フラジール腟錠・内服錠の効果と副作用は?正しい入れ方や飲み方、市販の可否を解説
フラジールは、トリコモナス腟炎や細菌性腟症などの治療に用いられる薬で、腟に入れる腟錠と、内服錠の2つのタイプがあります。婦人科で処方されることが多い一方、「入れ方がわからない」「溶けて出てきたけれど大丈夫なのか」「お酒を飲んでもよいのか」といった不安を抱えたまま使っている方も少なくありません。この記事では、フラジールの効果と作用の仕組み、腟錠の正しい使い方、内服錠の飲み方、副作用と注意点、アルコールとの関係、そして市販で買えるのかという疑問までを、公開情報にもとづいて整理します。
※この記事の内容についての注意事項
本記事は、執筆時点で公開されている情報にもとづく一般的な情報提供を目的としたものであり、特定の治療や使用を推奨・保証するものではありません。効果や副作用の現れ方には個人差があり、すべての人に同じ結果が当てはまるわけではありません。フラジールは処方箋が必要な医療用医薬品です。使用の可否や用法用量、治療方針は、必ず医師の診察を受けて判断してください。自己判断での使用や、海外からの個人輸入による入手は避けてください。また、薬の情報や制度・費用などは変わることがあるため、最新かつ正確な情報は添付文書や公式の情報源、医療機関でご確認ください。
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フラジールとは?効果・効能と特徴
フラジールは、細菌や原虫による感染症の治療に用いられる薬です。細菌に対する抗菌作用と、トリコモナスなどの原虫に対する作用をあわせ持つ点が特徴で、婦人科をはじめ内科や外科の領域でも使われています。
メトロニダゾール製剤としての位置づけ
フラジールの有効成分は、メトロニダゾールという成分です。メトロニダゾールは、細菌や原虫の遺伝情報であるDNAに働きかけることで、抗菌作用や抗原虫作用を示すとされています。ペニシリン系やセフェム系といった一般的な抗菌薬とは働き方が異なり、酸素の少ない環境で増える嫌気性菌や、原虫に対して効果を発揮する点が大きな特徴です。
フラジールは、どのような感染症にも効く薬ではありません。トリコモナス原虫や嫌気性菌による感染症など、限られた病気の治療に用いられます。
腟錠と内服錠の違い
フラジールには、腟の中に入れて使う腟錠250mgと内服錠250mgがあります。有効成分は同じですが、適応となる病気と使い方はまったく異なります。
腟錠が対象とするのは、トリコモナス腟炎と細菌性腟症です。患部に直接作用させるため、成分が血液中にほとんど移行しないとされる点が特徴です。一方の内服錠は、トリコモナス症や細菌性腟症に加えて、嫌気性菌による感染症、感染性腸炎、ヘリコバクター・ピロリ感染症、アメーバ赤痢など、より幅広い病気に用いられます。
腟錠を飲んだり、内服錠を腟に入れたりすることはできません。処方されたものを、指示された方法どおりに使ってください。
先発薬とジェネリック
フラジールは商品名です。有効成分の名称はメトロニダゾールであり、同じ成分でつくられた後発薬(ジェネリック医薬品)は「メトロニダゾール腟錠」などの名称で販売されています。フラジールは商品名で、メトロニダゾールは薬の成分名です。メトロニダゾールを含む薬には、先発医薬品のフラジールと、各社が製造する後発医薬品があります。
効果や品質は同等とされる一方、費用は製品によって異なるため、具体的な負担額は受診先で確認してください。
フラジールの作用の仕組みと対象になる病気
フラジールがどのような病気に使われるのかを、作用の仕組みとあわせて整理します。
原虫や嫌気性菌に作用する仕組み
メトロニダゾールは、体内に取り込まれたあとに変化し、細菌や原虫のDNAを切断するように働くことで、増殖を抑えると考えられています。フラジールは、酸素の少ない環境で増える嫌気性菌や、トリコモナス原虫などに効果を示します。
トリコモナス腟炎
トリコモナス腟炎は、腟トリコモナスという原虫に感染することで起こる病気です。泡状で黄色っぽいおりものの増加、外陰部のかゆみやヒリヒリ感、排尿時の違和感などが現れることがありますが、自覚症状がほとんどないまま経過する場合もあるとされています。
性行為によってうつることが多く、パートナーも同時に検査・治療を受けることが重要とされています。自分だけが治療しても、パートナーが感染したままだと再びうつし合う可能性があるためです。治療が終わるまでは性的接触を控えることがすすめられます。
細菌性腟症
