期脱毛が起こりますか?

起こる可能性があります。ただし初期脱毛はミノキシジルの効果が出る過程のひとつであり、一時的な症状であるため、心配する必要はありません。


抜け毛の量が気になる方は、医師に相談してください。

ミノキシジル内服薬を服用すると体毛が濃くなりますか?

ミノキシジルの発毛効果により、全身の体毛が濃くなる多毛症が起こることがあります。


症状が気になる方は医師に相談のうえ、服用量を減らしたり薬を変更したりといった方法が選択できます。

ミノキシジル内服薬の個人輸入品を使用しても大丈夫ですか?

インターネットを経由して個人輸入品を購入する場合、ミノキシジル内服薬の偽物が含まれている可能性があります。


偽物を服用すると、期待した効果が得られないだけでなく、予期せぬ副作用が起こるリスクがあります。


そのため、ミノキシジル内服薬を服用する際は、必ず医療機関で処方された薬を使用しましょう。

ミノキシジル内服薬の添付文書はありますか?

ミノキシジル内服薬は、厚生労働省に認可された薬剤ではないため、添付文書がありません。


FDAにて降圧剤として認可を得ている、ミノキシジルを主成分とする経口薬Loniten(ロニテン)の添付文書はありますが、AGA治療薬としては認められていません。

ミノキシジル内服薬はガイドラインでどのような評価になっていますか?

日本皮膚科学会の「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」では、推奨度D(ミノキシジルの内服をおこなうべきではない)と評価されています。


また、ガイドラインでは「ミノキシジルの内服療法は、利益と危険性が十分に検証されていないため、男性型脱毛症・女性型脱毛症ともに行わないよう強く勧められる」と記載されています。


しかし、ミノキシジル内服薬は国内未承認ではあるものの、医療機関から処方されたミノキシジル内服薬を服用すること自体は違法ではありません。


医師の判断によって適切に服用を続ければ薄毛の改善が目指せると考えられています。


ミノキシジル外用薬でなかなか効果が出ない方や内服薬のほうが続けやすい方、費用面の兼ね合いでミノキシジル内服薬を服用したい方は、医師へ相談したうえで服用を検討してみてください。

ミノキシジル内服薬に危険性があるといわれるのはなぜですか?

日本皮膚科学会の「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」において、ミノキシジルの内服の推奨度はDであり、内服をおこなうべきではないとされているからです。


また、国内外を含め、AGA治療薬として承認されている国が存在しないことも理由のひとつです。


しかし、医療機関から処方されたミノキシジル内服薬を服用することは違法ではありません。

ミノキシジル内服薬を正しく服用して発毛効果を実感しよう

ミノキシジル内服薬は血管を拡張し、血行を促進し、髪の毛の成長や発毛を促す効果が期待できるAGA治療薬です。


服用する際は、AGAの進行状況によって1日1回の服用、もしくは1日2回朝・晩の服用が必要です。


服用時に起こりうる次の副作用や服用に関する注意事項、禁忌を踏まえて正しく使用しましょう。


効果・効能

血管を拡張し、血行を促進し、髪の毛の成長や発毛を促す。

服用方法

AGAの進行状況によって1日1回の服用、もしくは1日2回朝・晩の服用が必要。

服用時の注意点

ミノキシジル内服薬を飲み忘れてしまった場合は、次のタイミングまで待ってから服用すること。ただし、飲み忘れた分を一度に服用することは控える。

副作用

初期脱毛・動悸・息切れ・むくみ・多毛症・肝機能障害など。

禁忌

未成年の方、高齢の方、高血圧・低血圧の方、心疾患のある方、循環器系に持病のある方、腎臓や肝臓に重度の異常がある方、妊娠中・授乳中の方。

注意事項

ミノキシジル内服薬を服用する際は、併用できない薬を把握し、用法・用量を守る。

お問い合わせ先

ミノキシジル内服薬を処方したクリニック。


ミノキシジル内服薬は、インターネットを通じて購入できる場合があります。しかし、個人輸入品の中には偽造品や品質が不明確な製品が含まれていることもあり、十分な効果が得られない可能性があります。

さらに、健康被害につながるおそれもあるため、使用を検討する際は医療機関で処方された正規品を選び、医師の管理下で服用することが重要です。


ミノキシジル内服薬を6か月以上続けても発毛効果を実感しにくい場合は、自己判断で続けたり中止したりせず、医師に相談しましょう。

状態によっては、フィナステリドやデュタステリドなどの治療薬を組み合わせることで、改善が見込めることがあります。


ミノキシジル内服薬を服用する際は、医師の指示に従い、注意事項や副作用などを把握したうえで用法・用量を守ってください。

ミノキシジルを主成分とする経口薬Loniten(ロニテン)の添付文書について

ミノキシジル内服薬は未承認薬のため、添付文書が存在しません。


ロニテンはミノキシジル内服薬と同じ成分が含まれており、FDA(Food and Drug Administration:アメリカ食品医薬品局)で降圧剤として認可されている経口薬です。


