ハイドロキノンの市販薬はある?ドラッグストアで買える化粧品と皮膚科処方の違い
シミ対策の成分として名前を聞くことの多いハイドロキノン。「市販薬としてドラッグストアで買えるのか」「皮膚科で処方されるものと何が違うのか」と疑問に感じている方は少なくありません。
結論からいうと、ハイドロキノンを有効成分とする市販薬(一般用医薬品)は、国内では販売されていません。ドラッグストアや通販で購入できるハイドロキノン配合品は、化粧品として販売されているものです。一方、皮膚科や美容皮膚科では、医師の診察のうえでハイドロキノンの外用剤が自由診療として処方されることがあります。
この記事では、ハイドロキノンの市販品の位置づけ、ドラッグストアで買える化粧品と皮膚科処方の濃度・効果・費用の違い、市販品を選ぶときのポイントや副作用の注意点、皮膚科で処方してもらう方法までを解説します。
※本記事に関するご注意
本記事は、執筆時点で確認できた公開情報をもとにした一般的な情報提供を目的としており、特定の製品や治療の効果を保証するものではありません。
ハイドロキノンの効果や副作用のあらわれ方には個人差があります。
ハイドロキノンは国内で医薬品として承認されておらず、医療機関での処方は保険適用外の自由診療となります。使用や治療方針については、必ず医師の診察を受けたうえで判断してください。
製品の成分・濃度・価格や医療機関の料金は変更される場合があります。最新の情報は各製品・各医療機関の公式サイトでご確認ください。
※監修者は医療的専門分野についてのみ監修を行っており、掲載されている商品・サービスの選定には関与しておりません。
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ハイドロキノンの市販薬はある?ドラッグストアで買える商品の位置づけ
ハイドロキノンについて調べると、「市販薬」「市販品」「処方薬」といった言葉が混在していて、どれが何を指すのかわかりにくくなりがちです。まずは、ドラッグストアで販売されているハイドロキノンがどの区分の商品なのかを整理します。
ハイドロキノンの市販薬(一般用医薬品)は国内にない
日本で医薬品として販売するには、医薬品医療機器等法(薬機法)にもとづく承認を受ける必要があります。ハイドロキノンは国内で医薬品として承認されておらず、薬価基準にも収載されていません。そのため、ハイドロキノンを有効成分とする市販薬、つまりドラッグストアで薬剤師や登録販売者から購入できる一般用医薬品は存在しません。
「ハイドロキノンの市販薬」として紹介されている商品の多くは、実際には化粧品に分類されるものです。商品パッケージに「第1類医薬品」「第2類医薬品」などの表示がないことからも区別できます。
ドラッグストアで買えるハイドロキノンは化粧品
ドラッグストアや通販サイトで購入できるハイドロキノン配合のクリームや美容液は、化粧品として販売されています。
化粧品に配合できる成分は、厚生労働省の「化粧品基準」で定められています。2001年に施行されたこの基準では、配合を禁止する成分と、配合量に上限を設ける成分がリストで示されており、それ以外の成分はメーカーの責任で安全性を確認したうえで配合できる仕組みになっています。ハイドロキノン単体は配合禁止成分にも配合制限成分にも含まれていないため、化粧品への配合が可能になりました。なお、名前の似ている「ハイドロキノンモノベンジルエーテル」は、化粧品への配合が禁止されている成分です。
医薬品・医薬部外品・化粧品の違い
ハイドロキノンの市販品と処方品の違いを理解するには、医薬品・医薬部外品・化粧品という3つの区分を知っておくと役立ちます。
医薬品は、病気の治療や予防を目的とし、国の承認を受けたものです。医薬部外品は、医薬品ほど作用は強くないものの、特定の効能・効果について国の承認を受けた有効成分を一定量配合したものを指します。美白を目的とする医薬部外品では、アルブチンやトラネキサム酸、ビタミンC誘導体などが有効成分として知られています。
化粧品は、肌を清潔にしたり、すこやかに保ったりすることを目的とした、作用がおだやかなものです。化粧品は「シミを消す」「シミを治す」といった医薬品のような効能・効果を表示できません。ハイドロキノン配合の化粧品も、この範囲で販売されています。
区分 |
目的 |
国の承認 |
ハイドロキノンとの関係 |
医薬品 |
病気の治療や予防 |
必要 |
国内で医薬品として承認されたハイドロキノン製剤はない |