細菌性腟症は、腟内の細菌のバランスが崩れ、特定の菌が増えることで起こる状態です。水っぽい灰色や黄色のおりもの、魚のような特有のにおいが特徴とされますが、こちらも症状が軽い場合があります。放置すると骨盤内の炎症などにつながる可能性が指摘されており、妊娠中は早産との関連も報告されているため、気になる症状があるときは受診が必要です。
内服錠だけに認められている適応
内服錠には、腟の病気以外にも幅広い適応があります。深在性皮膚感染症、骨髄炎、肺炎、肺膿瘍、骨盤内炎症性疾患、腹膜炎、腹腔内膿瘍、肝膿瘍、脳膿瘍といった嫌気性菌による感染症、偽膜性大腸炎を含む感染性腸炎、アメーバ赤痢、ランブル鞭毛虫感染症などです。
また、胃潰瘍などに関わるヘリコバクター・ピロリの除菌治療で、最初の組み合わせによる除菌がうまくいかなかった場合の二次除菌にも用いられます。同じフラジールでも、どの病気に対して処方されたかによって飲む量と期間が変わります。
フラジール腟錠の正しい入れ方と使い方
腟錠は使い慣れない方が多く、入れ方に関する不安が多く検索されています。基本の流れを押さえておくと、落ち着いて使えます。
挿入の手順とタイミング
使用前には必ず手を洗い、清潔な状態にします。仰向けになって両膝を立てる、または片足を少し上げるなど、体の力を抜きやすい姿勢をとり、錠剤を腟の奥に向けてゆっくり挿入します。挿入する深さは指が届く範囲で無理のない位置とされ、強く押し込む必要はありません。
入れるタイミングは、就寝前がすすめられることが多くあります。横になっている時間が長いほど薬が腟内にとどまりやすく、日中の活動で流れ出るのを避けやすいためです。ただし、使用方法や使用するタイミングは、医師の指示に従ってください。
入らない・痛いときの対処
「うまく入らない」「入れるときに痛い」といった場合は、緊張により体に力が入っていることが要因の一つとして考えられます。深呼吸をしてリラックスし、姿勢を調整することで無理なく挿入しやすくなる場合があります。
一方で、炎症が強い、乾燥している、そのほかの原因があるといった理由で痛みが出ている可能性もあります。無理に押し込むと粘膜を傷つけるおそれがあるため、痛みが強いときや何度試しても入らないときは、自己判断で続けず、処方を受けた医療機関に相談してください。正しい使い方について説明を受けられるほか、別の治療法が検討されることもあります。
使用期間と自己判断で中断しないこと
用法は病気によって異なります。トリコモナス腟炎では、1クールとして1日1回250mgを10日から14日間、腟内に挿入するとされています。細菌性腟症では、1日1回250mgを7日から10日間、腟内に挿入するとされています。
「症状が治まったから一回だけで終わりにしてよいか」という疑問も多く見られますが、症状が軽くなっても原因となる菌や原虫が残っている場合があります。途中でやめると再発したり、治療が長引いたりするおそれがあるため、指示された期間は続けることが基本です。医師の指示なしに、自分の判断で使用を中止しないでください。
使い忘れたときの対応
使い忘れに気づいたときは、できるだけ早く1回分を使用し、その後は指示どおりの時間に戻します。絶対に2回分を一度に使ってはいけません。誤って多く使ってしまった場合は、医師または薬剤師に相談してください。
フラジール腟錠を使ったあとに起こる変化
腟錠を使用すると、薬が溶けて腟外に出てくることがあります。多くは心配のいらない変化ですが、症状によっては医師への相談が必要です。
溶ける時間と、しゅわしゅわする感覚
腟錠は、体温や腟内の分泌物によって時間をかけて徐々に溶けていくとされています。溶けていく過程で、しゅわしゅわとした感覚や、じんわりと温かく感じるといった違和感を覚える方がいます。多くは一時的なものですが、強い刺激感や痛み、熱をもったような感覚が続く場合は、そのまま使い続けず医療機関に相談してください。
白いカスやおりものの変化
溶けた薬の成分が、白いカスやポロポロとした塊のようになって出てくることがあります。使用中におりものが増えたように感じたり、水っぽくなったりするのも、薬が溶け出したものが混ざるためと説明されることがあります。下着に付着するのが気になる場合は、おりものシートなどを使うと過ごしやすくなります。
ただし、においが強くなったり、黄色や緑色のおりものが出たり、強いかゆみを伴ったりする場合は、感染症など別の原因が考えられます。医療機関を受診してください。
生理中の使用について
使用期間が10日以上にわたることもあるため、途中で生理が始まることがあります。生理中の扱いは、症状や治療の状況によって判断が変わるため、あらかじめ医師に確認しておくとよいでしょう。自己判断で中断すると治療が不十分になるおそれがある一方、経血によって薬が流れ出ることもあります。使用を続けるか迷った場合は、処方した医師または薬剤師に相談してください。
