アダパレンの効果は?ニキビへの効き目と副作用、正しい塗り方、市販で買えるかを解説

皮膚科でニキビ治療に処方されることの多いアダパレン。「アダパレンにはどんな効果があるのか」「塗り始めたら赤みや皮むけが出て不安」「市販で買えるのか」など、アダパレンの効果や使い方について疑問を持つ方は少なくありません。


アダパレンは、ディフェリンゲルの有効成分で、毛穴のつまりを改善することでニキビに効果を発揮する外用薬です。国内の尋常性ざ瘡治療ガイドラインでも、ニキビ治療の中心となる薬のひとつとして位置づけられています。


一方で、使い始めに乾燥や皮むけなどの副作用が出やすく、正しい塗り方を知っておくことが大切な薬でもあります。


この記事では、アダパレンの効果と作用の仕組み、ニキビ跡や毛穴への効果、副作用とその対処、正しい塗り方、経過の目安、ほかのニキビ治療薬との違い、市販で買えるかどうかまでを解説します。


※本記事に関するご注意

  • 本記事は、執筆時点で確認できた公開情報をもとにした一般的な情報提供を目的としており、特定の効果を保証するものではありません。

  • アダパレンの効果や副作用のあらわれ方には個人差があります。

  • アダパレンは医師の処方が必要な処方箋医薬品です。妊婦または妊娠している可能性のある方は使用できません。使用については、必ず医師の診察と指示にしたがってください。

  • 製品の情報や取り扱いは変更される場合があります。最新の情報は、製造販売元や医療機関の公式情報でご確認ください。

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アダパレンとは?ディフェリンゲルの有効成分

アダパレンの効果を知る前に、まずはアダパレンがどのような薬なのかを整理しておきましょう。


アダパレンはどんな薬か

アダパレンは、尋常性ざ瘡、いわゆるニキビの治療に使われる外用薬の有効成分です。ビタミンAの誘導体であるレチノイドに似たはたらきを持つことから、レチノイド様作用を持つ薬と呼ばれることもあります。


アダパレンを有効成分とするディフェリンゲル0.1%は、皮膚の角化を調整し、毛穴のつまりを改善することでニキビに効果を示します。
ニキビは、毛穴の出口に角質がたまって毛穴がつまることから始まります。アダパレンはこの毛穴のつまりを改善し、ニキビができにくい状態に整える薬です。


アダパレンは、医師の処方が必要な処方箋医薬品で、劇薬に指定されています。国内では2008年にディフェリンゲルとして承認され、ニキビ治療の選択肢として広く使われるようになりました。


ディフェリンゲルとアダパレンゲルの関係

ディフェリンゲル0.1%は、マルホ株式会社が製造販売する、アダパレンを0.1%含むゲル剤です。現在は、ジェネリック医薬品としてアダパレンゲル0.1%も複数のメーカーから販売されています。


ディフェリンゲルとアダパレンゲルは、有効成分と濃度が同じで、効能・効果や用法・用量も共通しています。どちらが処方されるかは、医療機関や薬局の採用状況、患者さんの希望などによって異なります。


なお、アダパレンと過酸化ベンゾイルを組み合わせた配合剤もあり、ニキビの状態によって使い分けられます。

アダパレンの効果

アダパレンは、毛穴のつまりを改善することで、ニキビの初期段階から作用する治療薬です。どのようなニキビに効果が期待できるのか、詳しく見ていきましょう。


アダパレンが毛穴のつまりを改善する仕組み

ニキビは、毛穴の出口の角質が厚くなって毛穴がつまり、皮脂がたまることから始まります。この毛穴がつまった状態を面皰(めんぽう)と呼び、白ニキビや黒ニキビとして目に見えるようになります。


さらに、たまった皮脂の中でアクネ菌が増えると、炎症が起きて赤ニキビへと進行します。


アダパレンは、毛穴の出口の角化を抑えるはたらきによって、毛穴のつまりを改善する効果があるとされています。毛穴のつまりが改善されることで、すでにある面皰が減るだけでなく、新しい面皰ができにくくなると考えられています。