医薬部外品 |
肌あれ防止や美白などの特定の効能 |
有効成分・製品ごとに必要 |
美白の有効成分として知られるのはアルブチンやトラネキサム酸など |
化粧品 |
肌を清潔にし、すこやかに保つ |
不要(化粧品基準の範囲内で配合) |
ドラッグストアで買えるハイドロキノン配合品はこの区分 |
ハイドロキノンとは?シミへのはたらき
ハイドロキノンは、シミの原因となるメラニンの生成を抑える成分です。国内では、皮膚科や美容皮膚科などでシミや色素沈着の治療に用いられています。
メラニンの生成を抑えるしくみ
紫外線などの刺激を受けると、皮膚の中にあるメラノサイトという細胞でメラニン色素がつくられます。このメラニンは本来、紫外線から肌を守るはたらきを持っていますが、過剰につくられたり、排出されずに残ったりすると、シミとして目に見えるようになります。
ハイドロキノンは、メラニンをつくる過程ではたらくチロシナーゼという酵素の作用を抑えることで、メラニンの生成を抑えるとされています。また、メラノサイトそのものに作用して、メラニンをつくる力を弱めるはたらきも報告されています。こうした作用から、ハイドロキノンは「肌の漂白剤」と表現されることもあります。
アルブチンやビタミンC誘導体など、ほかの美白成分もメラニンの生成を抑える方向ではたらくとされていますが、ハイドロキノンはそのなかでも作用が強いものとして位置づけられることが多くあります。作用が強い分、肌への刺激や副作用にも注意が必要になります。
ただし、ハイドロキノンのはたらき方や効果の感じ方には個人差があり、すべてのシミが同じように薄くなるわけではありません。
ハイドロキノンが使われることの多いシミの種類
ハイドロキノンは、次のようなシミや色素沈着に使用されることがあります。
紫外線の影響で顔や手の甲などにできる老人性色素斑(日光黒子)は、もっとも一般的なシミです。頬骨のあたりに左右対称にあらわれる肝斑は、女性ホルモンの影響も関わるとされるシミです。ニキビや虫刺され、やけどなどのあとに残る茶色い色素沈着は、炎症後色素沈着と呼ばれます。
一方で、盛り上がりのあるシミや、ほくろとの区別がつきにくいもの、急に大きくなったものなどは、ハイドロキノンでの対処が適さない場合や、別の皮膚疾患が隠れている場合もあります。自分のシミの種類がわからないときは、市販品を試す前に皮膚科で診てもらうと安心です。
市販のハイドロキノン化粧品と皮膚科処方の違い
市販のハイドロキノン化粧品と、皮膚科で処方されるハイドロキノンは、同じ成分を含んでいても、濃度や品質管理、使い方の指導の有無などに違いがあります。主な違いを整理します。
項目 |
市販のハイドロキノン化粧品 |
皮膚科処方のハイドロキノン |
区分 |
化粧品 |
国内未承認の外用剤(自由診療) |
購入場所 |
ドラッグストア、通販サイトなど |
皮膚科、美容皮膚科、オンライン診療 |
濃度の目安 |
1〜5%程度が多い(製品により異なる) |
4〜5%程度が多い(医療機関により異なる) |
医師の診察 |
なし |
あり |
保管・使用期限の管理 |
自分で行う |
医療機関から説明を受けられる |
費用 |
製品価格のみ |
薬代に加えて診察料がかかる場合がある(保険適用外) |
濃度の違い
ハイドロキノンは、製品によって配合されている濃度が異なります。医療機関では、肌の状態やシミの種類などを確認したうえで、使用する濃度や範囲、期間を判断します。
市販の化粧品にもハイドロキノンを配合した製品がありますが、濃度は製品によって異なります。
濃度が高ければよいというものではありません。高濃度になるほど赤みや刺激などが生じる可能性もあるため、自己判断で高濃度の製品を使用することには注意が必要です。
効果の感じ方の違い
市販のハイドロキノン化粧品と皮膚科処方のハイドロキノンでは、効果の感じ方にも違いが出ることがあります。
皮膚科処方のハイドロキノンは、比較的しっかりした濃度で、シミの種類にあわせた使い方の指導を受けながら使うため、変化を実感しやすい傾向があるとされています。医療機関によっては、ハイドロキノンにあわせて、肌のターンオーバーを促す外用剤や、トラネキサム酸などの内服薬を組み合わせることもあります。
市販のハイドロキノン化粧品は、日々のスキンケアの一環として使うことを前提としており、皮膚科処方と同じような変化を期待するものではありません。化粧品の範囲でのケアになるため、変化を感じるまでに時間がかかったり、変化を感じにくかったりすることもあります。