ロニテンの添付文書に記載されている注意事項は次のとおりです。

警告内容

ロニテン錠には強力な降圧剤であるミノキシジルが含まれており、重篤な副作用を引き起こすリスクがあります。


心嚢液貯留を引き起こし、場合によっては心タンポナーデへと進行する可能性があり、狭心症が悪化することもあります。


ロニテンを服用する際は、利尿薬と他の2種類の降圧剤の最大治療用量で十分な効果が得られない高血圧患者にのみ使用してください。


実験動物において、ミノキシジルは数種類の心筋病変やその他の有害な心臓への影響を引き起こしました。


ロニテンは厳重な監視下で投与する必要があり、通常は頻脈及び心筋負荷の増大を防ぐため、治療量のβ遮断薬を併用する必要があります。


また、重篤な体液貯留を防ぐため、通常はヘンレ係蹄上行脚に作用する利尿薬の併用が求められます。


悪性高血圧症の患者及び既にグアネチジンを服用している患者の場合、ロニテンを初めて投与する際には入院し、急激な血圧低下や起立性低血圧を避けるためのモニタリングが重要です。

臨床薬理学

経口薬Loniten(ロニテン)の臨床薬理学として挙げられている内容は次の4つです。

一般的な薬理学特性

ミノキシジルは、経口で効果のある直接作用型末梢血管拡張薬であり、末梢血管抵抗の低下によって、収縮期血圧や拡張期血圧の上昇を抑えることが可能です。


動物では、全身の血管床における微小循環血流が増強または維持されます。人間では、前腕及び腎臓の血管抵抗が低下し、前腕の血流は増加しますが、腎臓の血流及び糸球体濾過率は維持されます。


ミノキシジルは末梢血管拡張を引き起こすため、いくつかの予測可能な反応が出ます。


末梢細動脈抵抗の低下とそれに伴う血圧低下は、交感神経系、迷走神経抑制、そして腎臓恒常性維持機構を誘導します。


これにはレニン分泌の増加も含まれ、心拍数と心拍出量の増加、そして塩分と水分の貯留につながります。


副作用は通常、利尿薬とβ遮断薬、あるいは他の交感神経抑制薬の併用によって最小限に抑えることが可能です。


ミノキシジルは血管運動反射を阻害しないため、起立性低血圧を引き起こしません。実験動物において、この薬剤は中枢神経系に有意な量で侵入することはなく、人間においても中枢神経系機能に影響を与えません。

血圧と標的臓器への影響

ミノキシジルによる血圧低下の程度と時間経過は、血漿中濃度と厳密には一致しません。


有効な単回経口投与後、血圧は通常30分以内に低下し始め、2〜3時間で最低値に達し、その後、約30%/日の等差線形速度で回復します。


効果持続時間は約75時間です。ミノキシジルを1日1回または2回、慢性的に投与する場合、所定の1日投与量で血圧に最大の効果が得られるまでにかかる時間は、投与量に反比例します。


1日10mgでは7日以内、20mgでは5日以内、40mgでは3日以内に最大の効果が得られたと報告されています。


ミノキシジルに対する血圧反応は、投与量の対数に直線的に相関します。この対数線形の用量反応関係の傾きは高血圧の程度に比例し、仰臥位拡張期血圧が約85mmHgのときにゼロに近づきます。


他の治療法に抵抗性のある重度の高血圧患者に対し、利尿薬やベータ遮断薬と併用してロニテン錠を使用すると通常は血圧が下がり、脳症や網膜症が改善されました。

吸収と代謝

ミノキシジルは、実験動物及び人間において、少なくとも90%が消化管から吸収されます。


薬物の血漿中濃度は、投与後1時間以内に最高値に達し、その後急速に低下します。人間における平均血漿半減期は4.2時間です。投与された薬物の約90%が代謝されます。


既知の代謝物は、ミノキシジル自体に比べて薬理作用がはるかに弱く、すべて主に尿中に排泄されます。

動物の心臓病変

ミノキシジルは動物において、複数の心臓病変を引き起こします。主な内容は次のとおりです。


動物の心臓病変

概要

乳頭筋/心内膜下壊死

ミノキシジルの最も特徴的な病変は、ラット、犬、ミニブタ(サルは除く)でみられる左心室乳頭筋および心内膜下領域の局所壊死が挙げられる。これらの病変は、犬及びミニブタにおいて0.5~10mg/kg/日の用量で投与後数日以内に急速に出現する。

出血性病変

犬及びミニブタにミノキシジルを急性経口投与(0.5~10mg/kg/日)したあと、心臓の多くの部位、主に心外膜、心内膜、小冠動脈及び細動脈の壁に出血性病変がみられる。ミニブタでは病変は主に左心房に発生するが、犬では右心房に最も顕著に発生し、肉眼で確認できる出血性病変としてあらわれることがよくある。

心外膜炎

ミノキシジルを2日間経口投与した犬にみられる。近年では、ミノキシジルを1日2回、90日間局所投与した犬で慢性増殖性心外膜炎が観察された。1年間の経口投与による犬の研究では、漿液血性の心膜液が認められた。

肥大及び拡張

ラット、犬、サル(経口投与のみ)、ウサギ(経皮投与のみ)を用いた経口及び局所投与試験では、心臓肥大や拡張が認められた。サルにおいては、利尿薬がこれらの影響を部分的に改善すると考えられている。

ミノキシジル内服薬の未承認医薬品等に関する注意事項

ミノキシジル内服薬における未承認医薬品等に関する注意事項は次のとおりです。

未承認医薬品等

本治療で使用されるミノキシジル内服薬は、国内で医薬品医療機器等法の承認を得ていない未承認の薬です。

入手経路等

この治療で使用される医薬品は、薬機法に基づき医師の判断により個人輸入しております。

国内の承認医薬品等の有無

国内において承認されている同効の医薬品はありません。

諸外国における安全性等に係る情報

長期的な安全性は評価されておらず、重大な副作用などが懸念されます。

医薬品副作用被害救済制度について

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