このように、アダパレンはニキビのはじまりである面皰に作用するため、ニキビを繰り返しにくい肌の状態を目指す治療に用いられます。


アダパレンの白ニキビ・黒ニキビへの効果

アダパレンの効果がとくに期待されるのは、毛穴がつまった段階の白ニキビや黒ニキビです。


ディフェリンゲルの国内臨床試験では、12週間の使用で、ニキビ(皮疹)の総数の減少率は、基剤群の36.9%に対してディフェリンゲル群では63.2%でした。毛穴のつまりによる面皰だけでなく、赤く腫れた炎症性のニキビを含め、全体として改善が確認されています。

尋常性痤瘡・酒皶治療ガイドライン2023でも、アダパレンは面皰と炎症性皮疹の治療に強く推奨される薬のひとつとされています。


白ニキビや黒ニキビは、痛みや赤みが少ないため放置されがちですが、そのままにしておくと赤ニキビへと進行することがあります。アダパレンの効果を活かして早い段階から毛穴のつまりを改善することは、ニキビの悪化やニキビ跡を防ぐうえでも大切だと考えられています。


アダパレンの赤ニキビへの効果

アダパレンは、炎症を起こした赤ニキビに対しても効果が期待できるとされています。ただし、炎症が強い赤ニキビでは、アクネ菌に作用する抗菌薬の塗り薬や飲み薬、過酸化ベンゾイルなどとあわせて使われることが多くあります。


赤ニキビが落ち着いたあとも、アダパレンで毛穴のつまりを防ぐ治療を続けることで、ニキビの再発を抑えることが期待されます。ガイドラインでも、炎症が落ち着いたあとの維持療法として、アダパレンなどの使用が推奨されています。


結節や嚢腫と呼ばれる、しこりのように大きく腫れたニキビには、ほかの適切な処置を行うこととされています。


アダパレンの効果が出るまでの期間

アダパレンの効果が出るまでには、ある程度の時間がかかります。一般的に、効果を感じ始めるまでに2週間から1か月程度、はっきりとした効果を実感するまでに2〜3か月程度かかるといわれています。


ディフェリンゲルは、治療開始から3か月以内に症状の改善が認められない場合は使用を中止することとされています。アダパレンの効果が出るまでの期間は、ニキビの重症度や肌質によっても異なります。


塗り始めてすぐに効果が出ないからといって自己判断でやめず、まずは医師の指示どおりに続けることが大切です。一方で、3か月たっても変化がない場合は、医師に相談して治療方針を見直してもらいましょう。

アダパレンはニキビ跡や毛穴にも効果がある?

アダパレンはニキビ治療に使われる薬ですが、ニキビ跡や毛穴にも効果があるのでしょうか。それぞれについて解説します。

アダパレンのニキビ跡への効果

アダパレンの効能・効果は尋常性ざ瘡で、ニキビ跡の治療は効能・効果に含まれていません。赤みや色素沈着が残ったニキビ跡や、クレーター状に凹んだニキビ跡に対して、アダパレンの効果は認められていません。


アダパレンで新しいニキビができにくくなることは、結果としてニキビ跡が増えるのを防ぐことにつながると考えられます。すでにできたニキビ跡が気になる場合は、皮膚科や美容皮膚科で、ニキビ跡に適した治療法について相談しましょう。


ニキビ跡の治療には、ケミカルピーリングやレーザー治療などの方法があり、多くは保険適用外の自由診療となります。ニキビが続いている段階では、まずアダパレンなどでニキビそのものを治療することが、ニキビ跡を増やさないための基本になります。


アダパレンの毛穴・いちご鼻への効果

アダパレンは毛穴のつまりを改善するはたらきを持つため、毛穴の黒ずみや、いわゆるいちご鼻が気になる方にも効果があるのではないかと考えられることがあります。


しかし、アダパレンの効能・効果はあくまで尋常性ざ瘡であり、ニキビではない毛穴の黒ずみや開きの改善を目的とした薬ではありません。また、鼻翼、つまり小鼻の部分は刺激が出やすいため、塗布を避けるよう注意喚起されています。いちご鼻の改善を目的に、自己判断でアダパレンを鼻に塗ることは避けましょう。