どちらの場合も、変化があらわれるまでには数か月単位の時間がかかることが多く、効果には個人差があります。短期間で判断せず、肌の様子を見ながら続けることが大切です。
製剤と品質管理の違い
ハイドロキノンは酸化しやすく、光や熱、空気にふれることで変質しやすい性質を持っています。変質したハイドロキノンは茶色っぽく変色し、刺激が強くなることがあるとされています。
皮膚科で処方されるハイドロキノンは、医療機関内で調製されるものや、医療機関向けに流通する製品などが用いられます。保管方法や使用期限について、医師や医療機関のスタッフから説明を受けられる点が特徴です。
市販のハイドロキノン化粧品は、酸化しにくいように成分を安定化させた製品や、空気にふれにくい容器を採用した製品など、メーカーごとに工夫がされています。購入後の保管や使用期限の管理は、使う人自身が行うことになります。
医師の診察・経過観察の有無
皮膚科処方と市販品のもっとも大きな違いは、医師の診察と経過観察があるかどうかです。
皮膚科では、シミの種類を見きわめたうえで、ハイドロキノンが適しているかどうかを判断します。シミの種類によっては、レーザー治療や内服薬など、ほかの方法が検討されることもあります。使用中に赤みやかぶれが出た場合も、医師に相談しながら中止や濃度の変更を判断できます。
市販のハイドロキノン化粧品は、自分の判断で使い始め、自分の判断で続けたりやめたりすることになります。肌トラブルが起きたときの対応も、自分で判断しなければなりません。
費用と保険適用の違い
ハイドロキノンは国内で医薬品として承認されていないため、皮膚科で処方される場合も保険は適用されず、自由診療となります。費用は医療機関ごとに異なり、薬代のほかに診察料がかかる場合もあります。
市販のハイドロキノン化粧品は、製品によって価格の幅が大きく、数千円から1万円前後のものまであります。1本あたりの価格だけでなく、容量や使用できる期間もあわせて比べると、費用感をつかみやすくなります。
ドラッグストアでハイドロキノン化粧品を選ぶときのポイント
ドラッグストアでハイドロキノン化粧品を選ぶときは、次のようなポイントを確認しておくと安心です。
配合濃度がパッケージや公式サイトに明記されているか
純ハイドロキノンか、安定型ハイドロキノンか
一緒に配合されている成分に、刺激になりやすいものが含まれていないか
空気にふれにくい容器か
開封後の使用期限はどのくらいか
配合濃度の表示を確認する
ハイドロキノンを配合した製品を選ぶ際は、配合濃度を確認しましょう。濃度が高いほどよいというものではなく、濃度が高くなると赤みや刺激などが生じる可能性もあります。
「高濃度」「超高濃度」といった表示だけで選ばず、自分の肌の状態も考えて選ぶことが大切です。
純ハイドロキノンと安定型ハイドロキノンの違い
ハイドロキノン化粧品の成分表示や商品説明では、「純ハイドロキノン」「安定型ハイドロキハイドロキノンを配合した化粧品では、「純ハイドロキノン」「安定型ハイドロキノン」などと表示されていることがあります。
ただし、これらは統一された分類ではなく、「安定型ハイドロキノン」の意味や配合方法は製品によって異なります。そのため、名称だけで効果や刺激の強さを比較することはできません。
一緒に配合されている成分を確認する
ハイドロキノン化粧品には、ハイドロキノン以外の成分が一緒に配合されていることも多くあります。
ビタミンC誘導体やアルブチン、トラネキサム酸などの成分は、ハイドロキノンとあわせて配合されることの多い成分です。また、ハイドロキノンは肌の乾燥や刺激を感じやすい成分のため、セラミドやヒアルロン酸などの保湿成分を配合した製品もあります。
一方で、レチノールやピーリング成分など、それ自体が刺激になりやすい成分が一緒に配合されている製品は、肌が敏感な方には負担が大きくなることがあります。成分表示を確認し、自分の肌に合いそうかどうかを見きわめましょう。
容器と使用期限を確認する
ハイドロキノンは空気や光にふれると変質しやすいため、容器の形状も選ぶときのポイントになります。チューブタイプやエアレスポンプなど、中身が空気にふれにくい容器の製品は、品質を保ちやすいとされています。
開封後の使用期限も確認しておきましょう。一般的には、開封後はなるべく早めに使い切ることがすすめられており、目安として1〜2か月以内とする製品が多く見られます。色が茶色っぽく変わった場合は、使用を控えてください。