出血やピンク色のおりものが出たとき
使用中に少量の出血が見られたり、おりものがピンク色になったりすることがあります。挿入時に粘膜がわずかに傷ついた場合や、炎症がある部位から出血した場合などが考えられます。症状がごく軽微な場合もありますが、出血が続く場合や量が多いとき、また腹痛を伴う場合などは自己判断で放置せず、早めに処方した医師へ相談してください。
フラジール内服錠の飲み方・服用方法
内服錠は適応が広く、病気ごとに飲む量と期間が変わります。処方時の指示に従うことが大前提です。
病気ごとの用法用量
添付文書では、成人に対する用法として次のように示されています。トリコモナス症では、1クールとして1回250mgを1日2回、10日間服用します。細菌性腟症では、1回250mgを1日3回、または1回500mgを1日2回、7日間服用します。嫌気性菌感染症では、1回500mgを1日3回または4回服用します。感染性腸炎では、1回250mgを1日4回、または1回500mgを1日3回、10日から14日間服用します。アメーバ赤痢では1回500mgを1日3回10日間、ランブル鞭毛虫感染症では1回250mgを1日3回5日から7日間とされています。
ヘリコバクター・ピロリの二次除菌では、メトロニダゾール250mg、アモキシシリン750mg、プロトンポンプ阻害薬の3剤を、1日2回、7日間服用します。
フラジールは、治療する病気によって服用量や服用期間が異なります。以前処方された薬が残っていても、別の症状に自己判断で使用しないでください。
効き目を感じるまでの期間
効果を実感するまでの時間には個人差があり、病気の種類や重症度によっても異なります。症状の程度や個人差によりますが、治療開始から数日程度でおりものの状態やかゆみなどの自覚症状が落ち着いてくるケースもあります。
一方で、症状が落ち着いても原因となる菌や原虫が残っていることがあるため、決められた期間を飲み切ることが大切です。反対に、数日たっても改善しない、あるいは悪化する場合は、自己判断で飲み続けず医療機関に相談してください。
飲み忘れ・保管
飲み忘れに気づいたときは、できるだけ早く1回分を飲み、その後は指示どおりの時間に戻します。2回分を一度に飲んではいけません。錠剤はPTPシート(包装)から必ず取り出して服用し、シートのまま飲み込まないよう注意してください。保管は直射日光や高温多湿を避け、子どもの手の届かない場所で行います。
フラジールの副作用と注意点
フラジールは有効な薬ですが、副作用が現れることがあります。あらかじめ知っておくことで、気になる症状が現れた際に適切に対応しやすくなります。
比較的多い副作用
内服錠では、吐き気、食欲不振、腹痛、下痢などの消化器症状がみられることがあります。また、口の中が苦く感じたり、金属のような味がしたりすることもあります。尿の色が濃くなることがありますが、多くは薬の影響によるもので、通常は大きな心配はいりません。症状が強い場合や長く続く場合は、医師または薬剤師に相談してください。
重大な副作用と受診の目安
頻度は高くないものの、重大な副作用が報告されています。添付文書では、末梢神経障害、中枢神経障害、無菌性髄膜炎、中毒性表皮壊死融解症や皮膚粘膜眼症候群といった重い皮膚症状、急性膵炎、白血球減少や好中球減少、肝機能障害、QT延長・心室頻拍などが挙げられています。
とくに神経に関する症状には注意が必要です。手足のしびれや異常な感覚、ふらつき、歩行のしにくさ、意識がぼんやりする、言葉が出にくい、けいれん、幻覚といった症状が現れた場合は、使用を中止してすぐに医療機関へ連絡してください。10日を超えて服用する場合や、1日1500mg以上の高用量を使う場合には、こうした副作用の発現にとくに注意するよう記載されています。そのほか、強い腹痛や背中の痛み、発疹や皮膚のただれ、発熱を伴うのどの痛み、皮膚や白目が黄色くなるといった異変があるときも、速やかに受診してください。
腟錠で起こりやすい局所の症状
腟錠を使用すると、ヒリヒリしたり、しみたりすることがあります。症状が強い場合や続く場合は、次の使用前に医師へ相談してください。
使用できない人・慎重な判断が必要な人
成分に対して過敏症の既往がある方、脳や脊髄に器質的な疾患のある方(脳膿瘍を除く)、妊娠3ヶ月以内の方には使用しないこととされています。ただし妊娠3ヶ月以内であっても、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される疾患の場合は例外とされています。
また、血液の病気がある方、肝機能が低下している方などは、慎重な判断が必要とされています。持病や現在使っている薬、サプリメントは、すべて診察時に伝えてください。