ニキビに伴う毛穴のつまりに対しては、アダパレンで毛穴の状態が整うことで、結果として毛穴が目立ちにくくなったと感じる方もいます。ただし、その変化はあくまでニキビ治療の一環として得られるもので、毛穴の開きそのものを治療する薬ではない点を理解しておきましょう。毛穴の悩みが中心の場合は、皮膚科や美容皮膚科で相談するのがおすすめです。

アダパレンの副作用

アダパレンを使い始めると、乾燥や赤み、皮むけ、ヒリヒリ感などの皮膚症状がみられることがあります。どのような副作用があるのか、また症状が出たときにどう対処すればよいのかを確認しておきましょう。


アダパレンの主な副作用

ディフェリンゲルの添付文書では、主な副作用として、皮膚乾燥が56.1%、皮膚不快感が47.6%、皮膚剥脱、つまり皮むけが33.5%、紅斑が21.9%と報告されています。


これらの副作用は、使い始めてから2週間以内にあらわれることが多く、通常は軽度で、使い続けるうちに落ち着いていくことが多いとされています。アダパレンを使い始めてヒリヒリする、赤くなる、皮がむけるといった症状が出るのは、珍しいことではありません。


こうした副作用は、アダパレンが毛穴の角化にはたらきかける過程で起こると考えられています。副作用が出たからといってアダパレンが肌に合わないとは限らず、多くの場合は使い続けるうちに肌が慣れていくとされています。ただし、症状の程度には個人差があるため、不安な場合は医師に相談しましょう。


アダパレンの副作用がひどいと感じるときの対処

アダパレンの副作用がひどいと感じる場合は、まず保湿を十分に行いましょう。乾燥や皮むけは、保湿剤をしっかり使うことでやわらぐことがあります。


保湿剤は、刺激の少ないものを選ぶことが大切です。皮膚科では、アダパレンとあわせてヘパリン類似物質などの保湿剤が処方されることもあります。


市販の保湿剤を使う場合も、香料やアルコールなど刺激になりやすい成分が少ないものを選ぶと安心です。


それでも刺激が強い場合は、医師の指示のもとで、塗る回数を減らす、塗る範囲を狭める、一時的に休むといった調整が行われることがあります。自己判断で量を増やしたり、急にやめたりせず、処方した医師に相談しましょう。


過敏症状や、重度の皮膚刺激があらわれた場合は使用を中止することとされています。強い腫れやただれ、我慢できないほどの痛みやかゆみが出た場合は、すぐに使用を中止して医療機関を受診してください。


アダパレンを使えない人・注意が必要な人

アダパレンを使えない人として、次のような方が挙げられています。


アダパレンは、妊婦または妊娠している可能性のある方は使用できません。また、アダパレンの成分に対して過敏症を起こしたことがある方も使用できません。


治療中に妊娠を希望する場合や、妊娠がわかった場合は、すぐに医師に相談してください。


授乳中の方については、治療上の有益性と母乳栄養の有益性を考慮して、使用を続けるかどうかを判断することとされています。また、12歳未満の小児を対象とした臨床試験は実施されていません。

アダパレンの正しい塗り方・使い方

アダパレンの効果を活かしながら副作用を抑えるためには、正しい塗り方と使い方を守ることが大切です。ここではもとづく基本的な使い方を紹介しますが、医師から指示がある場合はその指示にしたがってください。


  1. 就寝前に、洗顔料でやさしく洗顔する

  2. タオルで押さえるように水分をふき取る

  3. 医師の指示にしたがって保湿剤を塗る(塗る順番は処方時に確認)