市販のハイドロキノンを使うときの注意点と副作用
ハイドロキノンは、市販の化粧品であっても、肌への刺激が出る可能性のある成分です。市販のハイドロキノンを使うときに知っておきたい注意点と副作用をまとめます。
赤み・かぶれが出たとき
ハイドロキノンを使い始めると、塗った部分が赤くなったり、ヒリヒリしたり、かゆみが出たりすることがあります。これは、ハイドロキノンの刺激による接触皮膚炎(かぶれ)の可能性があります。
軽い赤みであっても、使い続けるうちに症状が強くなることがあります。赤みやかゆみ、腫れなどが出た場合は使用を中止し、症状が続くときは皮膚科を受診しましょう。かぶれによる炎症が長引くと、そのあとに炎症後色素沈着が起き、かえってシミが目立ってしまうこともあります。
白抜け(脱色素斑)のリスク
ハイドロキノンを高濃度で使い続けたり、シミのない部分にまで広く塗ったりすると、その部分の肌の色が周囲より白く抜けたようになることがあります。これを脱色素斑、いわゆる白抜けと呼びます。
白抜けを防ぐには、シミの部分にだけ塗ること、決められた量や頻度を守ること、長期間漫然と使い続けないことが大切です。また、ハイドロキノンを長期間使用した場合などに、皮膚が青黒く変色する「外因性組織黒変症」が生じることがあり、海外を中心に報告されています。
シミが濃くなったように見えるとき
ハイドロキノンを使い始めてから、「かえってシミが濃くなった」と感じる方もいます。
考えられる原因としては、ハイドロキノンによるかぶれで炎症後色素沈着が起きている場合や、紫外線対策が不十分でシミが悪化している場合などがあります。また、ハイドロキノンが変質して刺激が強くなっている可能性もあります。
シミが濃くなったように見える状態が続く場合は、自己判断で使い続けず、いったん使用を中止して皮膚科に相談しましょう。
紫外線対策とパッチテスト
ハイドロキノンを使っている期間は、紫外線対策が欠かせません。紫外線を浴びると新たにメラニンがつくられるため、せっかくのケアの効果が感じにくくなるおそれがあります。日焼け止めを毎日使い、日傘や帽子なども活用しましょう。皮膚科では、夜のみの使用を指示されることもあります。
また、市販のハイドロキノン化粧品をはじめて使用する場合は、製品に記載された使用方法や注意事項を確認してください。使用後に赤みやかゆみ、刺激などがみられた場合は、使用を中止しましょう。
妊娠中や授乳中の方は、使用前に医師に相談してください。レチノールなど、ほかの刺激が出やすい成分と併用する場合も、肌への負担が大きくなることがあるため注意が必要です。
皮膚科でハイドロキノンを処方してもらうには
ハイドロキノンによる治療を希望する場合は、皮膚科や美容皮膚科などの医療機関に相談します。ただし、すべての医療機関でハイドロキノンを取り扱っているわけではありません。
受診先の選び方
ハイドロキノンは美容目的で使われることが多いため、主に美容皮膚科や、自由診療のメニューを設けている皮膚科で取り扱われています。一般の皮膚科ではハイドロキノンを扱っていない場合もあるため、受診前に医療機関の公式サイトで取り扱いの有無や料金を確認しておきましょう。
受診時には、気になるシミの場所や、いつごろからあるのか、これまでに使った化粧品や薬などを伝えると、医師が判断しやすくなります。
保険適用にならない理由
シミ治療を目的としたハイドロキノンの処方は、健康保険が適用されず、自由診療となります。そのため、診察料や薬剤費は全額自己負担となり、料金は医療機関によって異なります。
オンライン診療で相談する方法
近年は、スマートフォンやパソコンを使ったオンライン診療で、ハイドロキノンの処方に対応している医療機関もあります。通院の時間がとりにくい方や、近くにハイドロキノンを扱う医療機関がない方にとっては、選択肢の一つになります。
オンライン診療では、ビデオ通話などで医師の診察を受け、処方された薬が自宅に配送されるのが一般的な流れです。ただし、シミの状態によっては対面での診察が必要と判断される場合もあります。また、医師の判断により処方されないこともあります。
市販品より皮膚科の受診を優先したいケース
次のような場合は、市販のハイドロキノン化粧品を試す前に、皮膚科を受診することをおすすめします。
シミが急に大きくなった、形がいびつ、色むらがある、盛り上がっている、出血するといった場合は、ほかの皮膚疾患の可能性もあるため、早めに受診しましょう。肝斑が疑われる場合や、市販品を数か月使っても変化を感じない場合も、医師に相談することで、自分に合った治療方法が見つかることがあります。