フラジール使用中にお酒を飲んではいけない理由
アルコールで起こる反応
フラジールの服用中にアルコールを飲むと、腹部の強い痛み(疝痛)、嘔吐、顔などが赤くほてる潮紅といった症状が起こることがあると添付文書に記載されており、服用期間中は禁酒することとされています。「少しだけなら大丈夫だろう」と考えず、治療中は飲酒を避けてください。
これは、体内でアルコールが分解される過程に薬が影響し、二日酔いに似た不快な症状を引き起こすためと説明されています。ビールやチューハイのような度数の低いお酒でも起こりうるとされるほか、料理酒やアルコールを含む栄養ドリンク、菓子などにも注意が必要と案内される場合があります。治療期間中は、口に入れるものにアルコールが含まれていないか意識しておくと安心です。
いつまで控えればよいか
服用中だけでなく、服用終了後も一定期間は飲酒を避けてください。 実際にどのくらいの期間控えるべきかは、処方内容や体質によって説明が異なるため、処方を受けた医師や薬剤師の指示に従ってください。うっかり飲んでしまった場合も、慌てず、体調に異変を感じたときは医療機関に相談してください。
腟錠の場合の考え方
腟錠は患部に直接作用させる薬で、成分が血液中にほとんど移行しないとされています。ただし、飲酒の可否については処方時に説明がある場合もあり、実際に禁酒を指示されることもあります。腟錠だから問題ないと自己判断せず、処方した医師または薬剤師に確認してください。
フラジールでカンジダになる?治療後に起こる変化
なぜカンジダが出ることがあるのか
腟錠の副作用として、添付文書にはカンジダ・アルビカンスの出現が記載されています。フラジールは細菌や原虫に作用する薬であり、腟内にもともといる菌のバランスを変えることがあります。その結果、抑えられていた真菌であるカンジダが増えやすくなり、かゆみや白いおりものといった腟カンジダの症状が現れることがあると考えられています。
治療中や治療後に強いかゆみ、酒粕やカッテージチーズのようなおりものが出てきた場合は、我慢せず受診してください。カンジダに対しては別の治療が必要になります。
カンジダには効くのか
フラジールは抗真菌薬ではないため、カンジダ症の治療には使用できません。 カンジダは真菌(カビの仲間)による感染で、治療には抗真菌薬が用いられます。かゆみやおりものの異常といった症状は、細菌性腟症、トリコモナス腟炎、カンジダで似ている部分があり、自己判断で区別することは難しいとされています。だからこそ、検査によって原因を確かめたうえで薬を選ぶことが大切です。
症状が続く・繰り返すときの対応
治療を終えても症状が改善しない、いったん治まったのにすぐ再発するという場合は、原因が別にある、パートナーから再び感染している、といった可能性が考えられます。自己判断で市販薬を試したり、以前の薬を使い回したりせず、改めて医療機関で相談してください。
妊娠中・授乳中の使用と性行為の注意
女性の治療で使われることが多い薬のため、妊娠や性行為に関する注意点も押さえておきましょう。
妊娠中の使用
内服錠は、妊娠3ヶ月以内の方には原則として使用しないこととされています。妊娠中・妊娠している可能性がある場合は、必ず事前に申し出てください。妊娠の時期や病気の状態によっては、治療上の有益性が危険性を上回ると判断された場合に限って使用が検討されることもあります。腟錠についても、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ使用することとされています。いずれも自己判断はせず、医師の判断に委ねてください。
なお、妊娠中はおりものの量や性状が変わりやすく、感染による症状との区別がつきにくいことがあります。細菌性腟症は妊娠中の早産との関連が報告されており、放置してよいものではありません。妊娠中に気になる症状があるときは、薬を使えないのではと自己判断で我慢せず、かかりつけの産婦人科に相談してください。
授乳中の使用
授乳中に使用する場合は、治療の必要性と授乳を続ける利点を踏まえて、授乳を続けるか中止するかを医師と相談します。授乳中であることを、あらかじめ医師に伝えてください。
治療中の性行為とパートナーの治療
トリコモナス腟炎は性行為でうつる感染症であり、治療が完了するまでは性的接触を控えることがすすめられます。自分だけが治療しても、パートナーが感染したままでは再びうつし合うことになりかねません。パートナーにも検査と治療を受けてもらうことが、確実に治すうえで重要とされています。いつから再開してよいかは、治癒の確認を含めて医師に確認してください。
フラジールは市販で買える?入手方法と注意
ドラッグストアで買えるのか