  4. アダパレンを適量取り、ニキビのある部分に薄く均一にのばす

  5. 目・口唇・鼻翼・粘膜には塗らない

  6. 翌朝は洗顔し、日中は紫外線対策を行う


アダパレンを塗るタイミングと量

アダパレンの用法・用量は、1日1回、洗顔後の就寝前に患部へ適量を塗布するとされています。

アダパレンは、顔のニキビ(尋常性ざ瘡)に使用する薬です。顔以外の部位に対する有効性・安全性は確立していないため、背中や胸のニキビなどに自己判断で使用することは避けましょう。

塗る量は、多ければ効果が高まるわけではありません。量が多すぎると、乾燥や刺激などの副作用が強く出やすくなります。薄く均一にのばすことを意識し、実際の量は処方時に医師や薬剤師に確認しましょう。


アダパレンと保湿剤・ほかの塗り薬の順番

アダパレンは乾燥が起こりやすいため、保湿剤とあわせて使うことが多い薬です。保湿剤は、洗顔後に先に塗ってからアダパレンを重ねる方法や、アダパレンのあとに塗る方法があり、医療機関によって指示が異なります。


ゼビアックスなどの抗菌薬の塗り薬とアダパレンを一緒に使う場合も、塗る順番や塗る範囲は医師の指示にしたがいましょう。ほかの刺激性のある外用剤と併用する場合は、刺激が強くなるおそれがあるため注意が必要とされています。


アダパレンを使うときに避けたいこと

アダパレンを使うときに避けたいことを、注意点をもとに整理します。


アダパレンは、目、口唇、鼻翼、粘膜を避けて塗るように注意喚起されています。目に入った場合は、すぐに水で洗い流してください。


また、アダパレンを使っている間は、過度な紫外線を避けることとされています。日焼け止めや帽子などで紫外線対策を行いましょう。


ピーリング剤やスクラブ洗顔など、肌への刺激が強いスキンケアを併用すると、副作用が強く出ることがあります。アダパレンを使っている間のスキンケアについては、医師や薬剤師に確認しておくと安心です。


また、ニキビをつぶしたり、皮むけした部分を無理にはがしたりすることも避けましょう。肌に傷がつくと、炎症が悪化したり、ニキビ跡が残りやすくなったりすることがあります。

アダパレンを使ったときの経過

アダパレンは、使い始めてすぐにニキビが改善する薬ではありません。また、治療初期には乾燥や赤み、皮むけなどがみられることがあります。使い始めてから効果を実感するまでの経過を見ていきましょう。


時期

主な肌の変化

使い始め〜2週間程度

乾燥、皮むけ、ヒリヒリ感、赤みが出やすい。一時的にニキビが増えたように感じることもある

2週間〜1か月程度

副作用が徐々に落ち着いてくることが多い。ニキビの変化を感じ始める人もいる

2〜3か月程度

効果を実感しやすくなる時期。3か月以内に改善がない場合は医師に相談

ニキビが落ち着いたあと

再発を防ぐ維持療法として、医師の判断で継続することがある


アダパレンの使い始めの経過

アダパレンを使い始めてから2週間程度は、乾燥や皮むけ、ヒリヒリ感などの副作用が出やすい時期です。また、この時期に一時的にニキビが増えたように感じることもあります。


これは、毛穴の中にたまっていた皮脂や角質が押し出されてくるためと考えられています。この時期にアダパレンをやめてしまうと、効果を実感する前に治療が終わってしまうことになるため、医師の指示どおりに続けることが大切です。


使い始めの時期を過ぎると、副作用は徐々に落ち着いていくことが多く、1か月前後からニキビの数が減ってきたと感じる方が増えてきます。


アダパレンの経過を確認するために、治療開始時の肌の状態を写真に残しておく方法もあります。変化はゆっくりあらわれることが多いため、以前と比べることで、効果を実感しやすくなることがあります。受診時に医師に見せると、経過を判断する材料にもなります。


アダパレンを続ける期間とやめるタイミング

アダパレンの効果をしっかり実感するには、2〜3か月程度続けることが一般的です。ニキビが落ち着いたあとも、再発を防ぐ維持療法として、アダパレンを続けるよう指示されることがあります。