ハイドロキノンの通販・個人輸入の注意点
インターネット上では、海外のハイドロキノン製剤が販売されていることがあります。しかし、個人輸入した製品には品質や安全性などの点で注意が必要です。
海外製品の濃度と品質のリスク
海外製のハイドロキノン製剤には、国内の市販品より高い濃度のものや、ほかの成分を組み合わせたものもあります。個人輸入される製品は、国内の薬機法にもとづく品質・有効性・安全性の確認がされていません。表示と異なる成分が含まれていたり、不衛生な環境で製造されていたりする偽造品のリスクもあります。
外国語の説明書を正しく理解できず、誤った使い方をしてしまうおそれもあるため、自己判断での個人輸入は避けましょう。
医薬品副作用被害救済制度の対象外になる可能性
国内で承認された医薬品を適正に使用したにもかかわらず重い副作用が起きた場合は、医薬品副作用被害救済制度による給付を受けられることがあります。しかし、厚生労働省は、個人輸入された医薬品による健康被害は救済の対象にならないとしています。
また、ハイドロキノンは国内で医薬品として承認されていないため、医療機関で処方された場合も含め、この制度の対象外となる可能性があります。万が一の健康被害に備える意味でも、医師の管理のもとで使うことが大切です。
ハイドロキノンの市販薬に関するよくある質問
ハイドロキノンはマツキヨやウエルシアで買えますか?
マツキヨやウエルシアをはじめとするドラッグストアでは、ハイドロキノン配合の化粧品を取り扱っている店舗があります。ただし、取り扱い商品は店舗によって異なります。いずれも市販薬ではなく化粧品であり、ハイドロキノンを有効成分とする市販薬はドラッグストアでも購入できません。
市販のハイドロキノンは何%から効果がありますか?
何%以上であれば効果があるという明確な基準はありません。皮膚科では4〜5%程度の濃度がよく用いられますが、濃度が高いほど刺激も出やすくなります。効果の感じ方には個人差があるため、濃度だけで判断せず、肌の状態にあわせて選ぶことが大切です。
ハイドロキノンをやめるとシミは戻りますか?
ハイドロキノンの使用をやめたあと、紫外線を浴びるなどしてメラニンが再びつくられると、シミが目立ってくることがあります。使用をやめたあとも、紫外線対策を続けることが大切です。
ハイドロキノンは肝斑にも使えますか?
肝斑に対して、皮膚科でハイドロキノンが処方されることがあります。ただし、肝斑は刺激によって悪化しやすいシミとされており、自己判断で市販品を使うとかえって目立つ場合もあります。肝斑が疑われる場合は、皮膚科で相談しましょう。
妊娠中や授乳中でもハイドロキノンを使えますか?
妊娠中や授乳中のハイドロキノンの使用について、安全性は十分に確立されていません。市販品であっても、使用前に医師に相談してください。
ハイドロキノンとレチノールは一緒に使えますか?
ハイドロキノンとレチノールをあわせて使う方法もありますが、どちらも刺激が出やすい成分のため、赤みや乾燥などの肌トラブルが起きやすくなります。併用を考えている場合は、皮膚科で相談するのが安心です。
ハイドロキノンの市販薬と皮膚科処方の違いのまとめ
市販品と皮膚科処方の使い分け
ハイドロキノンを有効成分とする市販薬は国内になく、ドラッグストアで買えるハイドロキノン配合品は化粧品です。化粧品基準にはハイドロキノン単体の配合上限が定められていないため、市販品の濃度は製品ごとに確認する必要があります。
市販のハイドロキノン化粧品を使用する場合は、配合濃度や使用方法、使用上の注意を確認し、適切な紫外線対策も行いましょう。
シミの種類がわからない場合や、肝斑が疑われる場合、市販品で赤みやかぶれが出た場合は、皮膚科での相談を検討してください。皮膚科でのハイドロキノンの処方は、保険適用外の自由診療になります。
参照リンク
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厚生労働省:化粧品基準(平成12年厚生省告示第331号)
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厚生労働省:医薬品等を海外から購入しようとされる方へ
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独立行政法人 医薬品医療機器総合機構(PMDA):医薬品副作用被害救済制度