フラジールは、腟錠・内服錠ともに医師の処方箋が必要な医療用医薬品です。ドラッグストアや薬局で、市販薬として購入することはできません。
通販・個人輸入のリスク
インターネット上で販売されているように見えることがありますが、その多くは海外からの個人輸入にあたります。個人輸入した医薬品には、偽造品や品質が確認できない製品が含まれるおそれがあり、成分量が表示と異なる、不純物が混じっているといった健康被害のリスクが指摘されています。厚生労働省も、個人輸入による安易な使用を控えるよう注意を呼びかけています。
医薬品を正しく使用したにもかかわらず、重い副作用が生じた場合には、公的な救済制度を利用できることがあります。ただし、個人輸入した医薬品による健康被害は、救済制度の対象になりません。フラジールは、飲酒との併用や神経系の副作用に注意が必要な薬です。個人輸入などで入手し、自己判断で使用しないでください。
医療機関・オンライン診療での受診
治療を検討する場合は、医療機関を受診し、医師の診察と検査を受けたうえで、必要と判断されれば処方を受けるのが基本の流れです。おりものの異常やかゆみは複数の病気で似た症状が出るため、原因を確かめることが適切な治療につながります。近年は対面での通院に加えて、オンライン診療という選択肢も広がっており、受診しにくいと感じている方でも相談しやすくなっています。
フラジールに関するよくある質問
一回だけの使用でも効果はありますか?
症状が軽くなっても、原因となる菌や原虫が残っている場合があります。指示された期間を使い切らないと再発や治療の長期化につながるおそれがあるため、自己判断で中止しないでください。
腟錠が溶けて白いカスのように出てきましたが大丈夫ですか?
溶けた薬の成分が出てくることは起こりうるとされています。ただし、においが強くなる、色が変わる、強いかゆみを伴うといった変化がある場合は、医療機関で確認してもらうと安心です。
生理中でも使えますか?
治療の状況によって判断が変わるため、あらかじめ医師に確認しておくのが確実です。自己判断で中断すると治療が不十分になるおそれがあります。
ドラッグストアや通販で購入できますか?
処方箋が必要な医療用医薬品のため、店頭での購入はできません。通販で見かけるものの多くは個人輸入にあたり、偽造品や健康被害のリスク、救済制度の対象外といった問題があるため避けてください。
カンジダには効きますか?
抗真菌薬ではないため、カンジダへの効果は期待できません。むしろ治療の過程でカンジダの症状が現れることがあり、その場合は別の薬による治療が必要になります。
治療中の性行為はいつから再開できますか?
トリコモナス腟炎は性行為でうつる感染症のため、治療が完了するまでは控えることがすすめられます。再開の時期は、治癒の確認を含めて医師に確認してください。
フラジールの効果・副作用と正しい使い方のまと
腟錠を使うときの要点
腟錠は、トリコモナス腟炎と細菌性腟症に用いられ、トリコモナス腟炎では10日から14日間、細菌性腟症では7日から10日間、1日1回250mgを腟内に挿入するとされています。就寝前に使うと薬がとどまりやすく、溶けたものが白いカスとして出てくることがあります。腟錠がうまく入らない場合や、痛みがある場合は無理に使用せず、医師に相談してください。また、症状が改善しても、自己判断で中止せず、指示された期間は使用を続けることが大切です。
内服錠を使うときの要点
内服錠は適応が広く、病気ごとに量と期間が大きく異なります。とくに注意したいのが飲酒で、服用期間中は禁酒することとされています。手足のしびれやふらつきなど神経に関する症状が出た場合は、すぐに使用を中止して医療機関に連絡してください。妊娠3ヶ月以内は原則として使用できません。
受診と正しい入手について
フラジールは処方箋が必要な医療用医薬品であり、市販で購入することはできません。海外製を個人輸入する使い方は、偽造品や健康被害のリスク、救済制度の対象外といった問題があるため避けてください。おりものの異常やかゆみは複数の病気で症状が似ているため、検査で原因を確かめたうえで治療を受けることが、確実な改善につながります。
参照リンク
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フラジール腟錠250mg(KEGG MEDICUS)
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フラジール内服錠250mg(KEGG MEDICUS)
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医薬品等の個人輸入について(厚生労働省)