維持療法を続ける期間は、ニキビの状態や再発のしやすさによって異なります。アダパレンをやめるタイミングは、ニキビの状態を見て医師が判断します。


ニキビが減ったからといって自己判断でやめると、再びニキビができやすくなることがあるため、医師と相談しながら進めましょう。

アダパレンとほかのニキビ治療薬の違い

ニキビ治療には、アダパレン以外にもさまざまな塗り薬があります。それぞれ作用のしくみや適したニキビが異なるため、主な治療薬との違いを見ていきましょう。


項目

アダパレン

ベピオゲル

エピデュオゲル

有効成分

アダパレン0.1%

過酸化ベンゾイル

アダパレンと過酸化ベンゾイル

主な作用

毛穴のつまりの改善

抗菌作用、ピーリング作用

毛穴のつまりの改善と抗菌作用

妊娠中の使用

禁忌

禁忌とはされていない

禁忌

入手方法

処方(保険適用)

処方(保険適用)

処方(保険適用)



アダパレンとベピオゲルの違い

ベピオゲルは、過酸化ベンゾイルを有効成分とするニキビ治療薬です。過酸化ベンゾイルは、アクネ菌に対する抗菌作用と、角質をはがれやすくするピーリング作用を持つとされています。


アダパレンは毛穴のつまりを改善する作用が中心であるのに対し、ベピオゲルは抗菌作用とピーリング作用をあわせ持つ点が違いです。ベピオゲルは妊娠中の使用が禁忌とはされていない点も、アダパレンとの違いのひとつです。


どちらが適しているかは、ニキビの状態や肌質、妊娠・授乳の有無などを考慮して医師が判断します。


アダパレンとレチノール・トレチノインの違い

レチノールやトレチノインも、ビタミンAの仲間として知られる成分です。


レチノールは、化粧品に配合されることの多い成分で、作用はおだやかです。トレチノインは作用が強く、シミやニキビの治療に使われることがありますが、国内では外用薬として承認されておらず、自由診療で処方されます。


アダパレンは、レチノイドに似たはたらきを持つ成分として開発された薬で、国内でニキビ治療薬として承認され、保険診療で処方されます。


レチノール配合の化粧品を使っている方がアダパレンの処方を受けた場合は、刺激が重なるおそれがあるため、化粧品の使用を続けてよいかを医師に確認しておきましょう。レチノール化粧品で同じ効果が得られるわけではない点にも注意が必要です。


アダパレンと過酸化ベンゾイルの配合剤

アダパレンと過酸化ベンゾイルを組み合わせた配合剤として、エピデュオゲルがあります。アダパレンによる毛穴のつまりの改善と、過酸化ベンゾイルによる抗菌作用を1本で得られる点が特徴です。


一方で、2つの成分を含むため、刺激が強く出ることもあります。アダパレン単独とするか配合剤とするかは、医師がニキビの状態を見て判断します。

アダパレンは市販で買える?

アダパレンを含む医薬品は、ドラッグストアなどで市販されていません。使用するには医療機関を受診し、医師の診察を受けて処方してもらう必要があります。入手方法について詳しく見ていきましょう。


アダパレンの市販薬はない

アダパレンは処方箋医薬品のため、アダパレンを配合した市販薬はありません。ドラッグストアでアダパレンゲルを市販薬として購入することはできず、医療機関で処方を受ける必要があります。


ドラッグストアで購入できるニキビ用の市販薬には、イオウやイブプロフェンピコノールなどを配合したものがありますが、アダパレンとは成分も作用も異なります。


市販のニキビ薬を使っても改善しない場合や、ニキビを繰り返している場合、赤ニキビが多い場合は、市販薬で様子を見続けるよりも、皮膚科を受診してアダパレンなどの処方を相談するのがおすすめです。保険が適用されるため、費用面でも受診のハードルは高くないと考えられます。


アダパレンの通販・個人輸入のリスク

インターネット上では、海外製のアダパレン製剤を個人輸入で購入できるサイトも見られます。しかし、個人輸入される医薬品は、国内の薬機法にもとづく品質・有効性・安全性の確認がされておらず、偽造品のリスクもあります。


厚生労働省は、個人輸入された医薬品による健康被害は、医薬品副作用被害救済制度の対象にならないとしています。とくにアダパレンは、妊娠中には使用できないなど注意すべき点のある薬です。医師の診察を受けずに使うことは避けましょう。


アダパレンを通販で購入できるとうたうサイトのなかには、国内で承認されていない濃度の製品や、成分が確認できない製品を扱っているものもあります。アダパレンの通販を検討している場合も、まずは医療機関での処方を検討してください。


アダパレンを処方で入手する方法

アダパレンは、皮膚科などを受診し、ニキビと診断された場合に処方されます。尋常性ざ瘡の治療として処方されるため、保険が適用されます。


近年は、スマートフォンやパソコンを使ったオンライン診療で、ニキビの相談ができる医療機関もあります。ただし、症状によっては対面での診察が必要と判断される場合や、医師の判断により処方されない場合もあります。


受診の際は、ニキビができている部位や、いつごろから症状があるか、これまでに使った市販薬や化粧品などを伝えると、医師が治療方針を判断しやすくなります。妊娠の可能性がある場合や、授乳中の場合も、必ず伝えてください。

アダパレンに関するよくある質問

アダパレンは顔全体に塗ってもいいですか?

アダパレンは、ニキビのできている部分だけでなく、ニキビができやすい範囲に広めに塗るよう指示されることがあります。アダパレンを顔全体に塗るかどうかを含め、塗る範囲は医師の指示にしたがい、目や口唇、小鼻、粘膜は避けて塗りましょう。


アダパレンは化粧水の前と後のどちらに塗りますか?

アダパレンと化粧水や保湿剤の順番は、医療機関によって指示が異なります。刺激を抑えるために保湿剤を先に塗るよう指示されることもあるため、処方時に確認しましょう。


アダパレンは保険適用されますか?

アダパレンは、尋常性ざ瘡の治療薬として承認されており、ニキビの治療として処方される場合は保険が適用されます。


アダパレンにステロイドは含まれていますか?

アダパレンはステロイドではなく、ステロイドも含まれていません。ただし、刺激や乾燥などの副作用が出やすい薬のため、使い方には注意が必要です。


妊娠中でもアダパレンを使えますか?

アダパレンは、妊婦または妊娠している可能性のある方には使用できません。治療中に妊娠がわかった場合は、使用を中止して医師に相談してください。


アダパレンを塗り忘れたらどうすればいいですか?

塗り忘れに気づいた場合は、次の就寝前から通常どおり1回分を塗りましょう。2回分をまとめて塗ることは避けてください。


アダパレンはメイクをしても大丈夫ですか?

アダパレンは就寝前に塗る薬のため、日中のメイクは可能とされることが多くあります。ただし、皮むけや乾燥がある時期は、刺激の少ない化粧品を選び、メイク落としもやさしく行いましょう。日焼け止めは欠かさず使ってください。

アダパレンの効果と使い方のまとめ

アダパレンでニキビ治療を続けるためのポイント

アダパレンは、ディフェリンゲルの有効成分で、毛穴のつまりを改善することでニキビに効果を発揮する処方箋医薬品です。白ニキビや黒ニキビだけでなく、赤ニキビにも効果が期待され、ニキビの再発予防にも使われます。一方で、ニキビ跡や毛穴の黒ずみの改善は効能・効果に含まれていません。


アダパレンは使い始めに乾燥や皮むけなどの副作用が出やすいため、1日1回就寝前に適量を塗り、保湿と紫外線対策を続けることが大切です。市販薬はなく、皮膚科などで処方を受ける必要があります。


副作用がひどいと感じる場合や、3か月たっても効果を感じない場合は、医師に相談しましょう。

参照リンク

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